美容スペシャリストな自分になるために

作成:2017.03.10

エステティシャン

「勧誘をあまりしたくない…」という人でも働ける? エステティシャンのノルマ制について


エステティシャンといえばフェイシャルエステや脱毛・痩身エステなど、人を美しくする施術のプロフェッショナル。女性人気がとても高いお仕事ですが、「ノルマが厳しくてつらい」という評判もよく聞くので、不安に思っている人も多いんじゃないでしょうか?
 
今回はそんなエステティシャンのノルマ制について、その実情を見ていきましょう。ノルマを達成するために、エステティシャンたちがどんな工夫を行っているのかについても紹介するので、これからエステ業界で働こうと考えている人は必見ですよ。

エステティシャンのノルマ制について

ノルマというのは主に月ごとに設定される、売り上げ目標の最低ラインのこと。エステ業界は競争率が高く、他店に売り上げで負けないように、厳しいノルマが課されているお店も多いと言います。ノルマが厳しくなるということは、売り上げを良くするための「勧誘」も激しくなるということですね。そのため、お客様が受けにきたサービスとは別のサービスを勧めたり、美容商品を買ってもらうために努力しなければならないんです。
 
とはいえ、強引な勧誘をするお店だという評判が立ったら、お客様からも敬遠されてしまうもの。無理なノルマを設定せずに、お店のイメージを大切にしているサロンも多くあります。また、たとえば「全身脱毛のみ」といった形でメニューを限定しているエステサロンなどでは、勧誘をする必要があまりないのでノルマの設定がゆるくなることも。お店の方針によって、どれくらいノルマを設定するか変わってくるんですね。
 
ノルマの種類としては、個人ノルマとお店全体のノルマの2種類があります。サロンによって個人ノルマだけだったり、それとは別にお店のノルマが課せられたりと仕組みは様々。中にはお店のノルマはあっても個人ノルマがないといったお店もあるので、職場選びをする際には詳細をよく調べておきましょう。その他、ノルマは決まっていないものの、その代わりに「営業目標」が定められているというサロンも多いようです。
 

ノルマが達成できなかったらどうなるの?

それでは、もし自分に割り当てられたノルマが達成できなかったらどうなるんでしょうか? お給料がマイナスされるというサロンは少ないようですが、ノルマを達成できないと人事評価が低くなってしまうので、昇進が難しくなってしまうこともあるとか。とはいえノルマが厳しい会社より、楽な気持ちで働ける職場を求める人も多いそう。お給料が下がっても、あえてノルマがゆるい会社に転職するというのも一つの選択肢ですよ。
 
実際に求人を見てみれば「ノルマなし」と記載されているお店も多いですし、不安であれば働く前にその会社が採用している制度についてきちんと調べておくと良いでしょう。
 

ノルマを達成するための工夫って?

エステティックサロンでは「歩合制」を取り入れているところが多いもの。大きく分けると「完全固定給」、「一部歩合制」、「完全歩合制」といった給与システムの種類があり、一部歩合制では指名数や売上に応じて固定給に歩合給がプラスされます。また完全歩合制は文字通り、固定給の設定がなく、収入のすべてが歩合給となるシステムですね。
 
そのため、もしノルマが設定されていなかったとしても、エステティシャンは売り上げを良くするために様々な努力を行っているものなんです。では具体的にどんな工夫を行っているのか、以下ではその代表的なものを見てみましょう。
 
エステティシャンにとって施術スキルはもちろん大切ですが、「カウンセリング」も欠かすことはできません。施術を行う前には「プレカウンセリング」を行って、お客様の状態をしっかりと把握。お客様に合ったサービスを提供できるようにします。そして施術が終わった後には「アフターカウンセリング」を行い、施術によってどんな効果が得られたのかを分かりやすく説明します。この時、お客様がまた来店して施術を受けたくなるように話して、リピート客を増やせるのが一人前のエステティシャン。そのためには不安を煽ったり、サービスを押し売りするのではなく、お客様のことを親身になって考えているというイメージを与えることが大切です。もしわざわざエステに来なくても、自宅でできるケア方法があるなら、そうした情報をきちんと教えてあげれば真摯な印象につながるはず。
 
また、エステティシャンは人を美しくする仕事なので、自分自身がキレイだと説得力がありますよね。清潔感のある身だしなみを心掛けるのはもちろん、メイクもナチュラル系で肌をキレイに見せることを意識すると良いでしょう。お客様に直接触れる仕事なので、ネイルを施したり爪を伸ばしすぎているのはNG。体を動かすことも多いので、ヘアスタイルは崩れにくく、下に垂れないようにするのがオススメです。

Author:美プロ編集部

この記事に関連するキーワード

関連求人を探す

expand_less