美容スペシャリストな自分になるために

更新:2022.01.27

作成:2022.01.21

クリニック

美容看護師とはどんな職業?お仕事内容とメリット3選!


 

美容クリニックでボトックス注射やヒアルロン酸注射など、アンチエイジングの治療を行う人も珍しくありません。また、プチ整形という言葉があるように、メスを使わない美容整形を気軽に受けられるようになりました。そのような美容クリニックで働く看護師を、「美容看護師」と呼ばれる事もあるのですよ。ここでは、美容看護師とはどのような職業なのか、仕事ではどんな事をしているのかをご説明します。

 

INDEX
■美容看護師とは
■美容看護師の仕事内容とは
■美容看護師になるメリット3選
■美容看護師は看護師免許が必要?
■まとめ

美容看護師とは


 

美容看護師とは、美容クリニックに勤務する看護師の事を指します。注射やレーザー機器を使用する美容皮膚科と、外科的手術を行う美容外科2つにわけられます。また、病院勤務をしていた看護師が美容看護師に転職する事も少なくありません。しかし、病院での勤務とは少し異なるようなので、実際にどのような業務を任されるのかを調べてから転職すると良いのではないでしょうか。

 

美容看護師の仕事内容とは


 

それでは、美容看護師の仕事内容とはどのようなものなのか見ていきましょう。ここでは、美容皮膚科と美容外科の2つにわけてご説明します。

美容皮膚科での仕事内容

美容皮膚科には、美白や脱毛、アンチエイジングを行うために患者さんが来院します。そこでは、ボトックスなどの注射のスキルが必要になるのです。また、美容皮膚科は美容外科に比べて回数を重ねて通院するため、一人の患者さんと密に付き合えるよう接客スキルも問われるでしょう。仕事内容としては、以下の事が考えられます。

 

  • カウンセリング
  • 診察や診療のサポート
  • 注射による施術
  • 美顔器や脱毛器などの機器操作
  • 電話受付や予約管理

美容外科での仕事内容

美容皮膚科には、二重まぶたを作る眼瞼手術や鼻を高くする降鼻術、脂肪吸引などを行うために患者さんが来院します。その他にも、タトゥーを消すためのレーザー治療や豊胸手術なども行ないます。手術の時間が長いと患者さんの体に負担をかける事になるので、スピーディーに対応できるよう医師のサポートをしていくのも美容看護師の仕事です。

 

  • カウンセリング
  • 診察や診療のサポート
  • 整形手術の介助
  • 電話受付や予約管理

美容看護師になるメリットとは


 

美容クリニックに勤務する美容看護師になることで得られるメリットには、どんな事があるのでしょうか。せっかく就職するのなら働きやすいと感じられる職業が良いですよね。これまでの働き方と比較して、少しでも魅力だと感じられたら美容看護師に挑戦してみても良いのではないでしょうか。

【メリット1】夜勤がなく体への負担が少ない

多くの美容クリニックには入院施設がなく、夜勤や業務時間外のお仕事をする必要がないので体への負担が少なくメリットと感じる人も多いでしょう。病棟で勤務している場合に、夜勤と日勤の繰り返しで生活リズムを掴みにくいという事もあります。看護の仕事はしたいけど、夜勤はできない…という人にはピッタリのお仕事なので、人気があってスタッフ募集の求人が掲載されても、すぐに決まってしまうかもしれません。

【メリット2】日勤のみなのに給与水準が高い

美容看護師のお仕事は、給与水準が高いと言えるでしょう。美容クリニックでは、自費診療で行う治療も多く、クリニックの利益も上げやすいので美容看護師のお給料にその分反映されているのです。また、治療の契約や店販などに付与されるインセンティブ制度があれば、さらにお給料はアップ!お金をたくさん稼ぎたいという人にはピッタリなお仕事です。

【メリット3】生命にかかわる事態が少なく精神的にも負担が少ない

美容クリニックで働く分には、生命にかかわる事が少ないというのもメリットではないでしょうか。一般的な病院では、外科や内科など人間の生死と隣り合わせになる事も珍しくありません。過酷な環境で働けば、それだけ精神面にも負担がかかります。その点、美容クリニックでは、メンタルがやられる事も少ないのではないでしょうか。

美容看護師は看護師免許が必要?


 

美容看護師になるには、看護師免許か准看護師免許が必要です。美容看護師が外科手術を行う事はありませんが、注射のスキルは必要になります。また、病院などで行う看護師業務をこなせる能力も問われるでしょう。

 

美容クリニックでは、生命にかかわる事態が少ないですが、医療行為をサポートする役割は変わりません。美顔器や脱毛器などの機器操作や予約管理などを行う分には免許は問われないのですが、悩みを抱えた患者さんにカウンセリングなども行うため傾聴力を高めたりカウンセラーなどの民間資格を取得したりしても良いのかもしれませんね。

 

ちなみに、看護師免許を取得するには、文部科学大臣の指定した学校で3年間以上学んでから卒業し看護師国家試験を受験します。その他、都道府県知事の指定した看護師養成所を卒業した人や准看護師免許取得後3年以上業務に従事、または准看護師免許取得後に指定の大学や養成所で2年以上修業する事で受験資格を得られます。病院に勤務するにしても美容クリニックに勤務するにしても免許が必要になるので、進路を決める際にはじっくり考える必要はありそうですね。

まとめ


 

美容看護師とはどのような職業なのかご紹介いたしました。美容機器を操作したり注射を打ったり、外科手術のサポートをしたりと多岐にわたって業務を担当します。美容看護師になるには看護師免許か准看護師免許が必要になりますが、やりがいを感じられるお仕事なのではないでしょうか。

 

美しくなりたいという人やコンプレックスを抱えた人が多く来院するので、美容に興味がある人にもうってつけのお仕事です。看護師免許は持っているけれど、夜勤のある病棟勤務は向いていない…と諦めかけている人も、美容看護師のお仕事はオススメです。

 

Author:美プロ編集部

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