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料理好きにはうってつけの職種・「調理師」になるには! 必要なスキルや学校選びのポイント


知識や技術を駆使して料理を作る「調理師」。お料理が好きな人にとっては憧れの職業ですが、調理師になるための方法は意外と知られていませんよね。「何だか職人気質の世界でハードルが高そう…」というイメージを持っている人も多いんじゃないでしょうか。
 
ということで、今回は料理のプロである調理師を目指すための方法をご紹介。免許を取得するための条件をはじめ、必要なスキルや学校選びのポイントまで取り上げていくので、調理師に興味があるという人はぜひ参考にしてみてください。

調理師になるため方法は大きく2つ!

調理師を目指すにあたって絶対に必要なのが「調理師免許」。この免許がなくても料理の仕事に携わることはできますが、調理師を名乗ることはできません。調理師免許を取得する方法には、大きく分けて以下の2つがあります。

調理師の養成施設を卒業する

まず最初は、調理師を養成する専門学校を卒業するという方法。厚生労働大臣が指定する施設を卒業していれば、あとは免許の申請を行うだけで調理師免許を取得することができるのです! ただし、養成施設での定期的な試験や実技試験は行われるので、まったくの無試験で資格を取得できるというわけではありません。施設や学校によって特色や通学年数が異なるので、後ほど詳しくご紹介します。

実務経験を積んで調理師試験に挑戦

2つ目は、2年以上の調理業務を経験した後に調理師試験に合格するという方法。レストランでの調理業務、スーパーでのお惣菜作りなどが実務経験にカウントされます。条件を満たしていればパートやアルバイトでの雇用形態であってもOK。受験のための条件を満たすことができれば、あとは試験に合格するだけです。
 

免許取得で終わりじゃない! 調理師に必要なスキルとは

調理師免許を無事に取得することができれば、調理師を名乗ることができます。とはいっても調理師の仕事は多岐にわたるもの。高級レストランなら味だけでなく見た目も素敵な料理が求められますし、学校や病院などの施設なら栄養バランスのとれた食事を用意する必要があります。自分が働きたい場所に合った食材の選び方や調理スキルが求められるんですね。
 
そして調理師の仕事は和食やフレンチなど、どんな料理ジャンルを扱うかによっても大きく異なります。日本料理なら魚のさばき方や和食の知識が必要になりますし、西洋料理を扱う場合にはコースの順番に合わせた味付けの変更や盛り付けの美しさにこだわりをもつのが一般的。各ジャンルに合わせた知識・技術を身につけていきましょう。
 
また、調理師にとっては“忍耐”も重要なスキル。料理の世界では調理技術や修行年数が重要視されるので、調理を任せてもらえるようになるまで数カ月から数年かかることも珍しくありません。最初のうちは掃除や食器洗い、ゴミ出しなどの雑用からスタートし、徐々に調理業務を行うようになるという職場もあるので、調理師を続けるためには修行に耐える我慢強さが最も大切なスキルとも言えるかもしれませんね。
 

種類が豊富な「調理師のための学校」

料理を作るのが好きという人や調理師免許の取得を考えているという人のなかには、どんな学校に通えばいいのか悩んでいるという人も多いんじゃないでしょうか。政府から認定を受けている施設であれば卒業すれば調理師免許の認定を受けることができますが、その種類は実に様々。専門学校や短期大学のほかに、調理に特化した高校も設けられています。
 
とはいえやはり最もポピュラーなのは、調理師を目指すための専門学校。通学期間は全日制なら約1年、夜間の場合でも1年半~2年という学校が多いので比較的短期間で卒業できるのが特徴です。学費は施設やコースによって100~200万とバラツキがあるもよう。そして調理師免許以外の資格が取得できるコースや、留学制度が充実している学科では学費が高くなる傾向があるようです。
 
また、実践的な調理練習に重きを置いている学校もあれば、栄養学を基本としたメニュー考案を学べるコース、スイーツやパン作りなどの製菓に特化した施設など、学校によって得意とするジャンルが異なります。学校選びの際には、自分がどんなことを学びたいのか、どんな調理師になりたいのかまで考えて、それに合致する施設やコースで選ぶことをオススメします。

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