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未経験者を採用する企業のメリットは?

未経験者を採用する企業は増えている

近年、未経験者を採用する企業が増えています。ここでは未経験者採用について、まとめたデータをご紹介します。

出典:ぱくたそ(www.pakutaso.com) [photo すしぱく/モデル OZPA] 

企業の人事担当者100人に聞いた1年以内に未経験者を採用した実績(複数回答)

上記の例を見てみると、未経験者の採用でも「業界未経験」「職種未経験」「まったくの未経験」3つのタイプに分かれるようですね。業界未経験でも多くの人が採用されていますが、理由として他の業界で培った社会人としてのスキルや業務スキルに期待している企業が多いということがわかります。

不況の影響で未経験者の採用に変化はあったのか?

不景気になると、採用市場では「実務経験者のみ採用」といった厳選採用が増えます。未経験の採用に変化があった理由を見てみると、不景気による業績悪化を抑えるためが主な理由のようです。そのため、スキルを求めるから未経験者の採用は積極的に行わない傾向があります。逆に、採用に変化がなかった企業の中には「業界に追い風が吹いているため人材確保が必要」といった理由をあげているところもありました。

未経験者を採用するメリットが知りたい

実務経験者のスキルは確かに即戦力となりますが、未経験者のもつ新しい可能性も魅力的です。こちらの項目では、企業が未経験者を採用する際のメリットについてご紹介します。

出典:ぱくたそ(www.pakutaso.com) [photo すしぱく/モデル 大川竜弥|Lala*] 

採用枠を広げれば人員不足の解消につながる

実務経験者の獲得は他の企業でもニーズがあります。そのため、「応募をかけても人材が集まらない」なんてことも。また、「技術力があっても人格に問題があり、周りと上手く仕事ができない」というケースもあります。採用の際、未経験者枠を設ければ間口が広くなったことによって求職者からの応募が増え、人員を充足できる可能性があるのです。

未経験者は意欲のある人が多い

未経験者にはスキルや経験はありませんが、「高い意欲」があります。前向きに物事を捉えて謙虚に学ぶ姿勢がある人なら、短期間で技術力を身につけて戦力になる可能性も。実務経験者の中には、今までのやり方と違って衝突する人や自分の考えと合わない場合すぐに退職してしまう人もいます。実務経験者よりも未経験者を採用したほうが良い場合もあるのです。

異業種の経験が活かせる

未経験者を採用する場合、異業種で培った経験を活かせる場合があります。例えば、マーケティングの経験がある人なら分析能力が優れており、新しい商品やサービスの開発に活かすことが可能。接客業や営業の経験がある人ならコミュニケーションスキルが高いので、仕事をスムーズに進めることができます。異業種の経験が企業に新しい風を吹き込むことがあります。

未経験者のポテンシャルに企業は期待している!

企業が未経験者へ求めること

企業側が求めている人材は未経験でも、基本的な社会人スキルやマナーを身につけている人材です。自分で物事を考えて行動でき、組織の理念を理解して適応できる人材でなければいけません。また、コミュニケーション能力や仕事に関しての前向きな姿勢が求められてきます。

社会人を経験していくうえで実につけた技術

パソコンのスキルやマネジメント能力、問題解決能力、接客対応スキルなど業種や職種が違っても使えるスキルを身につけていることが、ポテンシャル採用のポイントのひとつになります。また、どのような人とも話せるスキルも必要です。立場の違い、価値観の違い、年代の違いなど企業で働くと色んな人と関わることになります。学生のような砕けた話し方は好まれません。企業は、フォーマルな会話ができる人材を期待しています。

お客様の立場にたった視点

長い間同じ業界にいると、自分では気づかないうちに業界独自の言葉や習慣を他の取引先やお客様とのやり取りで使っていまい、不便をかけている場合があります。そのような状態に気づけるのが未経験者です。未経験者は業界に染まっていないこともあり、お客様や消費者と同じ立場の視点で物事を見聞きすることができます。お客様とのやり取りで業界独自のやり方を無意識に行なっていた場合、それを指摘してくれるので業務改善や業績の向上につなげていくことができます。未経験者の視点は企業にとっても、強みを生み出してくれる貴重なきっかけとなるでしょう。

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