就職活動での企業面接や商談、さまざまなシーンで活用されるようになったweb面接ツール。Zoomやskypeなど、オンライン上で世界中にいる人と顔を合わせて会話ができる便利なツールが増えていますよね。
カジュアルなやり取りであれば問題ないのですが、やはり就職活動での面接などではしっかりと挨拶をして好印象を与えたいもの。実際に企業に足を運ぶのとは違って、部屋の環境によっては暗く見えたり音声が途切れたりとマイナスになってしまう事もあります。そうならないためにも、web面接での挨拶マナーや好印象を与えるコツをご説明します。面接を始める前に、きちんと準備をしておく事も大切ですよ！
INDEX
■web面接での挨拶マナー
■web面接の挨拶で好印象を与えるコツ
■web面接を始める前に準備しておく事
web面接での挨拶マナー
web面接での挨拶マナーを見ていきましょう。企業のドアをノックして面接室に入るというような工程がないため、web上で自分の顔が映し出された瞬間から面接はスタートしていると考えておくと良いですよ。
基本的には座ったままでOK！
挨拶は座ったままでOKです。椅子に座り背筋を伸ばした状態で挨拶を始めます。立ってお辞儀をする事でアピールになる可能性もありますが、カメラ写りには注意しておきましょう！他の就職希望者と差を付けたいというような場合には、立って挨拶をするのも悪くはありませんが立ち位置や音声を気にする必要はあります。挨拶した声が面接担当者に届かないようでは逆効果なので、それであれば安全な方法を選ぶべきなのかもしれませんね。
お辞儀は丁寧に！
椅子に浅く腰をかけ、お辞儀は丁寧に行ないます。素早く頭を下げたら、一旦停止すると良いですよ。頭を下げてから顔を上げるまでの一連動作を流れるように行なってしまえば、お辞儀をしたことすらわからない場合もあります。きちんと丁寧にお辞儀をするようにしましょう。案外、お辞儀の印象で相手に与える印象も変わるものですよ。
話す速度はゆっくり落ち着いて！
面接担当者の質問に答える時は、はっきりと大きな声で答えるようにしましょう。インターネットを介している以上、聞き取りづらい事もあるのです。対面で面接を受ける時より受け答えの速度や発声には注意が必要です。普段、会話をする速度では速い可能性があるので気持ちゆっくり話している位が丁度良いでしょう。心配であれば、実際にオンライン上で親しい人と練習をしておくというのも一つの手段です。
視線を動かし過ぎない！
Web面接中は視線をきょろきょろと動かし過ぎないようにしましょう。対面で面接を受けるより顔の距離は近く、目線が動くのも見えるものです。自宅から面接を受けることで、物音が気になる事もあるでしょう。その都度、視線を動かしていれば面接担当者も疑問に思います。落ち着きのない人だな…と感じ取られてしまう事も。そうならないためにも、webカメラをまっすぐ見て話す事を心がけましょう。面接担当者の映るモニターもみて話すと少し目線がずれてしまうのでご注意を。
web面接の挨拶で好印象を与えるコツ
モニターの先にいる面接担当者に挨拶をする際に、好印象を与えるためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。通常の面接対策だけでなく、web面接の対策もしておくようにしましょう。
口角を上げ明るい表情で臨む！
笑顔の基本、口角を上げて明るい表情で面接を受けるようにしましょう。ニヤけているようでは不審に思われてしまうかもしれないので、あくまでも明るい表情でいる事を意識します。営業職の面接を受ける人は特に、自然な笑顔を作る練習をしておくと良いですよ。表情からその人の人柄さえも読み取る事ができるので、面接では最重要ポイントです。
部屋を明るくする！
普段、間接照明だけで過ごしている人も面接の日には部屋を明るくしましょう。マンションやアパートに備え付けられている照明で問題ありません。気になる人は、webカメラ用の照明器具を購入してみるも◎。その場合、光をあてすぎて顔がよく見えないなんて事にならないように注意が必要です。
聞こえやすくハッキリと話す！
どんな状況でもハッキリと聞き取りやすい声で話せる人は、好印象を抱かれるものです。日本語は口を大きく開けずに発音出来てしまう言語ですが、口をしっかり開けて話すようにします。そうする事で、聞き取りやすい声になりますよ。また、モニターを見ている面接担当者にも伝わりやすくなるのです。志望動機や企業に対する想い、自分の意志をしっかり述べられるようにしてあれば、自信をもって話す事ができるのではないでしょうか。
ヘアスタイルや身だしなみを整える！
当たり前の事ではありますが、面接は身だしなみを整えてから臨みましょう。モニターの前にスタンバイする前に必ず鏡を見て、髪の毛が乱れていないか確認しましょう。洋服にホコリが付いていないかなども見ておきます。また、ビジネスシーンに相応しいメイクをしているかも注意が必要です。メイクはいつも濃くするという人も、少し控えめにすると良いでしょう。
web面接を始める前に準備しておく事
さいごに、web面接を始める前にしておくべき準備をご紹介します。面接の時間に遅れたり接続が不十分なままだったりしないようにしてくださいね。
開始5～10分前にはスタンバイ！
面接開始の5～10分前には椅子に座ってスタンバイしておきましょう。まだ少し時間はあるから…と、あれやこれや別の事をしてしまうと時間にゆとりを持てなくなります。早めにPCの前に座り心を落ち着かせておきましょう。また、椅子に座る前に以下の事を再確認しておきます。
- ヘアスタイルに乱れはないか
- 部屋の整理整頓がされているか
面接の間、背景には自分の部屋が写るため綺麗に整理しておくべきです。見えないだろうと思っていた箇所が、モニター内に映りこんでしまうなんて事も。面接が始まってしまえば直す事はできません。開始5～10分前に席に着くその前に確認しておいてくださいね。
web面接ツールの設定は済ませておく！
面接をスムーズに開始するには、ツールの設定を確認しておく事が必要です。時間になっても設定がうまくいかずに接続できないとなると、それでも減点対象となる恐れがあります。音声が聞こえない、カメラが映らないという事は頻繁にあるので、何度も通信環境を確認しておきましょう。
- 通信環境の確認をしたか
- 音声テストは行ったか
企業からツールの指定が来たらすぐに準備を始め、面接日までに何度も試しておくと良いですよ。事前に準備が出来ていない事は面接担当者にも伝わってしまうものです。待たせてしまうと面接担当者の時間も無駄にする事になるので注意しましょう。
カメラの位置を確認！
事前にカメラの位置も色々と試してみると良いでしょう。目の高さより少しだけ上に来るように設定し、目線が下がらないようにします。また、顔の下から写すと暗い印象になるので、光がしっかり入る位置に調整しておきます。
- 光が入る位置に調整したか
- 立って挨拶する場合の構図も確認したか
立って挨拶をすると決めている場合には、どの位置に立てばしっかり写るのか確認しておきましょう。座った状態でバストアップの画角で調整していて、立ち上がったら顔が写らなかった！なんて事になれば大変です。事前にカメラリハーサルが必要ですよ。
履歴書や経歴書は手元に用意！
面接中にも自分で確認できる位置に履歴書や経歴書のコピーを置いておきましょう。これまでの経歴やいつ卒業したのかなど、聞かれた時にサッと答えられると良いですよね。正直、全ての西暦や日付を覚えておくのは難しく、そんな時に履歴書のコピーが役立つのではないでしょうか。
また、筆記用具とメモ用紙も準備しておきましょう。PCでメモをしたい所ですが、タイピング音が響いてしまうので面接中はNG。そして、メモを取る際には目線が動いてしまうので、ひとこと「メモを取らせていただいてよろしいでしょうか」と断ると良いですよ。面接担当者を待たせる事のないよう、素早く手書きでメモを取りましょう。
- 履歴書や経歴書のコピーは手元に用意したか
- 筆記用具、メモ用紙を用意したか
ここまで、web面接での挨拶マナーや好印象を与えるコツを紹介してきました。オンライン上で何かをする事が増えている今だからこそ、身に付けておくと良いのではないでしょうか。対面で行う面接とは違って、自分をアピールしにくい環境でもあります。しかし、やり方次第ではそのあたりもクリアしていけるので、前向きに捉えて明るく面接に臨めるように準備しておきましょう！