引き出物にかける金額の平均は?
ゲスト一人当たりに贈られる引き出物の金額は平均6,500円。内容は引き出物にプラスして引菓子などを添えるのが一般的です。引き出物にはカタログ式ギフトや食器類、引菓子には賞味期限が比較的長い焼き菓子が選ばれています。
また、引き出物の数については地域差が見られます。奇数分の引き出物を贈ったり、あらかじめ贈る品数が決まったりしている地域も。先祖代々のしきたりを守っている地域もあるため、両家でじっくりと相談して決めてくださいね。
以下では、引き出物の中でも特に多い「カタログ式ギフト」と「食器類」に分けて、平均的な費用をご紹介しています。
引き出物の平均的な金額(ゲスト一人当たり)
平均…6,500円
カタログ式ギフト
- 友人、同僚…約4,000円
- 親族、目上の人…約5,000円
食器類
- 友人、同僚…約4,000円
- 親族、目上の人…約7,000円
引き出物の金額は地域によって違う?
引き出物にかける金額は、地域によって差があります。
会費制が主流の北海道では、引き出物の金額も他県と比べて控えめ。一方、北陸・四国の一部の地域などは、ゲスト一人当たりに渡す引き出物の品数が多いため、金額が10,000円近くなることもあるのだそうです。
地域別にみる引き出物・引菓子の金額(ゲスト一人当たり)
- 北海道…1,900円
- 青森・秋田・岩手…5,900円
- 東海…8,000円
- 宮城・山形…6,100円
- 福島…6,300円
- 茨城・栃木・群馬…6,800円
- 首都圏…6,400円
- 長野・山梨…7,400円
- 静岡…7,300円
- 新潟…9,100円
- 富山・石川・福井…9,200円
- 関西…6,600円
- 岡山・広島・山口…7,300円
- 四国…7,500円
- 九州…5,100円
ゲストや両家のしきたりに合わせた「贈り分け」も
最近では、ゲストや両家のしきたりによって引き出物の品物を変える「贈り分け」が主流になっています。
そもそも贈り分けは、貰うご祝儀の金額を予想して「ご祝儀を多く包んでいただいたから、少し手厚くしよう」とする配慮からきたもの。今では「ご祝儀の金額に合わせて引き出物を準備する」というのが当たり前のマナーとなってきました。
ただ、一目で引き出物に差があると分かってしまうのは良くないため、同じ紙袋に入れるといった工夫が必要になります。逆に、用意した引き出物に見合わない金額のご祝儀を包んでいただいたのであれば、後日あらためてお礼をするのが◎。焼き菓子などを添えて感謝を述べましょう。
また、両家のしきたりが異なる場合も贈り分けが必要になります。両家で別々の引き出物を用意してゲストに渡したほうが、トラブルを避けられる可能性が高いかもしれません。