ベールアップとは
ベールアップとは、挙式において、新婦の顔を覆っているベールを新郎が優しくあげる儀式のこと。指輪交換まで新婦の顔はベールで覆われています。ベールによって守られていた新婦のベールを新郎があげることで、新婦を守るものが何もなくなり、「これからは、私が守っていきます」という決意を表すもの。ベールアップすることで、2人の間に遮るものがなくなり、「これからは、何も隠すことなく、幸せな家庭を築きます」という意味も込められています。
新郎には、この神聖なベールアップをぜひスマートに行ってもらいたいですね。
ベールアップのやり方
スマートにベールアップを行えるように、上手なやり方をご紹介いたします。
ベールアップのやり方
- 新郎は、新婦側に1歩踏み出して近付く。
- 両手を肩幅に広げて、ベールの内側に親指を当てるようにしてベールの端を持つ。
- ベールをゆっくり大きくめくって、ふんわり膨らませるように上まで持って、新婦の頭の向こう側まで持って行く。その時、新婦は軽く膝を曲げて、少しかがんで状態を低くする。
- ベールをめくり終わったら、両手で新婦の手を握り、状態をゆっくり元に戻してあげる。ベールの裾が折れていたら、慌てず素早く直しましょう。
余裕があれば、一度事前に練習してみることをおすすめします。
ベールアップを成功させるポイント
次に、ベールアップを成功させるポイントをご紹介いたします。
ベールアップ成功のポイント
- 新郎新婦2人の息をピッタリ合わせる
- ベールアップを行う際は、猫背になったり、つま先立ちにならないように気を付ける
- 新婦は、新郎の動きに合わせて体勢を少しずつ変えていくようにする
- 新婦は、新郎がベールアップを終えるまで、腰をあげないように気を付ける
- 新婦は、腰を落としすぎず、適度な高さに保つ
- 新郎は、ベールアップの動作をゆっくり大きく包み込むように行うようにする
ベールアップは、一見簡単なように見えますが、やってみると意外に難しいもの。「ベールをあげるだけでしょ。」なんて言わずに、ぜひ一度練習して、コツをつかんでおきましょう。練習しておくと、結婚式本番も安心して迎えることができますし、本番もスマートにベールアップを行うことができます。