人生のメインイベントとも言える結婚式。多くの新郎新婦が初めての経験なので、何が必要なのか、結婚式で何をすれば良いのか、全く分からないという人も。そんな時、結婚式が無事終わるまで新郎・新婦を支えてくれるのが、縁の下の力持ちであるブライダルプランナーです。
ブライダルプランナーはいつも影から主役の2人を支えているので、具体的にどんな仕事をしているのか、知らない人も多いですよね。やらなければならないことがたくさんある結婚式で、ブライダルプランナーがどのように動いていくのか、また、休日やお給料はどうなっているのか、詳しく見ていくことにしましょう。
ハードだけどやりがいのあるブライダルプランナーの仕事
ブライダルプランナーの最初の仕事は、新郎新婦の要望を引き出すこと。どのような結婚式にしたいか、日程や予算といった具体的な希望を詳しく聞き取り調査。それに沿って、衣装や会場に飾る花、料理や引き出物など、結婚式で準備すべきあらゆるものを決めていきます。
新郎新婦と相談して決定したことは、ドレスコーディネーターやフラワーアートコーディネーターなどのブライダルスタッフに的確に伝え、手配を進めていくも重要な仕事。ミスのないよう、しっかり確認しながら仕事を進めていきます。
結婚式当日はブライダルアテンダントや司会者などと打ち合わせをしたり、スタッフに細かな指示を出しながら、タイムスケジュールに従って結婚式を進行します。華やかな新郎新婦を一番近くで見守れるので、結婚式本番はブライダルプランナー冥利に尽きる時間ですね。
気になるお給料やお休みは?
ブライダルプランナーのお給料
結婚式は新郎新婦にとって大切なイベント。そんな時に失敗は許されず、大きなプレッシャーを感じる職業なのでお給料も高いのかな? と期待してしまいますが、初任給は一般的な18万円程度。もちろん経験を積んでいけば、お給料は上がっていきます。企業に属している場合は35万円ほどまで上がる場合も。
フリーで活躍しているブライダルプランナーの中には、なんと年収600万円を超える人も。フリーになると収入が飛躍的に上がる可能性はありますが、仕事がなければ収入はゼロに。フリーを考えている人は自分がやっていけるのかどうか、見極めてから活動するようにしましょうね。
就業時間はどのくらい? お休みはいつ?
企業に勤める場合、1日の実働時間は8時間程度。ですが、担当している新郎新婦によっては遅い時間帯でしか打ち合わせが出来ないこともあるので、勤務時間が変動的になったり、残業も多い傾向があります。
結婚式は土日や祝日などの休日に行われることが多いので、ほとんどのブライダルプランナーの勤務はシフト制。会社によって違いますが、月当たり7日~9日のお休みが保障されていることがほとんど。
持っておきたい、ブライダルプランナーの資格
ブライダルプランナーが一番大事にしなければいけないのは、新郎と新婦にとって最高の思い出になる結婚式を実現すること。最近はありふれた結婚式ではなく、自分たちだけのオリジナルの結婚式をあげたい! という人が増えていることもあり、ブライダルプランナーには幅広い知識が求められています。
また、ブライダルプランナーとしての知識や能力を証明するものとして、ブライダルプランナー検定というものも。全米ブライダルコンサルタント協会(ABC協会)が認定する資格で、形態はステップアップ方式。検定に受かれば良い結婚式ができるというあけではありませんが、資格があればお客様の信頼にもつながるので、持っていて損はありませんよ。
新郎新婦と一緒に結婚式を作っていくブライダルプランナーは、何かを作り上げる楽しさや達成感を感じることのできる職業と言えます。ブライダルプランナーになったらきっと、結婚式のワクワク感を何度でも味わえますよ。主役の2人や列席者の人に喜んでもらえるように、さまざまなアイデアを出して楽しい結婚式を作っていきましょう。