結婚式を控えたカップルの頼れる味方、それがウェディングプランナー。結婚式に関するスケジュール管理をすべて取りまとめる立場にあるため、とても忙しいイメージがありますよね。
忙しい中でも華麗に仕事をこなすプランナーたちは、普段どんな風に仕事をしてどんなお休みを過ごしているのでしょうか。今回の記事は、ウェディングプランナーの生活に関する情報をお届けします!
INDEX
■ウェディングプランナーの1日【挙式が無い日】
■ウェディングプランナーの1日【結婚式の日】
■ウェディングプランナーの仕事一覧
■ウェディングプランナーの休日
ウェディングプランナーの1日【挙式が無い日】
まずは、挙式が無い日の仕事の流れを一例として紹介します。その日の打ち合わせの予約状況にもよりますが、以下のような流れで1日が進むことが多いでしょう。
- 9:00
- 出勤、朝礼やミーティング
- 10:00
- メールチェック
- 10:30
- 新郎新婦との打ち合わせ
- 12:30
- 昼休み
- 13:30
- 新規のお客様対応
- 15:00
- 書類作成などのデスクワーク
- 16:00
- 挙式に関する社内打ち合わせ
- 17:30
- 書類作成などのデスクワーク
- 18:00
- 新郎新婦との打ち合わせ
- 19:00
- メールチェックや書類対応
- 19:30
- 退勤
平日であれば新郎新婦の仕事終わりの時間に合わせて、18時過ぎから打ち合わせが入ることも。また、仕事の無い週末に打ち合わせを希望されることも多いので、多い日には1日3~4件の打ち合わせ・お客様対応が入ることも。
式の打ち合わせや新規のお客様の対応を終えた後には、その日のうちに書類の作成とメール対応をすることも必須。打ち合わせの数だけデスクワークも増えていくので、日によっては21時過ぎまで残業をすることもあります。
ただ、一般的に閑散期とされる年末年始や夏の時期には定時で帰宅できることも。時期によって1日の流れが大きく異なってくるのが、ウェディングプランナーの仕事の特徴なのです。
関連記事:ブライダル業界を支える仕事とは?
ウェディングプランナーの1日【結婚式の日】
続いては、担当する新郎新婦の結婚式がある場合(お昼の挙式・披露宴の場合)の1日の流れをご紹介します。滞りなく結婚式を終えることが何よりも優先になるので、通常とは異なる1日となりますよ。
- 7:30
- 出勤、1日の流れを確認
- 8:00
- 新郎新婦をお出迎え
- 8:30
- 新郎新婦の着替えとヘアセットを行いつつ、1日の流れを最終確認
- 10:00
- 親族をお迎え
- 11:00
- 挙式開始
- 11:30
- 挙式終了、写真撮影
- 12:00
- 披露宴会場の最終確認
- 12:30
- 披露宴開始
※披露宴の間も、式の進行を見守ったり新郎新婦のアテンドを行ったりします! - 15:00
- 披露宴終了
- 16:00
- 新郎新婦に挨拶、お見送り
- 16:30
- 披露宴会場の片付け
- 17:30
- 別のカップルとの打ち合わせ
- 19:30
- 書類作成・メール対応など
- 21:00
- 退勤
新郎新婦が到着するよりも早い時間に出勤することが必須。そのため、式が始まる時間にもよりますが、結婚式がある日は早朝出勤の場合も多々発生してきます。
実際に結婚式が始まったら会場の近くで待機し、式が予定通りに進むように見守ります。式が無事に終了したら新郎新婦をお見送りし、会場の忘れ物チェックや他のスタッフとの反省会を行います。
繁忙期であれば結婚式を終えた後に別のカップルとの打ち合わせが入る日も多いので、式が終わったからと言って気を抜くことは禁物ですよ。打ち合わせの後に書類作成やメール対応を行い、21時頃に退勤となる日が多々。
ウェディングプランナーの仕事一覧
続いては、プランナーが行う仕事の種類をご紹介します。ここでご紹介するのはあくまで担当一貫制の場合のお仕事なので、担当分業制の場合はこの中の一部を専任して毎日行うことになりますよ。
関連記事:担当一貫制と分業制の違い
・新郎新婦への提案営業
結婚式を検討している新郎新婦のお二人に対して、挙式や披露宴の提案を行います。理想の結婚式をヒアリングした上で、その希望に沿った演出なども踏まえて提案することが必要に。価格の交渉もプランナー自身が行います。
・式場の案内
式場に来た新郎新婦のお2人に対して、式場の案内をします。チャペルや披露宴会場、待合室や喫煙所まで細かく質問を受けるので、式場のことを隅から隅まで把握しておくことが必要に。
・成約手続き
成約が決定したら、書類作成などの成約手続きを進めます。大きな金額が動くため、上長などに確認をしながら成約書類を完成させていきます。
・新郎新婦との打ち合わせ
成約いただいた新郎新婦との打ち合わせを行います。目安としては、挙式の約半年前から4~5回ほど。その他、新婦とのヘアメイク打ち合わせや新郎とのサプライズ打ち合わせなど、挙式が近くなるとイレギュラーな打ち合わせも発生してきます。
・新郎新婦のスケジュール管理
挙式までには、プランナーはもちろんのこと、新郎新婦が自分たちで進めるべき準備も数多く存在します。それらの進め方を伝えたり、期日を設けてリマインドをしたりするのもプランナーの仕事となりますよ。
・ブライダルフェアの運営
試食会や模擬挙式、引き出物のご案内など、年に数回行われるブライダルフェアの運営を行います。
・外部業者とのやりとり
司会者の手配、フラワーショップとの連携、音響スタッフとの打ち合わせなど、社外のスタッフとのやり取りも多く発生します。社内外との連携が上手くとれないと挙式がスムーズに進行しないので、漏れなく正確にやり取りを行うことが必須。
・招待状や座席表の手配
披露宴で使用するペーパー類を式場に注文してもらう場合、それらのデータ入力や手配もプランナーの仕事内容になります。
・問い合わせ、クレーム対応
新郎新婦からの問い合わせや、クレームの対応もプランナーが行います。挙式が近づくと、休みの日でも担当している新郎新婦から急ぎの連絡が入ることも多くなります。
・式前日の最終確認
それまでしてきた準備に不備がないか、前日に確認を行います。少しの抜け漏れも無いよう、入念な確認作業を行うことが必須。
・式当日のアテンド
結婚式当日は、新郎新婦との最終確認や式のリハーサル、会場の最終チェックなどを行います。本番中は会場の近くに控えていて、着替えや移動の際のお手伝いをします。
ウェディングプランナーの休日
新郎新婦の予定に合わせて働くのがウェディングプランナーの仕事。そのため、閑散期以外は平日休みになることがほとんど。特に、ブライダル業界はエリアを問わず火曜日を定休にしている会社が多いのが特徴的。それでは、お休みの日にはどんな過ごし方をしている人が多いのでしょうか?続いてはウェディングプランナーの休日の過ごし方をご紹介します。
話題のスポットで市場調査
結婚式には、その時のトレンドを取り入れることが大切。流行りのスイーツやトレンドカラー、ファッションや音楽など、とにかくたくさんの情報を仕入れておくことはプランナーとして必要不可欠です。
新しい情報を常に仕入れておくことで提案の際にも自信を持って自分の意見を言うことができますし、新郎新婦からも頼りにされる存在になれますよ。
他の式場のブライダルフェアに参加
他の式場について知っておくことも、ウェディングプランナーにとって大切な仕事の一つ。結婚式場のブライダルフェアは誰でも参加できることがほとんどなので、競合調査のためにフェアに参加をするというのも良い過ごし方でしょう。
そこで学んだ新しい演出などを自社に持ち帰って提案することで、やる気を認めてもらいやすくなりますよ。
とにかく寝る!日頃の疲れをリセット
なかなか連休が取れないプランナーの仕事だからこそ、休みの日にはとにかく寝て過ごすという人も多々。お休みが1日しかないと、どこかに旅行に行ったり少し遠出したりするとあっという間に休みが終わってしまいますよね。
せっかくの休みに身体を休められないと疲れがどんどんたまってしまうので、日頃の疲れをリセットするためにもとにかくベッドの上でダラダラ過ごすことも時には大切でしょう。
美味しいお店で食事をする
連休が無いと旅行に行くことはなかなか難しいものの、美味しいお店を探して食事をすることはできますよね。土日では予約が取りにくいレストランでも、平日であればすんなり予約できることも多々。
美味しいものを食べにいきつつ、二次会におすすめのカフェやバーを探したりレストランの内装を式場装飾の参考にしたり、プランナーならではの目線で楽しむことが出来るはず。
関連記事:ブライダル業界の休暇事情