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結婚式でのマナー、あなたは大丈夫?ゲストが心掛けること


 

大人になると結婚式にお呼ばれする機会が増え、着ていく洋服やテーブルマナーなど、意外と知らない事がたくさん。大切な友人や家族の結婚式に、祝福の気持ちも込めて、きちんとマナーを守って参列したいものですね。

 

それでは、結婚式にお呼ばれしてから実際に参列した際のマナーをご紹介します。初めて結婚式にお呼ばれした方など、是非、参考にしてみて下さいね。

 

INDEX
■準備編
■ご挨拶編
■服装編
■披露宴編
■特に注意したい結婚式マナー
■まとめ

 

準備編


 

それでは、まず、結婚式にお呼ばれされた時に自宅に届く「招待状」から見ていきましょう。招待状が届いた時から、結婚式のマナーがスタートします。

招待状の返信マナー

招待状には形が決まっておらず、個性溢れるデザインのものが送られてきます。一方で、招待状の「返信用はがき」は従来のマナーにのっとった縦書きのものが主流です。

 

また、招待状の差出人が新郎新婦だけではないので注意してください。差出人が両家ご両親などの場合も多くありますので、友達感覚で気軽に書いて、先方のご両親に驚かれることのないように、マナーを知っておきましょう。

 

返信はがきはいつまでに出すの?

 

招待状が届いたら、記載されている期限までに返信はがきを送付するのが、最低限のマナーです。届いた日から2~3日以内に送付できると理想的です。

 

なぜならば、新郎新婦はこの返信はがきを受け取ることで、出席者の人数を把握し披露宴の席次決めや料理や引き出物の数などを決めています。人数の確定が早ければ早いほど、準備をスムーズ進めることができるのです。

 

早めに返信はがきを投函してあげられるように、招待状が届くのがわかっているのであれば、こまめに自宅のポストを確認しておきましょう。うっかり気付かずにいて、返信期限が過ぎてしまったなんてことの無いように注意してください。

 

ボールペンでもいいの?何色で書くの?

 

ボールペンでも構いません。本来のマナーだと、「毛筆」あるいは「黒インクの万年筆」を使用するのが正解です。ですが、普段毛筆に慣れていない人がいきなり文字を書いても、滲んでしまったり震えてしまったり、読みにくい仕上がりになってしまうことがほとんど…。

そのため、自信がない場合は無理に毛筆での返信にこだわる必要はありません。普段書き慣れているボールペンを使用して、綺麗な文字で返信をするようにしましょう。

 

ただし、色は「黒」だけ。可愛いからとピンクなどのカラーペンで書くのはマナー違反なので気を付けてくださいね。そして、間違っても不祝儀の色である「グレー」は使わないように注意が必要です。

 

その他、「寿消し」と言って「御」や「御芳」などに二重線をひきますが、その代わりに上から「寿」と書いて消す方法があります。また、「お祝いごとには終止符を打たない」という理由から「、」や「。」の句読点を打たないようにして返信すると良いでしょう。

ご祝儀に関するマナー


 

結婚式にまつわる悩ましいことのひとつに「ご祝儀」があげられると思います。基本的には新札を用意するのがマナーですが、どうしても難しい場合は新札でなくても構いません。しかし、結婚式は前もって招待されるものなので、新札を準備することで「結婚式を楽しみにしています」といった気持ちを表すことができます。お札が新札かどうかだけでも、そのひととなりを見られることになりますので、なるべく準備をしておいた方が良いでしょう。

 

ちなみに、「新札」「ピン札」で違いがある事をご存知でしょうか。

どうしても新札を用意できなければ、ピン札を包んでも受け取った側はそれほど気にならないでしょう。

 

また、ご祝儀に包む金額も悩みのひとつ。一緒に参列する友人とご祝儀の金額が違ったら「ケチ」と思われてしまいそう、もしくは「見栄っ張り」と思われてしまうのではと、不安になってしまいますよね。

 

新郎新婦が自分にとってどの立場の人かによってご祝儀の目安も変わってきます。ご祝儀は、地域の特徴や「家」のしきたりなどでも大きく左右されますが、おおよその目安をご紹介していきます。

 

新郎新婦が友人の場合

 

ご祝儀の目安は2~3万円が相場といわれています。

かつては「二」という数字は二つに割れるので縁起が悪いとされてきましたが、現在では「二人の幸せを祈る」とか「カップルを意味する」ということから、二万円を包むことは許容されてきています。

 

一万円札2枚を包むことに抵抗がある人は、五千円札を2枚にして、合計3枚のお札を包めば奇数の「三」になりますので、そのようにしてくのも良いでしょう。ただし、「四」と「九」は現在でもNGとされている数字です。この金額を包むことは避けましょう。

 

新郎新婦が親族の場合

 

新郎新婦が親族の場合は、友人の時より、親族間のしきたりなどがある場合がありますので、決められた申し送りに従うと良いでしょう。

 

あくまで目安になりますが、招待された人数に合わせて5~10万円が相場と言われています。「準備資金の一助」という意味合いを込めて、そのような金額にするようです。

 

ご祝儀袋の包み方

 

ご祝儀袋は、かばんや服のポケットからそのまま出すことのないようにしましょう。ご祝儀袋は「ふくさ」に包んで持って行きます。

 

ご祝儀をむき出しで取り出すのはマナー違反とされていますし、そのまま、かばん等に入れてしまうと袋が痛んでしまう原因になります。ふくさは、一般的に赤やオレンジなどの暖色系が慶事用、紺や緑などの寒色系が弔事用となりますので、間違いのないよう気を付けてくださいね。また、紫色は慶事・弔事どちらにも兼用できるとされていますので、紫色のふくさを1枚持っておくと便利ですね。

ご挨拶編


 

次は、結婚式当日、会場に着いてからのマナーを見ていきましょう。まずは、結婚式場に着くと受付を済ますことになります。そこで、事前に用意したご祝儀を受付の担当者に渡し、芳名帳に記入します。

受付にて

会場に着いて、受付の担当者に「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を述べるのがマナーです。受付では、新郎側と新婦側、どちらの知り合いまたは親族かわかるように「新婦友人の○○です」と伝えると、受付担当者もわかりやすいので親切です。

ご祝儀を渡す

ご祝儀を渡す際には、受付担当者の前でふくさを開け、表書きが相手に読める向きにして両手を添えて渡しましょう。

芳名帳の記入

最近では、受付時間の短縮とゲスト側の負担を減らすため、芳名帳のかわりにゲストカードの提出で済む場合もあるようですが、一般的には芳名帳の記入になります。

 

芳名帳の記入をする場合には、丁寧な字で名前と住所を記入しましょう。自分の字に自信がなくても、友人に代理で書いてもらうなどはせず、心を込めて記入しましょう。

服装編


 

結婚式にお呼ばれして、どんな服装で参列するか迷ってしまいますよね。男性であればビジネススーツではない準礼装で出席するのが一般的ですが、女性の場合、どんなドレスを着るか、アクセサリーは何が良いのか、靴はどんなもの?など、考えることがたくさんあります。その中で、女性が着ていく服装とネイルデザインについて見ていきます。

結婚式での服装マナー

ドレス選びの際は、まず、「自分の衣裳を披露する場ではない」ということを心得ておきましょう。結婚式や披露宴はフォーマルなお祝いの場です。フォーマルにふさわしい素材のドレス選びをおすすめします。

 
【×避けた方が良いドレス(服装)】

結婚式では、花嫁よりも目立つドレスはNG!また、白のドレスは花嫁のためのものなので、真っ白なドレスもNGです。また、あまりにも過度な露出も好ましくないので、ドレスのデザイン上、肩が見えるのであれば羽織物を使うなど、目立ち過ぎない服装で参列してくださいね。

結婚式でのネイルマナー

普段から、爪にネイルアートを施している人も多いと思います。いつも通りのまま行くのではなく、一度、自分のネイルを確認してみて下さいね。結婚式には避けた方が良いネイルがあります。無意識にマナー違反のネイルをしていないかチェックしてみましょう。

 
【×避けた方が良いネイルデザイン】

普段は、派手なネイルが好きな人でも結婚式に参列する時には、上品なネイルで臨んでみて下さいね。ツートンカラーは「分かれる」というイメージを彷彿させてしまうためNGです。普段は、全く問題ないのですが結婚式に参列する予定がある場合、ネイルサロンでのデザイン選びは特に注意しましょう。

 

結婚式には、ネイルアートに馴染がなく好まない年齢層の方も沢山出席しています。新郎新婦をお祝いするという気持ちを込めて、主役を引き立てましょう。

披露宴編


 

結婚式の中で、一番長い時間、新郎新婦を祝福できるのが披露宴です。お食事を楽しみながら、新郎新婦の馴れ初めやゲストによる余興など、笑いあり涙ありの時間になります。両家の親族や会社の上司など、沢山の人が集まる時間。お酒も入り、つい飲み過ぎてしまって上機嫌になる人も少なくはありません。

 

結婚式で振る舞われるお料理は、新郎新婦により前もって決められています。どんなお料理が出てくるか楽しみでもありますよね。しかし、フルコースなどのナイフとフォークの使い方など、テーブルマナーが出来ていないと、恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。最低限のマナーは事前に勉強しておきましょう。

テーブルマナー

フォーマルな雰囲気の中、食べ慣れないお料理をいただくとなるとテーブルマナーが不安になる方も多いのではないでしょうか。せっかくの美味しい料理をスマートに食べられるようになりたいものですよね。

 

和食やフレンチ、フルセッティングや略式セッティングなどフォークやナイフなどの置かれる位置やタイミングは変わってきますが、基本的に外側から使うようにすれば問題ありません。その他でも、披露宴での食事中に控えた方が良い食事のマナーがあります。

 
【基本的な食事のマナー】

また、乾杯時のマナーとして「乾杯酒は断らない」「乾杯時はグラスをあわせない」などがあります。車の運転をしなければならない人や妊娠中など、お酒が飲めない人も乾杯酒は断らないのがマナー。実際にお酒を飲む必要はないので、グラスに口をつけて飲むふりをするだけで問題ありません。

 

乾杯時にグラス同士を合わせて音を出すのはNGです。グラスを胸の高さまで持ち上げ、目を合わせて「乾杯」と言って乾杯します。きちんとグラスを合わせなきゃと思っていた人は、注意してくださいね。

スピーチや余興に関するマナー

スピーチや余興を頼まれ、大勢のゲストの前に出る際は特に注意が必要です。他のゲストに非常識と思われてしまうような言動・行動をとると、新郎新婦に恥をかかせてしまうことにもなりかねません。

 

特に注意したいのが、緊張のあまり余興をする前に酔っ払ってしまう事。事前に準備してきた事も、せっかくのお祝いムードも台無しにしてしまうのです。スピーチや余興を頼まれた人は、大役が終わるまではお酒はほどほどにしておくと良いでしょう。

特に注意したい結婚式マナー


 

ここまで、様々な結婚式マナーをご紹介しましたが、まだまだ注意すべき点があり特に失敗してはいけないことをご紹介していきます。大切な人の結婚式で下記のような事をしてしまうと、結婚式を終えてからも関係がギクシャクしてしまいます。

 

信頼関係も崩れてしまうことなので、十分に注意していきましょう。

遅刻は厳禁

お祝いの場に遅れて参加することは、最も失礼にあたります。時間にルーズな人が友達だと思われ、新郎新婦の評判に関わるかも知れませんし、何より新郎新婦からの信頼もなくしてしまいます。

 

公共の交通機関を利用する場合は、遅延することも想定して、時間に余裕をもって行動しましょう。特に、降雪や台風などトラブルが起きやすい時期は気を付けましょう。

 

交通機関の都合によってどうしても間に合わないとわかった時には、自分で会場に連絡を入れるのがマナーです。

大声で騒ぐ、泥酔する

披露宴ではお酒がふるまわれ、お料理も美味しいことから、つい盛り上がってしまうこともありますよね。結婚式で十年ぶりに会った友人と、大声で会話をしたり大きな口を開けて笑ったりと、同窓会のように楽しんでいる人を見たことがあるかもしれません。言うまでもなく披露宴はカジュアルな場ではないので、そのような行動は慎むようにしましょう。

 

お酒を何度も注がれるうちに、自分がどのくらい飲んだか忘れてしまい、気が付いたら泥酔してしまっていたなんて事になると最悪です。泥酔してしまうと周りのゲストにも迷惑がかかりますし、なにより、大切な結婚式を台無しにしてしまいます。騒ぐ可能性のある人が周りにいる場合は、その人の友人が事前に注意を促しておくと良いでしょう。

他のゲストに絡む

お酒を飲んで上機嫌になり、フォーマルな場だということを忘れてしまうと、つい他のゲストに声をかけ、歯止めが利かなくなる人もいます。結婚式はゲストにとって「出会いの場」と思っている人もいるようです。

 

ゲストの中には様々な人が参列しており、親族などの気分を害してしまったり、子供連れのゲストなどに怖い思いをさせてしまったりと、他のゲストに迷惑がかかります。

 

お酒に飲まれている人もそうでない人も、度を超えて他のゲストに「絡む」ことのないよう、節度を守って参列しましょう。

まとめ


 

いかがでしたか?

結婚式にお呼ばれすることはとても嬉しいこと。「幸せのお裾分け」をしてもらい、普段の生活とはかけ離れたものを目にして、新郎新婦とのこれまでの付き合いを思い出すなどして、涙がこぼれてしまうこともありますよね。

 

新郎新婦としても、大切な人をゲストとして招いています。その気持ちを台無しにしないように、きちんとマナーを守りつつ祝福できると良いですね。

 

何気なく行った所作がスマートで美しいものであれば、あなたの株もあがり「しっかりとした人」という印象を与えられます。フォーマルな場に赴いた時に、きちんとした身のこなしが出来るよう、事前に結婚式のマナーのおさらいしておくと良いかもしれません。

 

参列する結婚式がどのような場所で行われるのか、また、どんな料理が出て来るのかなど事前に調査し対応できるようにしておくと、当日、安心して参列できますよ。また、結婚式当日には遅刻をしないように、時間にゆとりを持って出発しましょう。

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