美容スペシャリストな自分になるために
採用担当者必見!美容部員の応募が集まる求人作成のコツ<例文あり>
百貨店などの化粧品売り場では、国内ブランドから海外ブランドまでびっしりと建ち並んでいます。そこには、お客様のお肌に合うスキンケア商品や口紅やアイシャドウなどのコスメを提案する美容部員(BA: Beauty adviser)が活躍しています。また、美容機器の企画や営業を行う美容インストラクターと呼ばれる人たちもいますよね。そんな美容部員のお仕事に興味がある人達には、どのような求人広告が心に響くのでしょうか。「このブランドに就職したい!」とブランドで選ぶ人もいれば、「仕事内容やお給料、制服で決める!」という人もいるでしょう。今回は、美容部員に合った求人広告の作り方をご紹介します。
INDEX
■美容部員求人作成のコツ
■美容部員求人のタイトルやキャッチコピー
■美容部員の仕事内容欄
■美容部員の給与面
■美容部員ならではのPRや店舗紹介
■美容部員求人に適した写真
■美容部員求人を作成する上での注意点
美容部員求人作成のコツ
美容部員の求人広告を作成する上で、最も大切なのはブランドのイメージ(コンセプト)と職場の雰囲気を上手に伝えられるかという2点です。
ブランドによってコンセプトは全く異なりますので、入社したけど合わないなんて事があったら大変です。入社後のミスマッチを防ぐという意味でも、採用担当者は求人広告でしっかり自社を紹介する必要があるのです。また、「このような人が、○○ブランドに向いています!」というような表現を使って、採用したい人材をこっそりアピールしてみても良いかもしれませんね。以下に、例として紹介します。
【こんな人は、是非○○ブランドへ♪】
- チームワークを大切にしたい
- 色んな人の話を聞きたい
- ○○ブランドのコスメがとにかく好き
- トレンドは常にキャッチしている
- 語学力を活かしたい
関連記事:美容部員に向いている人物像を徹底解析!
また、求人広告を作成する上で気を付けなければならない点もあります。「女性の美容部員を募集したい!」と考えていても、「女性の美容部員募集」などの性別を限定する表記を使うのはNGです。記載しなければいけない事や使用してはいけない表現も法律で決められているので、採用担当者になったらそのあたりも注意しておきましょう。
関連記事:求人広告を作成する際の必須項目と注意点
美容部員求人のタイトルやキャッチコピー
求人広告のタイトルやサブタイトルは求職者にとって一番目につきやすい部分です。ブランドコンセプトや求職者にとってプラスとなる情報を書くようにしましょう。また、文章の長さも長過ぎず短すぎず、丁度良い文章量で作るのがポイントです。あれもこれもと情報を詰め込むと大切な情報が埋もれてしまう可能性も。サロンの特徴がひと目見てわかるようなタイトルを作成してみて下さいね。
【タイトルの作り方】
Step1.押し出したい待遇を集める
「未経験OK」「エイジングケア最高峰」「研修制度あり」「性別不問」「世界中のセレブが愛用」など、他店にはないような待遇を並べてみる
Step2.文章のように組み立てる
世界中のセレブが愛用するエイジングケア最高峰の○○!美容部員の経験がなくてもOK!研修制度があるので安心してデビューできます。性別不問です。
Step3.飾り文字などで強調する
《*世界中のセレブが愛用*》するエイジングケア最高峰の○○♪美容部員の経験がなくてもOK!研修制度があるので安心してデビューできます◎【性別不問】
このように、タイトルに載せたいワードを集めてから文章を組み立てると、伝えたい部分を残さず載せられます。飾り文字を付けた後でも、これなら文字数も72文字と読みやすい長さなのではないでしょうか。
美容部員の仕事内容欄
採用をした後にどのような仕事を任せるのか、明確に記載しましょう。「これまでに美容部員として働いていたのであれば、だいたいわかるだろう…」と、おおまかな説明で済ませてしまうのはNG。読む人によってはサロンの想いが伝わらず、「別のブランドも見てみようかな」と応募の機会を逃してしまう事も。
これまで美容部員として働いてきた人の中には、何らかの悩みを抱えて辞めたという背景もあるかもしれません。美容部員としての経験が浅く、以前勤めていたブランドでは研修がなく技術不足で業績をあげられなかった…なんて事も考えられます。「研修制度を受けてから再出発したい!」もしくは、「未経験だから研修して欲しい」と思っている人であれば、研修制度がある事が決め手となるかもしれません。
【美容部員の仕事内容例】
- 化粧品の販売、接客業務、カウンセリング、タッチアップなど
- 商品管理、商品陳列
- 新商品のPOP作成
また、美容部員のお仕事は、国内に住む人だけでなく海外からのお客様も多く来店するため語学力を必要とする場合があります。ブランドによって異なるので、海外からのお客様が来るとわかっていれば「英検*級以上」や「TOEIC***点以上」と応募条件に記載しておくのも一つの手です。
美容部員の給与面
美容部員の給与面は、正社員やアルバイト・パート、契約社員などの雇用形態に分けて「月給○○円~」「時給○○円~」などと記載します。ここで注意したいのが、最低賃金を下回らないという事。厚生労働省で発表している最低賃金以上の金額を設定するようにしましょう。
また、技術力の向上により設定していたお給料より高く設定できるのであれば、「※経験とスキルによって決定します」などと書いておくのも効果的ですね。(実際に、給与額を上げられる場合のみに限る)
その他にも、技術手当や交通費がある場合には、記載しておくようにしましょう。お給料として支給されるものが全て書いてある事で、就職した後のイメージも付けられるのではないでしょうか。
美容部員ならではのPRや店舗紹介
求人サイトの中で自由に入力ができるPRや店舗情報が用意されている事もありますが、そういった部分を有効活用するようにしましょう。求人作成で最も大切なブランドのイメージ(コンセプト)や職場の雰囲気を伝える場所として使用すると良いですよ。
【例:○○ブランドのコンセプト】
○○ブランドは、敏感肌の方でも安心してお使い頂けるスキンケア商品を提供しています。赤ちゃんのようなモチモチ肌を再び手に入れるべく、お客様一人ひとりのお悩みや生活習慣をヒアリングして親身になって解決へと導きます。お客様に喜んで頂ける接客と商品提供をしていきましょう。
【例:職場の雰囲気】
駅直結で雨の日も濡れる事無く通勤が可能です。化粧品売り場では、先輩スタッフの接客術をお手本にして疑問があれば何でも質問出来る環境です。美容部員の経験がなくても、研修制度も用意しているので安心ですよ。美容部員として一人前になるまで、手取り足取りお伝えしていきます。
【例:身に付くスキル】
接客マナーも含め、○○ブランドでは専門知識を学び高いカウンセリング力でお客様のお悩みを引き出していきます。そのため、カウンセリング力は格段に向上していきます。また、ハーブ検定などの美容に関する検定サポートもあるので資格取得によりスキルアップも目指せます。
美容部員求人に適した写真
求人サイトを見ていると各サロンのタイトルもよく目に入りますが、ブランドの商品や美容部員が働く姿を写真で紹介されているのを見かけます。美容部員を目指している人にとっては、どんな人が働いているのかを事前に確認できるのは嬉しいポイントです。また、ブランドによって異なる制服にも興味があるのではないでしょうか。以下のような写真を掲載すると良いかもしれませんね。
【例えば…】
- 在籍美容部員の集合写真
- スキンケア商品やコスメの写真
- 店内の雰囲気が伝わる写真
このように、働くスタッフがどんな人なのかを見る事ができたりサロンの雰囲気を写真から感じられたりするのは求職者にとって嬉しいポイントです。しかし、ここで注意しなければならないのが、スタッフを撮影して求人サイトに載せる際に、必ず本人の許可をもらうようにするという事です。
関連記事:求人広告に掲載する写真の効果的な撮影方法
美容部員求人を作成する上での注意点
ブライダル業界の求人広告を作る際に、気を付けなければならない点があります。求人広告の表記について、いくつか法律で禁止されている事があるのです。採用担当者はそのあたりを念頭に入れて作成するようにしましょう。
【NG表記を少し紹介すると…】
NG1.募集する年齢の幅を断定する
「20歳以上28歳未満の方」「28歳以下の美容部員経験者」など
NG2.募集する性別を断定する
「男性2名、女性3名の新卒募集」「美容学校でメイクを学んだ女性」など
このような表記は、「雇用対策法 第十条」および「男女雇用機会均等法 第五条」で禁止されています。とは言っても、サロンの方針として女性専用サロンとしている事もあるでしょう。年齢に関しても、募集したい世代がありますよね。サロンのイメージやコンセプトに合わせて採用活動を行いたいという事もあるでしょう。そういう場合には、以下のように表現を変えてあげると良いですよ。
【OK表現】
- 20代の美容部員が元気に活躍中
- 若年層のキャリア形成のため28歳未満の方を募集
- 男性スタッフも活躍中
求人サイトでは、たくさんの企業がスタッフを採用するために求人広告を掲載しています。数多い求人広告の中で、○○サロンの求人に目を留めてもらうためには、いくつもの工夫が必要です。また、求人サイトに掲載したらOKではなくて応募が入るまでは何度か内容を変更していくと良いでしょう。どんな言葉が求職者に刺さるのかはわからないので、虚偽の内容でない限り少しずつ変化を加えていく事が成功のカギとなるでしょう。
関連記事:求人広告の年齢・性別に関するNG表記集
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