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美容部員の就活で出題される筆記試験!問題の内容とその対策とは
美容部員になるためには勉強は不要でしょ?と思っているそこのあなた!実は、美容部員の採用フローの中に、筆記試験を導入している企業も多々あるのです。面接でどれだけ上手く受け答えができても、筆記試験に失敗してしまって不合格となることも。せっかくのチャンスを逃さないように、面接対策と一緒に筆記試験対策もしておきたいですね!
今回の記事では、美容部員の筆記試験で出題される内容やその対策方法をご紹介します。
INDEX
■筆記試験の内容
■筆記試験対策、何をすれば良い?
■美容部員の選考になぜ筆記試験が必要?
■焦らず落ち着いて試験に臨もう
美容部員の選考で問われる筆記試験の内容
筆記試験の中でも、さらにいくつかに分かれています。どの試験が出題されるのかは企業によって異なるので、応募の際に必ず確認をしておきましょう。
- SPI試験
- 正式名称は「Synthetic Personality Inventory」、1万社以上が導入している試験です。性格検査と能力検査を組み合わせた内容。言語や非言語、英語力をはかることができます。新卒用、中途用、SE職用というようにいくつかの種類に分かれているのも特徴的。
- 一般常識
- 国語、数学、社会、理科、英語の5科目に加え、時事問題が出題されるのが一般常識テスト。テキストの暗記だけではなく、今ニュースになっているような時事問題にも精通している必要があります。
- 企業オリジナルの試験
- その企業で扱っているブランドの名前や、商品の特徴などを問う試験が独自に出題されることも稀にあります。テキストが販売されているわけではないので事前対策も難しい試験と言えます。
一般企業の就職活動の際に導入されるような、「SPI試験」や「一般常識」が問われることがほとんどです。形式としては自宅で受験をすることができるweb試験と、試験会場で決められた日時に受験をするマークシート式試験に分かれています。Web試験であっても、会場と日時を企業から指定されることもありますよ。
最もよく導入されているSPI試験の能力検査では、以下の項目がよく出題されます。
<言語>
- 同意語・反意語
- 同じ意味の言葉、反対の意味の言葉を選択する
- 二語の関係
- 同じ関係を持つ言葉を選択する
- 熟語
- 記述された文章に最も適した熟語を1つ選択する
- 文章の並び替え
- バラバラに並んだ文章を1つの文章に組み立てる
- 空欄の穴埋め
- 文章中の空欄に当てはまる言葉を選択する
- 長文読解
- 長文の後に出題されるいくつかの問いの答えを選択する
<非言語>
- 四則演算
- 足し算、引き算、割り算、掛け算といった基本の計算
- 割合
- 計算によって数値を算出し、正しい答えを選択する
- 順列・組み合わせ
- 記述されている文章から導き出せる選び方を選択
- 推論
- 記述されている文章から導き出すことのできる推論を選択
- 図表の読み取り
- 図表の空欄を計算によって導き出し、正しい答えを選択
- 速度算
- 方程式によって速度を導き出し、正しい答えを選択
- 損益算
- 計算によって原価や利益などを導き出し、正しい答えを選択
美容部員として働いていく上で実際に必要となる知識はあまりありませんが、四則演算や損益算などは仕事においても活かすことのできる知識と言えるでしょう。
また、マークシートとは別に記述試験が出題されることも。大学受験のような難しい問題が出題されることはありませんが、自分の意見を論述することで一般常識や語学力があるかどうかを確認するという意図があります。
筆記試験の対策、何をすれば良い?
筆記試験が出題されると分かったら、実際に試験の日が来るまでに何かしらの対策をしておきたいですよね。筆記試験のために毎日勉強する必要はないものの、何もせずに当日を迎えるのは避けるようにしましょう。以下のような対策方法がありますよ。
・SPIのテキストを解く
美容部員の採用試験で出題される筆記試験は、いわゆるSPI試験のテキストから出題されるものも多くあります。言語に分類される日本語の熟語や漢字、文章の並べ替えなどの他、非言語に分類される推論や仕事算、速度算といった内容が書かれています。
SPIのテキストの内容は中学校や高校で習う内容ばかりですが、大人になって勉強をしなくなると意外と解けなくなってしまっているもの。テキストを何周かして、類似問題が出ても解けるようにしておきましょう。SPIのテキストは、書店にいけば1000円程度で手に入れることができますよ。
・単語帳を作って覚える
大きなテキストはなかなか持ち歩くのが難しいので、自分で単語帳を作って持ち歩き、空き時間に暗記をすると良いでしょう。小さな単語帳であれば、通勤中の電車や仕事の休憩時間にも眺めることができますよね。
漢字や熟語、英単語はもちろん、四則演算や仕事算といった計算問題も、例題を表に書いて解き方と回答を裏面に書けば勉強することができます。
・スマホのアプリを使って勉強
今は、スマホの無料アプリで筆記試験の勉強をすることもできます。複数ある選択肢の中から正解を選択するという出題形式。スマホがあればいつでも勉強が出来るので、夜寝る前や入浴中にもおすすめですよ。
ただ、やはり漢字の書き取りや計算問題などは実際に紙に書いて勉強をした方が身に付きやすいでしょう。それ以外の、四字熟語や英単語の勉強であれば適していますね。
・お試しの試験を受けてみる
選考を受ける企業で模擬試験を受けることは出来ませんが、実際にサイト上でSPIの模擬試験を受けることは出来ます。性格検査を受けられるサイトもあるので、自己分析をするのにも最適ですよ。本番の試験と同様に残り時間が表示されるので、緊張感を持って受験することができるはず。
美容部員の採用にはなぜ筆記試験が必要?
化粧品を提案販売するという美容部員の仕事には、一見筆記試験は不要なように思われます。それでは、なぜ美容部員の採用をする際に筆記試験を導入している企業が多く存在するのでしょうか?その理由をご説明します。
■語学力が求められるため
美容部員の仕事は、お客様と1対1で話して化粧品の提案をする仕事。そのため、丁寧な言葉遣いが必須なのです。漢字の読み書きはもちろん、正しく敬語を使えるかどうかも大切になってきますよ。
■計算力が求められるため
販売という仕事である以上、商品の値段を見て即座に合計金額を算出できなくてはなりません。その他、お客様から「この商品の3割引っていくらになりますか?」と質問された時にも、ササッと計算ができると良いですね、電卓を正確に使うという練習もしておくと良いでしょう。
■基礎知識が求められるため
接客中に、お客様と世間話をすることも多い美容部員。そのため、時事問題をはじめとした知識が必要となるのです。自分よりも年齢の高いお客様と話すことも多いため、会話を円滑にするためには基本的な知識が備わっていることが必須。
焦らず落ち着いて試験に臨みましょう!
筆記試験と言っても、毎回まったく異なる問題が出題されるわけではありません。出題傾向は毎回似通っている場合が多く、テキストを何度か読んでいれば解けるような問題がほとんど。
あくまでも筆記試験は面接に加えて採用の参考にするためのものなので、「筆記試験に集中しすぎて面接で話す自己PRや志望動機を考えていなかった…!」なんてことにならないように注意しましょう。
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