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頭痛や吐き気、あと30分でどうにかしたい…!二日酔いを治す方法・二日酔いに効く食べ物、NGな食べ物とは?


 

友達との飲み会が楽しすぎて、気づいたらついつい飲み過ぎてしまった、大切な取引先との会食で緊張して飲み過ぎてしまった、そんな次の日に待っているのは地獄のような二日酔い…。

ベッドで目が覚めた途端の頭痛や吐き気、体のだるさを感じて「やっちゃった・・・!」と後悔する経験、誰にでもあるはず。あと30分で家を出なくてはいけない、どうにかしてそれまでに治したい!そんな時にはどうしたら良いのか?オフィスでもできる治し方や、二日酔いに効く食べ物を見ていきましょう。

頭が割れそう…。二日酔いによる頭痛の治し方

二日酔い特有の、グラグラズキズキとする頭痛。吐き気と同様につらい二日酔いの症状の一つですね。二日酔いの原因は、脱水症状。まずは水分補給が大切なので、水もしくはスポーツ飲料を多く摂取してしばらく横になりましょう。

それでも治らない、今すぐ痛みを軽減したい、という場合には応急処置として解熱鎮痛剤や頭痛薬を飲んでもOK。ただし、頭痛薬には「胃が痛くなる」「眠気が出る」といった副作用もあるので、極力薬に頼らず水分摂取によって治すことが先決。

 

また、頭痛に効くツボを自分で押してあげることで軽減されます。耳から5センチ程上にある「卒谷(そっこく)」というツボを両側から親指で5秒ほど押してあげましょう。ゆっくりと数回繰り返してあげることが必要。その他にも、「百会(ひゃくえ)」という頭のてっぺんにあるツボも頭痛を抑えてくれる効果が期待されています。頭のてっぺんの少しくぼんでいる所を、中指を使ってゆっくりと押してあげて下さい。

気持ちが悪い…。二日酔いによる吐き気の治し方


 

目の前がぼやけて、胃の辺りがむかむかする。定期的に吐き気がこみ上げてくる。二日酔いで最もつらいのがこの「吐き気」ですよね。頭痛と同様に、こちらもまずは水分補給が最も大切。また、ドラッグストアで売っている市販薬を服用するのも効果的です。吐き気の原因は胃酸過多。そのため、胃の働きを調整してくれるような胃腸薬が良いとされています。その他にも、肝臓の働きを助けてくれるようなアミノ酸やビタミン剤も効果的。アセトアルデヒドの生産を防止することで二日酔いの改善に繋がります。

水を飲んでもどうしても良くならない場合には、お昼休みに薬を買いに行きましょう。

 

また、吐き気を少しでも早く治すためのツボもあります。肝臓の働きを助けてくれる、「健理三針区(けんりさんしんく)」という掌にあるツボ。掌の中央のより、やや手首寄りの場所を強めに押してあげて下さい。両手とも行うことでアルコールの分解を助けてくれるはず。もう一つは、手首にある「内関(ないかん)」というツボ。掌を上にして手首に三本指を当てて下さい。その辺りの位置にある太い筋が内関です。ぎゅっと押してあげることで、こちらもむかつきや吐き気に効果があると言われています。どちらも職場や電車の中でもできるツボ押しなので、ぜひ試してみて下さいね。

二日酔いに良い食べ物、悪い飲み物って?

定番!しじみのお味噌汁

しじみには、肝臓の機能を助けてくれる「アミノ酸」や「ビタミン」が多く含まれます。体の中に残っているアルコールの分解を促進し、二日酔いの症状を和らげてくれること間違いなし。味噌の中に含まれている「コリン」という物質にもアルコール分解を助けてくれる効果が期待されているため、まさに一杯飲むだけで一石二鳥なのです。

「二日酔いで気持ち悪くて何も食べられない…」という人でも、体に優しいしじみの味噌汁を飲んでみて下さいね。

朝食には、卵を食べる!

卵には、肝臓の働きを高める「システイン」という成分が多く含まれます。また、必須アミノ酸もバランス良く含まれているため、二日酔いの朝には最適と言われています。代謝アップにも効果があるので、肌荒れにも効果がありますよ。「お酒や疲れで肌がボロボロ…」なんて人もぜひ朝食に卵を食べてみて下さい。

体に優しい、アロエヨーグルト


 

アロエと聞くと、傷口に塗ったりする薬の効果をイメージする人も多いのではないでしょうか。アロエの主成分であるアロエチンには肝臓の働きを助ける効果があり体内のアルコール分解を促進してくれるので、二日酔いにも最適な食べ物と言われています。

さっぱりとした味のアロエヨーグルトなら、食欲のない二日酔いの日でも無理なく食べることができますよね。

牛乳は、カルシウムだけじゃない

毎日の栄養補給のために飲んでいる人も多いであろう、牛乳。実は、誰もが知っている「カルシウム」以外にも「セロトニン」という成分も多く含まれています。このセロトニンには血管を収縮する効果がある為、二日酔いで血管が膨張することによって引き起こされる頭痛を抑えてくれるのです。コップ一杯の牛乳を、できればあたためてホットミルクにして飲むと効果的でしょう。

意外?!ラムネ菓子


 

子どもの頃に食べた、ラムネ菓子。口の中に入れるとじゅわっと溶けるあのお菓子も、実は意外にも二日酔いに効果的とされています。その理由は、実はラムネの中に多く含まれているブドウ糖。ブドウ糖にはアルコールの分解を促進する効果があると言われ、二日酔いの朝に食べるとぼーっとした頭がすっきりする、という効果が期待できます。ブドウ糖をそのまま持ち歩くことはなかなかありませんが、コンビニでも簡単に手に入るラムネ菓子ならいつでもバッグに入れて持ち歩くことができますよね。

コーヒーはNG!

カフェインを摂取すると良い、と聞いたことがある方も多いかもしれません。ですが、これは実は間違い。コーヒーをはじめとした飲料から摂取できるカフェインには利尿作用があるため、更に脱水症状を深刻化させてしまう可能性があります。

 

二日酔いによって拡張した血管をカフェインによって収縮させるため一時的に頭痛が楽になったように感じるかもしれませんが、あくまでこれは一時的なものなのですぐに元の状態に戻ってしまいます。二日酔いの時には、なるべくコーヒーやココアといったカフェインを含む飲み物は飲まないように気を付けましょう。チョコレートにも含まれているのでご注意下さいね!

迎え酒もNG!


 

ちなみに、二日酔いの症状を緩和させるために行う「迎え酒」という言葉も存在します。江戸時代から存在している二日酔いの解決方法ですが、これは実はNG。確かにアルコールで感覚を鈍らせることで頭痛や吐き気を一時的に感じなくさせることはできますが、あくまで一時的なものであるためその場しのぎの方法に過ぎません。それに加え、また新たなアセトアルデヒドを生み出してしまうことになるので二日酔いを助長してしまう可能性もあります。二日酔いの最中に飲酒をすることは体のためにも控えるようにしましょう。

揚げ物は絶対にNG!

吐き気がある中で揚げ物を食べる人も少ないと思いますが、揚げ物だけでなくスナック菓子もNG。吐き気の残る状態で胃の中に脂っこいものを入れることでさらに二日酔いの吐き気を助長してしまう可能性があります。

「食欲がないし、スナック菓子でいいや」と二日酔いの度にお菓子ばかりを口にすることは、結果として二日酔いを長引かせる原因となります。また、空腹の状態でスナック菓子を食べることも胃への負担が大きくなり、肥満の原因にさえなりかねません。食欲がなかったとしても、先にあげたような二日酔いに効く栄養のあるものを口にするようにしましょう。

二日酔いはなぜ起こる?事前に防ぐ方法は?

アルコールを摂取すると血液の中に入って体中をめぐり、それがいずれ脳に到達します。その状態が「酔っている」という状態です。血中のアルコール濃度が0.05~0.1くらいがほろ酔いの状態であり、それよりも多くなると声の大きさを制御できなくなったり足取りがふらついたり、呼吸が荒くなったりします。

そして血中アルコール濃度が0.3を超えると意識が朦朧としたり自分で話している言葉が分からなくなるといった「泥酔」状態になります。

 

人により二日酔いになる飲酒の量は異なりますが、その原因となるのは肝臓がアセトアルデヒドを分解しきれなくなり、体内にアセトアルデヒドが増えてしまうことです。増えてしまうことにより胃のむかつきや吐き気、頭痛といった症状を引き起こすのです。

 

飲むだけではなくしっかり食べる!

お腹が空いて吸収がしやすくなっている状態でアルコールを摂取すると、酔いがまわりやすく二日酔いにもなりやすくなってしまいます。お酒を飲む前には必ず何かお腹に入れて、「空腹でビール!」なんてことのないように気を付けましょう。

ただし、塩分の高いおつまみばかりだと結局水分不足になってしまうので、サラダや魚など栄養がありあまり塩分の多くないものをチョイスしましょう。

 

アルコールと同量くらい、水分をとる!

二日酔いとは、脱水症状に近い状態。アルコールだけを続けて多量に摂取することで、体内の水分が急速に失われてしまうのです。飲み会の時にも、ずっとお酒を飲み続けるのではなく「何杯飲んだら水を1杯飲む」と自分で決めて、酔いが回る前にしっかり水分補給をしておきましょう。

さらに、家に帰った後にも寝る前にコップ一杯の水を飲むことで、二日酔いを事前に防ぐことができるはず。

 

ちゃんぽんはしない!

ビール、焼酎、日本酒、ワイン…色々な種類のお酒を飲むことも、二日酔いになりやすい原因の一つ。色んなお酒を飲むと何をどれくらい飲んだのかも分からなくなる為、ついつい飲み過ぎてしまいます。「今日はこの種類を何杯まで!」と自分の中で決めてペースをセーブすることで二日酔いになるのを防ぐことができます。

何はともあれ、まずは飲み過ぎない


 

中国古代から伝わる「酒は百薬の長」という言葉をご存知の人も多いはず。この意味は、「酒は適量を飲んでいれば、どんな薬よりも良い効果がある」ということ。そう、本来ならお酒は適量なら体に良いものとされているのです。

ただ、そのことわざを知る上でJカーブ曲線というものも一緒に知っておくべき。「適量に飲酒をする人は死亡率が下がり長生きに繋がるが、一定の量を超えると逆に死亡率が高まってしまう」というもの。

 

飲み過ぎて体に良いことは絶対にありません。人によって飲める量や二日酔いになる量は全く異なるので、「あの人もたくさん飲んでるし大丈夫だ」と思わず、自分の体質に見合った量のお酒を飲むようにしましょう。

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