「こうなりたい」があるのならばそれを明確に伝える
髪型というのは、その人の印象を大きく左右します。自分の理想通りの髪型にしてもらうためには、「伝わりやすいオーダー」をすることが大切です。
「このモデルさんのような髪型にしたい」「カラーリングはこのような感じでやりたい」というのが明確に決まっているのであれば、カタログを持って行って写真で指示するのがよいでしょう。百聞は一見にしかずという言葉があるように、ヘアサロンでの髪型の注文するときは相手がどんな髪型なのか想像できるようにするのが一番です。
写真を見せたとしても「これは撮影のときに、つきっきりでヘアアーティストが傍についているからできること」「この色は、社会人がするには厳しすぎる」などのような理由で、美容師さんが戸惑ってしまうこともあるでしょう。その場合は、「その髪型のどのようなところが魅力なのか」「1トーン色を明るくしたいと思っている」「この系統の色が好きだ」というように、明確な好みやなぜその髪型にしたいと思ったのかをきちんと伝えることができれば、「理想」と「現実」をすり合わせることが容易になります。このような頼み方をすれば、失敗は少なくなるでしょう。
「どんな髪型になりたいか」というのがわからない場合はどうするのか
「自分のセンスに自信がない」「あまりヘアサロンに行き慣れていないので、どんな髪型が似合うのかわからない」「前に雑誌の切り抜きを持って行ったらその通りにやってはくれたものの、自分に似合う髪型ではなかった……」という失敗談を抱えている人もいるのではないでしょうか。
このような場合、「お任せでお願いします」という頼み方をしてしまうのも手です。美容師さんはプロですから、確実にその人に似合う髪型を提案してきます。
ただ、「何でもいい」「似合う髪型にしてくれ」というのは、少し難しい要求でもあります。何度も通っているヘアサロンならばいざしらず、初めてのヘアサロンでは、あなたの好みを美容師さんが100パーセント把握することはできないからです。
そのため、「髪の毛にボリュームが出なくて悩んでいる」「老けた顔に見られてしまうのが悩みの種だ」などのように、今の自分が、髪型に対して感じているコンプレックスを美容師さんに伝えましょう。そうすることで、美容師さんは仕事がしやすくなりますし、また仕上がりも満足のいくものになる可能性が高いと言えます。