サロンによっては、髪の長さによって通常の料金にプラスして「ロング料金」というものが発生する場合があります。サロンでお会計をして「あれ、思っていたより高い・・・なんで?」と思った場合には、ロング料金が発生していることも。この「ロング料金」ですが、サロンによってその有無やどれくらいの料金が掛かるのかなど様々。今回は、ロング料金が発生する理由や、ロングヘアの設定基準について紹介していきます。是非、参考にしてみて下さいね。
どのくらいの長さからロング料金がかかるの?
ロングヘアの基準というのは、サロンによって異なります。基本料金がショートヘアとして設定されていた場合、ミディアムヘア、セミロングヘア、ロングヘア、スーパーロングヘアと髪の長さが分類されている場合も。
良く言われているロングヘアの基準は「肩よりも下に髪がかかっている長さ」と言われています。さらに、ロング料金が設定されていない場合でも、胸より下まで髪が伸びている場合は、プラスで料金がかかるというところもありますよ。
ロング料金の相場は、基本料金プラス1,000円~2,000円程度と言われていますが、値段には明確な基準はなく、500円程度で済むサロンから3,000円程度かかるサロンも。中にはロングヘアでも、プラスの値段を設定せずに、ショートヘアの場合に限り割引をするというサロンもあります。
ネットで予約をする場合、ロング料金についての説明が書かれていることが多いので、事前に情報確認をするようにしましょう。
なぜロング料金が必要なのか
理由としては、ロングヘアの場合、ショートヘアの人に比べて使用する薬剤が多くなるためです。
カラーやパーマを行う場合、ショートとロングでは使用量は大きく異なります。そのため、使用量に合わせて料金を少しずつ変えているというサロンが多くあるのです。
「え、それならカットだけなら薬剤は関係ないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、カットの場合でも、薬剤は使用しないにせよシャンプーやコンディショナー、トリートメント、ブロー時間もショートヘアに比べて多くなるため、ロング料金は設定されているのです。しかし、カットの場合はロング料金を取らないというサロンもあるので、予約時に確認してみましょう。
髪の長さはどれくらい種類があるの?
女性の髪の長さにはショートとロング以外にもいくつも種類があります。別料金がかかってくるのはセミロングからになりますが、果たしてどのくらい種類があるのでしょうか。髪の長さの特徴と共に名称を見ていきましょう。
耳が見えているくらいの長さ。後ろの髪は刈り上げられていることも多い、メンズライクな髪型
耳が隠れるくらいの長さ。うなじが見える程度の長さであり、ベリーショートよりやや女性らしさの残る髪型
ショートよりも長く、ボブよりも短い髪型。大体毛先があごの上辺りまでのことを言う
あごよりは長く、肩よりは少し短い、もしくはちょうど肩くらいの長さの髪型
肩よりは長く、鎖骨くらいまでの長さ。微妙なラインの長さだと、ミディアムでもロング料金が掛かることもあるので注意。
鎖骨より長く、胸まではいかないくらいの長さ。この辺りからロング料金の掛かるサロンがほとんど。
胸の高さと同じくらいもしくは胸下くらいまでの長さ
ロングよりも長く、胸下よりも長い髪型、腰まである人もいる
自分の髪の長さがどこに分類されるのか、ざっくりと理解できましたか?ちなみに髪の長さはコテで巻いた時の長さではなく、まっすぐに伸ばした時の長さで判断されます。「私はパーマをかけていて、普段は肩についてないくらいの長さだからロング料金は掛からないよね!」と思っていても、ロングヘアと判断されることがあるので注意して下さいね。
事前にロング料金が発生するか確認しておこう
サロン側も、お客様を騙してたくさん料金を取ろうとしているのではありません。ロング料金を追加するのにはそれ相応の理由があるので、ロング料金の説明を受けた場合にはしっかりと受け入れて支払うようにしましょう。
また、ネット上でロング料金の説明があった場合にはサロンでの説明は割愛している場合もあるので、サロンに行く前には必ずネットでロング料金についての説明があるかどうか確認するようにして下さいね。
「書いてあった値段と違う!」とサロンと揉めることのないように、料金については注意をして見ておくようにしましょう。