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激戦区に美容室を出すメリットデメリット

渋谷、新宿、青山など都内には、多くの美容室が集まる激戦区と呼ばれる場所が有ります。これからサロンを開業予定の人の中には、これらの場所で勝負してみたいという人も多いと思います。そこで今回は、激戦区に美容室を構える際のメリットやデメリットについて解説していきます。

激戦区に出店するメリット

激戦区にサロンを出店するメリットは、郊外の美容室に比べ集客が容易であるという点です。郊外の美容室の場合、オープンの前に事前にチラシなどを配布し、その後、リーフを手配りしないと集客できないことがありますが、激戦区の場合、チラシ配布しなくてもそれなりに集客できます。

特に、ガラス張りでビルの1階などにサロンを構える場合、「近日オープン」という看板をお店の前に掲げておくだけで、オープン前から電話がかかってくることもあるでしょう。

ブランド力の向上

激戦区は「口コミ」の力が絶大で良い口コミがある美容室には、多くのお客様が集まります。そのため、知名度が高くなりブランド力の向上につながります。ブランド力を簡単に説明すると、美容室の名前の知名度です。

ブランド力を向上させることに成功すれば、そのブランドオリジナルのシャンプー剤やスタリング剤を開発し、販売するともできます。

激戦区に出店するデメリット

家賃が高すぎる

激戦区に出店する大きなデメリットと言えるのは、高額な家賃です。青山の好立地に位置するある美容室の家賃は、なんと「数百万円」と言われています。つまり、コンスタントに家賃分の収益をあげなければなりません。もし、家賃分の収益をあげることができなかったら…早々にお店を畳み、莫大な借金が手元に残ってしまう可能性もあるのです。

常連客になりにくい

郊外の美容室の場合は、周辺にそれほどサロンが密集しているわけではなく、いわゆる「地域密着型」のサロン運営ができれば、常連客が増えて安定した収益をあげられます。しかし、激戦区の場合は美容院の数も多ければ、スタイリストの数も多く、200m間隔で3,4店舗。1店舗に約20~40名ものスタイリストがいるということも決して珍しいことではありません。

単純に考えても、これほど多い美容室の1人のスタイリストに絞って、ヘアスタイルを任せるというのは、お客様にしてみれば勿体無い気がしてしまうのです。

カットが上手だと感じても、もっと上手なカットをする人に巡り会えるのではないかという期待心から、常連になりづらく、季節やイベントなどの要素に大きく売り上げを左右されてしまうこともあります。

まとめ

今回は激戦区に美容院を出店するメリットやデメリットについて解説してきました。せっかく美容師になったのだから、激戦区で勝負したいと思う人も多いと思いますが、現在激戦区の美容室は需要に対し、供給が多すぎて飽和状態。出店するデメリットが大きすぎるのであまりオススメはできません。

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