美容院にはどのような鏡(セット面)を設置すればよく、どうすれば細く見せられるのでしょうか。今回は美容院に置ける鏡の紹介とセット面が太ってみえる理由、アパレルが使っている裏技などを紹介していきます。
セット面は太って見えると感じている人が多い
検索エンジンで「美容院 鏡」と検索すると、サジェストで「不細工」「苦手」が出るため、残念ながらセット面は太って見えると認識している人は多いようです。
お客様からすれば
- かっこ悪く見える
- カット直後の写真をSNSにアップするときに、不細工に見える
などといったデメリットがあり、美容師から見ても「正確な振り返りができない」などといったデメリットがあります。
スタイルがよく見える鏡を設置したほうが売上面でも満足度でも技術力でもプラスになりますが、どのようにすればよいのでしょうか。
美容院に置ける鏡のタイプ
美容院に設置する鏡はお客様が椅子に座って、腰や胸〜頭が写らなければ意味がなく、全身鏡もスペースを取るので、タイプが限られてきます。
一般的には
- ドレッサータイプ
- 壁を使うタイプ
- 絵画タイプ
の3つに分類され、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ドレッサータイプは美容院の雰囲気を演出でき、引き出しの中に雑誌や道具などを入れられるので実用性も高いですが、シンプルなデザインで4万円以上と高く、場所も取ります。
壁を使うタイプは8,000円〜と低価格で場所も取りませんが、収納スペースがない、壁を使えないと設置できないので、美容院を選びます。
鏡の配置や鏡の素材について
美容院の鏡で太って見えるのは、照明が強く、影が消えて平面的に映し出されてしまうためです。
照明が当たらない場所に鏡を設置し、鏡の周りにON・OFF可能なライトをつけることである程度解消できます。
また、鏡の素材によっては本来の色と違って見えるので、本来の色が写し出されるように「高透過ミラー」を使用するといいでしょう。
鏡の加工について
美容院と対照的にアパレルの鏡は「痩せて見える」と言われていますが、多くのショップでは痩せてみえる鏡を使用しています。
普通の鏡は真っ平らですが、痩せてみえる鏡は鏡の裏に金具を取り付け、影を調整してスタイルよく写しています。
アパレルで使われているのは全身鏡なので、美容院で使用できるサイズの鏡があれば、それを利用するのもいいでしょう。
セット面は工夫で細く見せる
「太ってみえる」と言われるセット面ですが、美容院の照明を弱くしてオン・オフ調整可能のライトをつけ、影を作るなどといった工夫で細く見せられ、鏡に映る色味と実際の色味の違いも鏡の素材に気をつけると誤差がなくなります。
周りの人が見ているより太く見える鏡はお客様の満足度を落とし、売上を落とすだけではなく美容師のスキルアップのためにもならないので、改善しましょう。
出来上がったレイアウトと配色を合わせ、看板のデザインが決まったら、手書きをしてデザインの微調整をして完成です。看板のデザイン決めはクラウドソーシングサービスでデザイナーに頼むのもいいですよ。
美容院の手書き看板は重要なアイテム
一見適当に手書きをすればいいと思いがちな手書き看板ですが、上手にやれば公式サイトやクーポンサイト外からも集客できるようになるので重要なアイテムです。
お客様目線に立って「どんな看板であれば入りたいと思うのか」を考え、それを考え抜かれた言葉やデザインに合わせれば、効果が高い手書き看板ができます。
言葉を考えるのが苦手、デザインを考えるのが苦手、専門家にお任せしたいのであれば、外注をするのもいいでしょう。