美容師のみなさんは就職や転職の際に、ポートフォリオを用意したことはありますか?ポートフォリオというのは、自分の過去に作ったスタイルをまとめたものです。作成することで、信頼度が上がり、採用率もぐんとアップします。そこで今回は、ポートフォリオはどのようなものを用意しておくとよいのか解説していきます。
美容師のポートフォリオはどのようなものを用意するべきか
美容師の就職や転職には、サロンワーク用ポートフォリオとコンテスト用ポートフォリオの2種類を用意しておくとよいでしょう。サロンによっては、普段のサロンワークの他に、コンテストに力を入れているというサロンも多いので、この2種類を作成しておくことで、さまざまなコンセプトで活動しているサロンに対応することができます。
サロンワーク時のスタイルブック作成について
サロンワーク時のスタイルブックの作成には、様々な作り方がありますが、おすすめは作成したスタイルを写真に収め、クラフトペーパー用紙などにレングス別にのり付けするという方法です。
アルバムなどではなくクラフトペーパー用紙を使うことで、そのスタイルを作成するために注意した点や、スタイルのポイント、展開図などを詳しく書き込むことができるので、サロン側は自分のサロンに合ったスタイルを作ることができるか、ポートフォリオを通して知ることができます。
コンテスト受賞履歴と作品のスタイルブックについて
コンテスト用のスタイルブック作成は、コンテスト自体のテーマ、作品のテーマやコンセプト、作成にかかった費用や作成に費やした時間、受賞歴などを明確に記載しておくと共に、あらゆる角度から撮影したスタイル写真をクラフトペーパー用紙に貼り付けておくとよいでしょう。
コンテストにはテーマがあり、テーマに沿った作品が作れているか、1作品をどのくらいの期間で作成できるのか、審査員からの評価はどれほどだったのか、などの明確な情報が記載されていると、サロン側はその作品を作った人の感性を計り知ることができるので採用・不採用を決める大きな目安となります。
ポートフォリオはサロンワークでも役立つ
このように、ポートフォリオとしてスタイルブックを作成するのは、採用率を上げるのでとても重要ですが、その他にも普段のサロンワークで活用できます。
内お客様に「おまかせで」と言われ、どのようなスタイルにしたらよいのか悩んでしまったときに、今までに作成したスタイルブックに目をやると、「あ、このスタイルが似合いそう…」と、そのお客様に似合いそうなスタイルを過去作品の中から引っ張り出すことができるので、スタイル提案などで悩んだときに役立ちます。
みなさんも、ぜひポートフォリオを作成してみてください。