美容スペシャリストな自分になるために
美容師のくせ毛カットの方法とは
くせ毛のカットは、美容師のカットのうち最も難しいと言えるほど、難関度が高いものです。
実際にストレート毛のカットでは実力を発揮することができているのに、くせ毛のカットになると、どうやってカットしたらよいのか分からなくて、まとまりのあるスタイルを作れなくなってしまう人も多いと思います。今回は、そんなくせ毛カットのポイントを3つご紹介していきます。
くせ毛を活かしたスタイルの提案
くせ毛カットのポイントで最も大切なのは、あらかじめくせ毛を活かしたスタイルになるようにお客様に提案することです。稀に美容師のカットは万能で、カットが上手だから、くせが落ち着いたという人がいますが、実際は、くせ毛を活かしたスタイルにして、落ち着いたように見せているのです。
つまり、くせ毛はどのようなスタイルにでもカットできるわけではありません。そのことをしっかりとお客様に伝えることが大切です。伝え漏れてしまうと思ったスタイルとは違ったという結果になってしまいます。
ドライカットをする
くせ毛のカットでは、「ドライカット」と呼ばれるカット技法を使います。くせが強い人の髪の毛がウエット状態になると、くせが伸びてとてもカットしやすくなります。しかし、この状態で素直にカットをしてしまうと、乾かしたときにくせが戻り、思っていた長さよりも大幅に短くなってしまいます。
また、ドライカット時にテンションをかけてしまうと、結果ウエット状態のように伸びた状態でカットしていることになるので、ドライカットではなるべくノンテンションでカットするように心がけてみてください。
重みをある程度残す
ドライカットの次に大切なポイントは、表面の重みをある程度残すことです。具体的にはトップセクションの重みだけを残してカットします。トップセクションの髪の毛に重みを残し、その重みによりミドルセクションとアンダーセクションのくせを押さえつけます。
注意しなければならないのは、トップセクションは軽くしてはいけないという点です。くせ毛の人がトップセクションを軽くしてしまうと、ミドルセクションとアンダーセクションのくせを押さえつける重みがなくなってしまい、髪の毛が広がります。
くせに合わせたカットが必要です
くせ毛のカットは、本当に難しい技術です。実際にベテラン美容師でもくせの強さによっては思うようにカットできないこともあります。しかし、くせ毛のカットが上手になれば、怖いものはありません。ストレート毛など楽々カットできるようになります。ぜひ、みなさんも、今回ご紹介したポイントを抑えて、くせ毛カットにチャレンジしてみてください。
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