美容師は常に忙しいイメージがありますが、実際はよほどの人気美容師でない限り、暇な時間はどうしてもできてしまいます。この暇な時間は、一見無駄な時間のようにも思いますが、実はとても大切な時間でもあります。今回は暇な時間の有効活用法について解説していきます。
集客の準備
暇なときの有効活用に最も適しているには集客の準備です。集客方法にはさまざまな手段がありますが、特に個人経営の小規模サロンの場合は、チラシを入れなくてもDMや手作りリーフなど個人の集客だけで、それなりの集客を見込めます。
しかし、いざDMを出し、手作りのリーフを配布しようとしても、DMは書いている時間をとることができない。手作りリーフは作っている時間がないという状態になりやすいです。そのため、暇なときを有効活用してDM作成や手作りリーフ作成など、入客中には手間がかかりできないことを積極的に行うことをおすすめします。
薬剤や道具のテスト
意外と大切になるのが、薬剤や道具のテストです。美容室には新たな薬剤がたくさん入ってきます。薬剤はメーカーによって反応の仕方が違い、薬剤の使い方を間違えてしまうことで思わぬトラブルにつながりこともあります。
そこで、暇なときを有効活用して、薬剤のテストをしましょう。ウィッグ、または暇なスタッフの髪の毛を借りて、薬剤を実際に使って使用感を確かめてみてください。
また、新たな道具のテストも大切です。道具も高性能なものがたくさん出ています。なかには、使い方が従来のモデルよりも難しくなっているものなどもあるので、ウィッグなどを使って、道具の使用感をテストしてみるのもとても賢い暇な時間の使い方と言えるでしょう。
店内の清掃
スタッフ数の多い大規模サロンの場合は、スタッフの手の空いている人が店内清掃をすることができるので、きれいな状態を維持しやすいですが、個人経営の小規模サロンの場合は、スタッフ全員の手が塞がっている状態が続き、店内の清掃が隅々まで行き届かなくなってしまうことも多いです。
特に繁忙期などはお客様が受付終了時間を過ぎても途切れないことがあり、店内清掃が疎かになってしまいがちです。
そこで暇なときを利用して、店内の隅々まで清掃しましょう。普段手の行き届かない高いところや、水回りなどの汚れやすい場所を 徹底的に掃除してみてください。とてもきれいになり営業時のモチベーションもアップしますよ。
無駄になってしまう時間を有効活用しましょう
このように、美容師は常に忙しいわけではなく、多くの場合、どうしても暇な時間ができてしまいます。そのような時間をいかに有効活用できるかが、売り上げアップの肝になります。
今まで暇な時間を無駄な雑談などに使っていたという人は、ぜひ、時間を有効活用して、普段はできないことをしてみてください。