日本とのかかわりが深いブラジル。在日ブラジル人は17万人以上といわれていますから、ポルトガル語が使えることには美容師にとってもメリットがあります。ここでは、美容師が仕事中に使えるポルトガル語の単語やフレーズをご紹介したいと思います。
ポルトガル語ができる仕事の幅がかなり広がる
日本に220万人以上いるといわれている在留外国人ですが、中国や韓国、フィリピンといったアジア各国に次いで多いのがブラジル人です。
海外で暮らした経験のある人なら分かると思いますが、海外生活で困ることのひとつが美容室でのコミュニケーションです。片言の単語やフレーズを覚えて一生懸命説明したけど、「美容師に分かってもらえなかった」という悔しい経験をした人もいるのではないでしょうか?
在日ブラジル人にとっても、美容室でのコミュニケーションは課題のひとつです。ですから美容師側がポルトガル語で対応できると、とてもありがたがられるでしょう。特に静岡や群馬、愛知などはブラジル人が多くいるエリアですから、ポルトガル語で対応できる美容師は仕事の幅を広げることができるはずです。
まずは仕事で使える簡単な単語やフレーズだけでも覚えることから始めてみましょう。
美容師が覚えておきたい単語・フレーズ
容師がブラジル人のお客様とコミュニケーションを取る上で使える簡単な単語・フレーズをご紹介します。
覚えておきたい単語
- corte(コルチ)→カット
- permanente(ぺルマネンテ)→パーマ
- tingir(チンジール)→染める
- lavar(ラヴァール)→(髪を)洗う
この4つの単語だけでも覚えておくと、必要最低限のコミュニケーションができるはずです。単語で通じるようになったらフレーズを使うのに挑戦してみましょう。
覚えておきたいフレーズ
- 「コモ・ヴォセ・ケール・オージ?」→「今日はどうされますか?」
- 「ケ・コルチ・ヴォセ・ケール?」→「どんな感じにカットしますか?」
- 「キエロ・コルタール・オ・カベーロ」→「カットしてください」
- 「キエロ・チンジール・オ・カベーロ」→「髪を染めてください」
- 「コルタ・ド・メスモ・ジェイト・ケ・エスタ・フォト」→「この写真と同じようにカットして」
- 「ムイト・ボン」→「とても似合っているよ」
- 「エスタ・ボニート(タ)」→「かっこいい(かわいい)」
このようなフレーズを覚えておくと、そのうちポルトガル語で会話ができるようになるのも夢ではないでしょう。少しずつ単語とフレーズを覚えていって、世間話ができるようになるといいですね。
ポルトガル語でどんどん話して
来店してくださったお客様すべてにまごころのこもったサービスを提供するのが美容師の仕事です。「外国語は苦手」とアレルギー反応を示してしまう美容師もいますが、単語だけでも知っておくと仕事の幅が広がることに気づく美容師は少なくありません。
日本に住んでいるブラジル人は多いので、ぜひポルトガル語に挑戦してみてください。初めは単語からスタートして、徐々にフレーズで話せるようになると、意外と外国語を学ぶのが楽しいことに気づくでしょう。