美容師が転職時に比べる大型店小型店の違い

美容師が転職を考えている場合に気になるのが、大型店と小型店とではどっちが良いのかという点でしょう。ここでは大型店と小型店、それぞれのメリットとデメリット、選ぶ際のポイントについてお話します。

大型店と小型店のメリットとデメリット

大型店と小型店とでは、どちらもメリットとデメリットがありますので、どちらが良いとは一概にはいえません。ですから両方を比較して、どちらが自分に向いているのかを見極めるようにしましょう。

大型店のメリットとデメリット

大型店のメリットは、福利厚生が充実している会社が多いという点です。労働保険や厚生年金、美容国保などの社会保障が充実しており、有給、ボーナスが支給されるところも少なくありません。また、教育制度が充実しているので、技術を学んだり向上させたりする機会が多くあります。さらに知名度が高い大型店で美容師として働いた経験があれば、その後独立開業したりする場合にも有利に働くことが少なくありません。

デメリットは、レッスンをやったり、スタッフの髪の毛をケアしたりといった時間が多く取られるという点です。その分の時間はお金が発生しませんので、時間の拘束が長い割に給料に反映されないというデメリットもあります。またミーティングなども多くあるため、美容師としてのサロンでの仕事以外の仕事が多くあると思っておきましょう。

小型店のメリットとデメリット

小型店のメリットは、オーナーとの距離が近いために店舗の運営に直接関わる機会があるという点です。少人数のスタッフでお店を回しているために、アットホームな雰囲気のところも多いですし、大型店のようにスタイリストの人数が多すぎて長い期間アシスタントをしないといけないということもほとんどありません。多くの場合、比較的早い段階で美容師としての仕事をさせてもらえます。

デメリットは、小型店だと福利厚生が整っていないところが少なくないという点です。また待遇が良いも悪いもオーナー次第なので、どのお店を選ぶかによって待遇は大きく異なってきます。

お店選びのポイント

大型店がおすすめな人

• 美容師としての技術を向上させたい人
• 福利厚生が整っているところで働きたい人
• 忙しい環境で働くことにやりがいを感じる人
• 人間関係で多少問題があっても頑張れる人

小型店がおすすめな人

• アットホームな環境で働きたい人
• 自分のペースで働きたい人
• 大勢のスタッフの中で働くのが苦手な人

あなたに向いているのはどっち？

美容師の中には大型店が向いている人もいれば、小型店の方が向いている人もいます。転職先を決める際には、大型店と小型店、それぞれのメリットとデメリットをもう一度比較してみて、その上で自分にはどちらが良いかを選ぶと良いでしょう。人によってはまずは大型店で経験を積んで、その後小型店で働くことを選ぶ人もいます。どっちが正解ということもないので、あなたにとってベストな環境を選ぶようにしてくださいね。

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Author：美プロ編集部