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美容師の寝るお客様の正しい対応とは


 

美容室で施術されている時に、ついつい眠りに落ちるお客様っていますよね。「施術しにくいから起こしたいけど、疲れているだろうから起こすのもかわいそう・・・。」そんな時のお客様への正しい対応も簡単に説明していくので、是非参考にしてみて下さい。

どうして眠ってしまうのか

髪を切っている、セットしている最中にこっくりと舟を漕ぎだすお客様って多いはず。だけど、どうして眠くなってしまうのでしょうか。これには実はちゃんとした理由があります。

頭のツボが刺激される

頭にはたくさんのツボが存在しているのです。その中にはリラックス効果・睡眠効果があるツボもあり、そこを刺激されると眠くなってしまうことがあります。特にシャンプーの後に髪を乾かされると、ツボが刺激されて血行も良くなります。肩や首回りなどをマッサージしてくれる美容師もいるため、いつの間にか眠くなってしまうのも仕方が無いのですね。

頭を撫でられることで安心感が出る

赤ちゃんや子供は、頭を撫でられると喜びます。これは、褒められている、甘えていいという状態を心理的に感じることが理由。実はこれは子供だけではなく、大人にも当てはまるのです。男性から頭をポンポンと撫でられることが、女性にとって胸キュンポイントの一つですが、これも安心感が関係してきます。

対応をしっかりしないと危険


 

お客様がリラックスして眠りに落ちる事は、とてもありがたいことです。ですが、美容師はしっかりと対応をしなければいけません。お客様が寝ていても、しっかり髪を切らなければいけないと同時に、お客様の安心を守らなくてはいけません。

 

安心安全を守るというのは、非常に大切です。寝ているお客様がこっくりと舟を漕いで頭が動いたり、ところどころガクンと頭が落ちてしまったりすると、ハサミが当たってケガをさせてしまう恐れがあります。頭や顔に傷をつけるなんてことがあれば大惨事ですし、その他の道具やカラー剤が肌にふれてしまうことも大変危険です。

 

パーマやカラーの放置時間などはお客様が寝てしまっても問題ありませんが、カットなどハサミを使うときはなるべく起きてもらえるように対応していきましょう。

 

眠っているからといってそのまま髪を切るのではなく、優しく肩をたたいて「カットをするので一旦頭を起こしていただけますか?」と声を掛けたり、「つい眠くなっちゃいますよね~、お仕事お疲れ様です。」と言ってマッサージをしてあげたり、冷たい飲み物を出してあげたりすると不快感を与えずに起こすことができるはず。

お客様をリラックスさせる

眠ってしまうということは、それだけ自分を信頼してくれている、リラックスしてくれているという証拠です。中には美容室に行くと緊張して一切リラックスできない、という方もいるので、眠りについているお客様がいるのはありがたいこと。ただ、カットの際に居眠りをされるのは危険だということをしっかりと理解し説明した上で対応していくことが必要になります。

 

お客様の様子をしっかりと見ながら、必要に応じて優しく起こしてあげて下さいね。

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