美容師というものは長時間の立ち仕事により、座り仕事と比べると足裏に痛みが広がり辛い思いを抱いている人が大勢います。足底筋膜症という症状によって足痛い現象が起きていることが考えられます。そんな美容師の悩みの種である足底筋膜症について詳しくみていきましょう。
足底筋膜症の原因
長時間立ち仕事を行う方やスポーツなどを頻繁にする方が足裏が痛いということで疑われるのが足底筋膜症です。美容師なら誰でも起こりやすい症状の一つとして挙げられます。
この足底筋膜症の原因は、足裏にある骨や足底筋膜に必要以上の負荷がかかることで、小さな断裂がいくつも出来ることで炎症が起きることです。炎症によって痛みが足裏全体(多くはかかと前方や土踏まずの中央部)に広がります。
足底筋膜はもともと、歩いたり立ったりする際に負荷を和らげ、吸収される役割があるのですが負荷が掛かりすぎることによって機能しなくなり痛みを感じるようになるということです。
足底筋膜症の対策と予防
美容師にとって足裏に強烈な痛みを感じることは仕事にも大きく影響してしまう事態を引き起こしてしまいます。足底筋膜症になってしまった時の対策と予防を身につけましょう。
まずは安静が必要なのでお休みの日にはしっかりと休養を取り、あまり出歩かないということが最も重要なことです。掛かりすぎた負荷が軽減されることで自然治癒することもあります。
そして抗炎症剤の湿布を患部に貼る事で痛みを少なくすることができます。また、靴選びにも注目しましょう。
自分の足のサイズにあった靴を履くこと、間違っても大きめの靴を履くことは避けてください。アーチ状になった骨や足底筋膜が伸びてしまうことで余計に悪化させてしまいます。サイズを合わせた靴、靴紐がある際にはしっかりときつく結び、フィットさせることをおすすめします。
靴底を厚いものに変えることで、地面から足裏までの距離を物理的に遠くし、クッション性のあるものを使用することで衝撃を吸収させる役割を果たします。
辛い思いは不必要です
美容師にとって出来ることなら避けたい足底筋膜症。長時間の立ち仕事によるある意味宿命とも言われている足裏の痛みの原因を知ることで、対策や予防を練ることができます。足痛い思いをしながらの仕事は効率も落ち集中力にも欠けてしまい、お客さんや自分も満足出来ないものになってしまう恐れも。
仕方ないと思わずに、自分で出来る対策や予防を行い、場合によっては医療機関の受診を視野に入れましょう。快適なワークライフを築く努力も一人前への大きな一歩になります。