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Vip客と呼ばれるお客様への対応

美容院で髪形を確認
 

美容室に来店されるお客様はどなたも大切ですが、お店の売り上げに貢献してくれるvip客は特に貴重です。ここでは美容師業界でのvip客とはどのようなお客様のことをいうのか、また対応する時の注意点についてお話していきます。

美容師業界のvip客とは?


 

美容師業界でいうvip客とは、頻繁にお店に通って売り上げに貢献してくださるお客様のことです。お店によって定義は異なりますが、どこのお店でも1人のお客様が年間で支払った総額がいくらかによってvip客は決められています。お店によって年間に10万円以上支払ったらvip客としているところもあれば、15万円以上支払って初めてvip客としているところもあります。

 

いくらの支払いからvip客とみなすかは、お店の規模や質、施術料金の単価によって異なってきます。例えば、パーマの料金が1回12,000円のA店の場合、5回の来店で総額が6万円になりますが、1回6,500円のB店の場合は5回の来店では総額は32,500円となります。同じ5回の来店でこれだけ総額に差が生じるのですから、A店とB店とではvip客の判断基準が異なっても当然といえるでしょう。

 

お店の売り上げの7割くらいはvip客によるものとされております。

美容師業界にとってvip客は大変貴重です。もし、これまで毎月のように来店していたvip客の来店頻度が落ちてきたとしたら、そのお客様の気持ちが別のお店へと移りつつあるのかもしれません。vip客への対応の仕方に問題がないのか見直してみる必要があります。

vip客に対応する時の注意点

定期的にお店に足を運んでくれる貴重なvip客ですが、美容師としては新規のお客様も大切にしたいという気持ちがあるのも事実です。お店の売り上げアップにはvip客を確保した上で、新規のお客様も獲得していかないといけません。

 

そのため、つい優しいvip客に甘えてしまっているという美容師もいます。例えば、注文の多い新規のお客様の対応に追われて、vip客を待たせてしまうということはないでしょうか?また新規のお客様への対応を丁寧にしてしまい、vip客はアシスタントに任せてしまうということはないでしょうか?

 

そのようなことが重なってしまうと、それはvip客の不満につながります。「こんなに足を運んでいるのに、大事にしてもらえていない」という風に感じてしまうのです。

 

このような事態を避けるためには、新規のお客様が大切なのも事実ではありますが、それよりもお店の売り上げに貢献してくれているvip客をより大切にしなければならないのです。vip客に「自分は特別扱いされている」と感じてもらえるように対応していきましょう。

 

具体的には、vip客には責任をもって丁寧に対応すること、来店後にお礼のハガキやメッセージを贈る事、特別割引を行ったり、イベントシーズンにはプレゼントを用意したりして差別化を図ると良いでしょう。vip客を失うことが回避できるはずです。

まとめ


 

お店の売り上げの大半を占めるvip客。ありがたいお客様なのに、「いつも来てくれる」という安心感から、接客や対応に手を抜いてしまうということのないようにしましょう。

 

vip客には、常に「自分は大切にされている」と感じ取ってもらえなければなりません。そのためには、他のお客様とvip客との間で差別化を図ることが必要となります。vip客が不満を感じて他店に乗り換えるといった事態を避けられるように注意して対応していきましょう。

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