美容スペシャリストな自分になるために

作成:2017.05.29

美容師

美容師のカットイメージを具体化する展開図

設計図

美容師がお客様をカットする前に取得しておきたい技術は、髪型の設計図であるカット展開図を描いて頭でイメージできるようになることです。お客様に満足してもらえる美容師になるためにはかかせない技術ですが、ではいったい展開図とはどのようなものなのでしょうか。

カット設計にかかせない、展開図とは?

ブロックを運ぶ人形

髪型の設計を図にしたものを展開図と言います。美容師がカットするときにはまず頭をブロック分けしますが、ブロックごとに長さを決めたり、どのようにカットしていくのかを決めたりします。これを実際に紙に書き出して、髪型の設計図としています。

まずはサイドの展開図を描き、次にバックを描いて、最後はフロントへと進んでいきます。平面展開図が描けたら、次は立体的にかき出してみましょう。まずはすべてのステップをおおよそ20分程度で描けるように練習してみてください。最終的には実際のお客様へのカットを想定し、5分で描けるようになるまで特訓しましょう。

美容師における展開図の重要性

はじめのうちはカット展開図を描くのは大変難しいですが、繰り返すことですぐにイメージできるようになってきます。お客様のニーズにあった髪型にするためにはカット展開図を頭で瞬時にイメージできるようにならなければなりません。

カット展開図はブロックごとのつながりやバランスを明確にするためにも重要になってきます。もし展開図がイメージできない場合は、お客様のニーズに合った髪型にすることは不可能なので、カットするにはまだ早いと言えます。お客様で実践するためには、すべての展開図を5分で仕上げられるように訓練することが必要だと言えるでしょう。

もちろんカット展開図に合わせてカットする技術は美容師にとってかかせませんが、お客様が自宅で同じようにスタイリングできるよう、工夫する設計も考えなければなりません。さらに日を追うごとに髪が伸びて崩れてきてしまうので、それらも考えて展開図を作成していく必要があります。1日では手に入らない技術ですので、まずはとにかく練習を繰り返しましょう。

まとめ

PDCAの図

美容師がお客様の髪をカットする際にかかせないカット展開図は髪型の設計図面だと言えます。展開図は描いているうちにスピーディに仕上げられるようになってくるので、ぜひ訓練しましょう。お客様をカットする場合は、瞬時に展開図をイメージしなければなりませんが、これも訓練が必要になってくるのでぜひ練習してください。お客様を満足させるためにかかせない美容師の技術ですので、確実に習得しましょう。

Author:美プロ編集部

この記事に関連するキーワード

expand_less