髪を切るときに、髪を濡らしてから切る場合と、乾いた髪で切る場合があります。濡らすことで、髪がまとまりやすくなり、髪にも優しい切り方をすることができるのですが、髪を濡らしてカットする意味を実は知らないお客様もいます。
この記事では、カットをする上で髪を濡らす意味や注意点を紹介していきます。乾いた髪を切るドライカットについても簡単に説明していきます。是非、参考にしてみて下さい。
髪を濡らしてカットするメリット
美容師によって、カットの仕方は異なります。霧吹きやシャンプーをして髪を濡らしたあとに、カットをする美容師がいますがどのような意味があるのでしょうか。髪を濡らす意味と同時にメリットを説明していきます。
髪を濡らすことで、髪がまとまりやすくなります。まとまることで、カットし終わった毛も散らばらずに済みます。美容師にとっては髪を濡らす方が、切りやすくなり、掃除もしやすくなります。
そして髪を濡らすと髪が柔らかくなり、髪の毛が傷つきにくくなります。硬いものは壊れやすくヒビが入りやすくなってしまいますが、柔らかいものは吸収して壊れにくいです。髪の毛の負担が非常に少なくなるため、髪にも優しいです。
さらに、髪についている整髪料やチリ、ホコリを落とすことができます。特にシャンプーやブローをしっかりすることで、より真っさらな状態で髪を切ることができます。
髪を濡らすときの注意
髪を濡らすカットとは反対に、ドライカットというものがあります。ドライカットは、普段の状態と同じように髪を切ることができるので、長さをそろえやすいのです。
逆に濡れている状態だと、髪は切りやすいですが、乾くと髪の毛が予想よりも短くなってしまうこともあります。乾いたときの髪の長さと違いが出過ぎないように、しっかりと見極めなければいけません。
霧吹きタイプで髪を濡らす場合、お客様の顔やお洋服にかかってしまわないように気をつけましょう。メイクが取れてしまったり、お洋服を汚してしまったりしてはいけません。
どちらも組み合わせる場合
髪を濡らすカットのメリットと、ドライカットのメリットどちらも組み合わせている美容師もいるようです。お客様の髪質や、濡れた髪と乾いた髪の違いをしっかり見極めることも美容師の腕がかかっています。
お客様によっては、髪を濡らすカットが良いという方、ドライカットが良いという方、どちらのカットがいいか悩んでいる方、様々いると思います。美容師はどちらのメリットもしっかり説明した上で、お客様にとっての最適な切り方をご提案できれば、お客様との信頼感もうまれていくでしょう。