美容スペシャリストな自分になるために
美容師が飲み物をサービスする理由
飲み物を提供する美容院がもはや「当たり前」になりつつありますが、最近ではただ飲み物を提供するだけではなく、さまざまなサービスを行うようになっています。なぜ美容院は飲み物やスイーツを提供するのでしょうか。
美容院のこだわりカフェサービス
とあるサロンでは数十種類のドリンクの中から自由に選べるサービスを実施しています。
この美容院では「美しいライフスタイルを提案する」をコンセプトにしているため、提供されているドリンクは実際に購入もできるようになっており、美容師は「ストーリー性のあるドリンクを選ぶようにしている」と話します。
その他にも、ドリンクの中に入っている氷をハートや星にカットしたり、好みによってカスタマイズできるようにしているところも。
ドリンクのみならずケーキを出すところも増えており、「近くのシアトル系コーヒーショップに負けない」ことをモットーに営業している美容院も増えています。
最近では美容院とカフェが併設された店舗も
最近増加中のカフェと美容院が併設された店舗では、経営面と提供できるサービス面とで相乗効果が生まれています。
美容院のみではヘアスタイルでしかライフスタイルの改革をできませんが、カフェも併設されていると、食事の提供やスペースを活用したイベントの実施もできるので、多角的なアプローチができます。
「行ったことの無い美容院に入るのは緊張する」というお客様の場合、カフェと併設することで行きやすくなるので、お客様の層を広げられます。
なぜ美容院はカフェ化するのか
このように美容院はカフェ化していますが、全てお客様をもてなすために行っているサービスです。
カットやパーマ、カラーリングをしているときなど、お客様には施術中必ず手すきになる時間があります。このときにドリンクやケーキの提供があれば、その時間をより快適に過ごすことができ、満足度のアップにつながります。
中には「あのドリンクを提供してくれるから美容院に行く」というお客様もいるため、ドリンクやケーキのサービスを行っている美容院では、そのことを明記するとより集客できますよ。
食品衛生法に注意
食品衛生法とは医薬品や医薬部外品以外の口に入れるものについて定められた法律で、飲食店は必ず営業許可を取得しなければなりません。
美容院でのドリンクやケーキの提供はグレーなところがあり、お客様に無料で提供する分には問題ありませんが、それを販売するとなれば取得する必要があります。
もし許可なく販売した場合、罰金刑や懲役刑になるので注意しましょう。
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飲み物のサービスで美容院はより居心地のいい場所に
飲み物やスイーツを提供する美容院が増えていますが、このサービスはお客さまの心をガッチリつかみ、より居心地のよい場所に変え、美容院を経営面でもサービス面でも変えます。
「飲み物を提供すると元が取れない」という経営者の方も、数十円からドリンクを提供できるサービスもあるので、活用してみましょう。
お店で飲食物を提供するときは「食品衛生法」に気をつけなければなりませんので、不安であれば一度管轄の保健所に相談し、法律に引っかからないか確認しましょう。
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