サロンのオーナーの場合、美容師とともに良いサロンを作り上げていくには、目標設定が必要不可欠です。今回は目標設定をする意義から目標の種類、美容師やスタッフへの目標の共有方法などを紹介します。
目標設定する意義とは
そもそも、なぜ目標設定するのでしょうか。
目標設定を行うことによって具体的な行動計画を立てられるため、やるべきことがわかり、暇な時間をなくすことができ、一生懸命になります。そのため結果的にビジネスの前進や拡大につながります。
例えばですが「10日までに1000人にDMを送る」という目標を立てたなら、
- 送り先の情報収集
- ターゲット層選定→レター作り
- DM代行業者への委託
などのアクションが思い浮かび、これらを行うだけで現実を前に進めることができます。オーナーだけではなく美容師も目標設定をし共有することで、サロンの方向性が明確になり、有意義で的確な仕事ができるようになります。
目標には結果目標と行動目標がある
一口に目標といっても結果目標と行動目標の2つがあり、結果目標は「1000万円の売り上げを作る」や「50人の新規顧客を作る」などといった結果を目標にします。
行動目標では「40人にビラ配りをする」「広告を30万円分出す」などの行動量を目標にします。
結果目標は自分の行動だけではなく周りの環境も関わってくるので、不確定要素が多いですが、新しいやり方を模索するようになるので、ビジネスオーナーにはこちらのほうが向いているかもしれません。
行動目標は自己管理が徹底的に求められ、自分を言い訳できない状況に追い込みます。するべき行動は明確に決まっており、淡々とその行動をすればよく、結果は後からついてくるという考え方です。
結果目標では何をすればいいかわからなくなるオーナーなどに向いているでしょう。
美容師には結果目標を共有し、行動目標を達成させよう
美容師の場合、結果目標を共有することで意義を見出し、行動目標を達成させるといいでしょう。
美容師はお客様の髪をカットしたり、お客様に対応することを仕事にしているため、結果を意識させるより目の前の行動をこなしたほうが、結果を出しやすくなります。
ただ、美容師に何かしらの目的があってビジネスのことを学ばせたいのであれば、行動目標ではなく結果目標を達成するよう呼びかけ、その中でやり方を教えましょう。
サロンオーナーなら目標設定は必須
サロンオーナーの中にはこれまで「ヘアスタイルだけやってきた」という人も多いかと思いますが、自分のサロンを持つようになるとビジネスを先頭に立って引っ張っていく立場になるので、必ず目標設定をしましょう。
オーナーが努力しなければ美容師は生活していけませんし、自身も生活していけません。
これからサロンが増える時代、生き残っていくためには自己の向上も行いながら、様々なビジネスのコツを学ぶことも必要です。