「美容師は会話上手でなければダメ」だと思いがちですが、無口な美容師には無口な美容師の強みがあり、それは仕事をする上でメリットになります。
お客様から見た無口な美容師の良さを知り、無口な美容師なりの戦い方を知りましょう。
会話が苦手なお客様から指名される
美容院に通う人の中には「雑談が苦手」、「美容院にいるときは他人と話したくない」という人もおり、実際ネットで「美容院 話したくない」と検索すると、「人見知りでも美容院で快適に過ごす方法」を紹介したサイトがヒットします。
こうした検索ワードで検索するお客様は、おしゃべりな美容師より無口な美容師のほうが気楽だと考えているので、比較的簡単に気に入ってもらえて指名を獲得できます。
さらに次に美容院に行くとき、「別の美容師を指名したらおしゃべりな美容師に当たるかもしれない」「前回と同じ人なら安心」と考えるので、無口な美容師は対口下手なお客様にとって安心できる人なのです。
メリット2、自分の時間を過ごしたいお客様から指名される
美容院であまり会話をしたくないと思っているのは人見知りのお客様だけではなく、下記のようなお客様も同じです。
- じっくり雑誌を読みたい
- 寝たい
- 自分の時間が欲しい
こうしたお客様は必ずしも会話をしたいわけではないので、おしゃべりな美容師でも「悪くはない」と考えていますが、無口な美容師のほうが好都合なので指名を取りやすいです。
技術を重視するお客様から指名される
他の美容師が雑談力を鍛えている間、「自分は会話ベタだと理解している」または「それを割り切っている」方であればその他の技術面を集中的に鍛えられます。
すると、技術力重視のお客様は会話力よりも上手かどうかで美容師を指名するので、そうしたお客様から指名されることも多くなるでしょう。
美容室は会話するところではない
そもそもですが、美容室は髪をカットやブローなどによってキレイにするところであり、他人と会話をする場所ではありません。
もちろん美容師とたくさん話したいという人もいますが、少し口下手でも技術力があるほうがいいというお客様も多いです。
無口な美容師でも十分戦える
美容師に来店されるお客様は全員が全員他人としゃべりたいと思っているわけではないので、無口な美容師は美容院につき1人はいればとても心強いでしょう。
それに加え無口な美容師は自分の強みと弱みがハッキリしているので、他の美容師が苦手なところを鍛えている間に自分の強みを徹底的に鍛え、人気美容師になることも不可能ではありません。
「美容師は会話上手でなければ人気が出ない」「無口な美容師には需要がない」と考えてしまいがちですが、決してそうではないことを覚えておきましょう。