美容スペシャリストな自分になるために
儲かる美容師になるには
儲かる美容室と儲からない美容室の違いはどこにあるのでしょうか。この記事では、儲かるポイントや、儲かる仕組みについて簡単に説明していきます。今経営している美容室が上手くいっていない場合にはその理由も見えてくるかもしれませんので、是非参考にしてみて下さい。
リピーターを増やす
リピーターのお客様を増やすことは、儲かる美容室を作る上では当然のことです。美容師の技術力はもちろんですが、美容師の性格や接客も大切で、お客様にとっては美容室を選ぶポイントになります。中には、美容師が移転した場合、その美容師がいる美容院についてくるリピーターのお客様もいらっしゃいます。
このようにリピーターのお客様をしっかり増やすためには、美容師はたくさんの努力をしなければいけません。お客様の好みを覚える、ダイレクトメールをこまめに送るなど、美容師とは直接関係の無い部分までもしっかりと対応しなければ儲かる美容室は作れません。
クーポン券や初回限定価格などで、通常価格20パーセントオフや半額といった、かなりお手頃価格でカットをしてくれる美容室もあります。しかし、この安さにつられてきたお客様のハートをがっちりつかみ、通常価格でも来てくれるようにしなければいけません。そうではないと、初回を重ねられてお客様がつかずに、儲からない美容室になってしまいます。
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美容室でヘアケア用品を買ってもらう
美容室には、サロン専用のシャンプーやトリートメントといった、ヘアケア用品の販売も多く行われています。普通のドラッグストアでは売っていない場合もあるので、少々お高いのですが、気にいるとつい買ってしまいます。
実は美容室で一番かかっていない経費というのは、材料費です。これは、カラー染料やパーマ液、トリートメントであり、これをたくさん売ることで儲かる美容室が作れます。反対に、たくさんのお金が必要になるのが実は人件費や光熱費など。美容室は美容師免許を持った美容師がいないと成り立たないものなので、人件費はどうしても削ることができません。
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お客様が1日10人来ているとしても、美容師が2人で対応していたら儲かります。ですが、1日20人来ているとしても、美容師が10人で対応していたら儲かりません。一人経営や完全予約制でまわしている美容院やサロンが多い理由もそこにあります。
独立開業した方が美容師は儲かる?
アシスタントを経験し、スタイリストとして技術を磨いたあと、開業して自分のサロンを持ちたいと考えている人も多いよう。一般的に「独立・開業した方が美容師は儲かる」と言われていますが、実際の給与事情はどうなっているのでしょうか。
美容室を開業すると、自分がオーナーになるので自分の給料は自分で決めることができます。ですが売り上げから税金や経費、他スタッフの給料などを引いた額になるため、スタッフ以上に売り上げ額に左右されるのが実情。そして、高収入が見込めるのは経営が軌道に乗ったあと。つまり開業する時の資金だけでなく、経営が軌道に乗るまでにかかる経費のことも考慮して独立・開業するかどうかを考えなければいけません。
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では、経営が軌道に乗ったあとの収入はどの程度なのでしょうか。もちろんサロンの規模や立地によって変動もありますが、1,000万円に達することも。経費や人件費を抑えたり、多くの集客をするなど経営の仕方によっては数千万円の年収を稼ぐオーナーもいるそうなので、驚きですよね。
面貸し・業務委託の美容師は儲かる?
「面貸し」とは、美容師にサロン側が鏡や椅子などを含めた一部スペースを貸し、そこでお客様に施術を行うというシステム。時間当たりの使用料や、場合によっては薬剤費や光熱費を支払うこともあります。また「業務委託」とは、サロンに雇われた従業員としてではなく、サロンと同等の立場で契約を結んで働くこと。ちなみに業務委託で働く際には「個人事業主」としての書類を提出する必要がある、といった特徴もあります。
収入システムに関して説明すると、「面貸し」は美容師が自分の売り上げの中からサロンにお金を支払う必要がある働き方。それに対して「業務委託」はサロンの売り上げから自分への給料が支払われる、という働き方なんですね。
「面貸し」も「業務委託」も、開業したいと考えている美容師が利用することの多いシステムです。基本的には働く時間や日にちも自由に決めることができるため、経営についての勉強など開業の準備を進めながら働けるのが特徴。また勉強するだけでなく、経営資金を集めることができるのも大きな魅力です。
経営費用を貯めるとしたら、収入面も気になるところですよね。「面貸し」も「業務委託」も、自分の売り上げに対する還元率が50%前後となるケースが多いよう。しかし最近では100%還元の面貸し美容室なども登場していて、より選択肢が幅広くなっているのですね。
技術だけでは儲からない
美容師は技術や腕がよくても、儲かる美容室が作れるというわけではありません。経営の観点から儲かるポイントや仕組みをしっかりと考えなくてはいけません。儲からない美容室にならないためにも、接客や商品販売にも力を入れてみるといいでしょう。
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