美容スペシャリストな自分になるために
美容師のずる休みの対処法
イライラしてしまったり、時には心配をしてしまう後輩などのずる休みについてどのような対策法をとっていますか。美容師業界は年代が若い人達も多く仕事に対する責任感が薄いなぁと感じることもあります。
そこで、ずる休みに対する対処法を誤ってしまうとこれからの人間関係や仕事内容に問題を残してしまうこともありますので参考にしてください。
美容師としての目標を失っていないか
ずる休みをする人は今、美容師になろうと決めた頃の思いや夢、突き進んでいく目標を見失ってはいないのか、話をしてみましょう。
もしかすると、今プライベートで気になることがある、悩みを抱えているということも考えられます。
美容師として仕事に取り組むことが出来ない状態であるならば、有給を使ったりシフトを調整してまとまった休みを与えるという対処法も試すことができます。
同僚としてお店として今の状態に対して出来ることがあり、その事によってずる休みをする環境をなくしてあげることも可能な方法です。
すると本来の美容師としての目標を思い出し、すっきりした気分で仕事に取り組める環境を手に入れられます。
誰かに迷惑をかけていることはしっかりと伝える
ずる休みをしてしまったこと、この事がどうしていけない事なのかについてしっかりと話をすることで、これからのずる休みの防止策にもなります。
美容師として働く人は専門学校などからすぐに業界で働き始める為に、案外世間知らずなところがあったりするのです。
「これくらいのことは当たり前だよね社会人として」、ということでも無知な部分があります。
しかし、美容師を目指して必死で勉強してきた彼らですから話をして分からないことはないはずです。
ずる休みをすることでお店が上手く回らないということと合わせて、「あなたを待っているお客様もいる」ということを伝えましょう。
軽い気持ちでずる休みをしてしまう弱い自分をきっと恥じて、これからは人としても美容師としても立派に成長させることができます。
対面で誠意を持った対処法を
ずる休みをして困っている人がいる、これはお店としても切実な問題です。
しかし、悪いことだと怒鳴って改善を求めても真の改善にはなりません。
怒られるからしない、どうせずる休みをしないようにするならば大人として成長をさせてあげましょう。
メールや電話でなく対面で、誠意を持ってきちんと思いを伝え話をして頂きたいのです。
美容師としての成長をまだまだ期待出来る彼らだからこそ、納得した上での対処法による解決を望んでください。
新人美容師を“ずる休みしない”ように育てる方法― モチベーションを維持する
新人美容師が仮病などを使ってずる休みするのは由々しき問題。もちろんその都度注意することも必要ですが、ずる休みしないように新人を教育していくことも大切です。
そのためにまず意識するべきなのが「モチベーションを維持する」という点。そもそもなぜ美容師が欠勤をするのかといえば、職場に行くことを負担に感じているからでしょう。入社したばかりの頃はアシスタントとして下積み期間を送るため、カットなどを任せてもらうことはできません。未経験だった場合にはほとんどできる仕事がない状態からスタートし、シャンプーやカラーリングといった補助的な業務を任せられるようになっていきます。ですがアシスタント時代には、もしお客様を満足させることができても仕事の成果はほぼスタイリストの手柄になってしまうもの。「想像してた仕事と違った…」と失望して、モチベーションが下がる人がいるのも当然ですよね。
そこで重要なのは、新人美容師が楽しく働けるようにすること。「美容師は楽しい仕事なんだ」という気持ちを失わないように、業務を覚えるたびにきちんと褒めるのがおススメ。とくに美容師は技術職なので、尊敬できる先輩にスキルを褒めてもらえればモチベーションがアップするという人が多いようです。
また早いうちから実戦的な業務に関わらせることも、モチベーションを維持するためにはとても重要です。お客様と直接やりとりをする機会があれば、「もっと喜んでもらいたい!」と思って練習にも身が入るかもしれません。
新人美容師を“ずる休みしない”ように育てる方法― コミュニケーションをとる
美容師の世界は上下関係がはっきりとしていることで有名。サロンでは勤務年数のほか、スタイリストやアシスタントといったランクによっても上下関係が生じます。そこでは一人前になるまでしっかり面倒をみてもらえるというメリットがある一方、人間関係を苦痛に感じる人が出るというデメリットも。
新人美容師にとって同期はライバルなので、先輩の人当たりが厳しいと孤立してしまうこともあるようです。そこで新人美容師が抱きがちなのが、「仕事のことで相談できる相手がいない」という悩み。ずる休みもそうした背景から生じている可能性があります。
実際に新人美容師の体験談として、「最初は体調が悪くて休んだのにその後出社しにくくなってずる休みしてしまった」「休みたいと言い出せなくて、結果的に無断欠勤してしまった」というケースがあるようす。仕事では厳しく接する必要があるかもしれませんが、意思疎通ができていないと職場の人間関係を築くことは難しいでしょう。未来の美容師を育てるために、時には歩み寄ってあげることも大切ですよ。
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