サロンでお客様からカラーやパーマについての質問をされて、やばい知らない‥と焦ってしまったことはありませんか?お客様にとって美容師は専門家。もちろん知っていると思って聞いているので、きちんと答えられないと恥ずかしいだけではなく信頼を失ってしまいかねません。今回は美容師なら知っておくべき雑学や豆知識をいくつかご紹介します。
パーマってどういう意味?
もしかしたら一回は聞かれたことがある質問かもしれませんね。「パーマ」とは「パーマネント」の略で「永久、半永久的」という意味があります。
サロンで行うパーマは、一度洗っても効果がなくならないという意味で「パーマ」と呼ばれるようになりました。また、洗っても髪の波(ウェーブ)が維持されるということで、「ウェーブ」と呼ばれるようになったという説もあります。
シャンプーはどうやって選ぶべき?
お店のシャンプーが一番です!と言いたいところですが、「市販のもので」と限定されてしまった時はどのように答えるべきでしょうか?
まず①洗浄力と低刺激性が大切です。髪や頭皮についた汚れを落とす洗浄力はとても大切ですが、洗浄力だけ強すぎると今度は頭皮への刺激が強すぎて必要な皮脂まで奪ってしまいます。そうするとパサつきや乾燥性のフケの原因になってしまいます。
次に②泡立ちの良さでしょう。泡立ちがよくきめ細やかな泡は髪の毛と髪の毛の間に馴染みやすく、汚れが落ちやすくなります。また、泡立ちがよいと髪の毛同士が擦れてキューティクルが損傷してしまうのを防いでくれます。
市販のトリートメントとサロン専用トリートメントは何が違うの?
市販品とサロン専売品トリートメントの成分を比較してみると、市販品に多く含まれる成分は化学合成成分のシリコンなど質感重視のコーティング剤が多く含まれている傾向にあります。
一方サロン専売品トリートメントはオーガニック素材の成分を中心に配合し、内部補修を促す効果が高い傾向にあります。
つまり、多くの市販品トリートメントはリンスと役割が近く、洗い上がりのツヤやサラサラ感、しっとり感を増やす効果が高いといえます。反対にサロン専売品は髪の内部補修が主目的で作られていることが多いと言えます。
どちらの方が優れているということはないので、お客様の目的に合わせて選んでいただくようにしましょう。
ヘアカラーの持ちを良くするためのコツは?
コツは大きく3つあります。
ヘアカラーや、アイロンなどの回数を減らすこと。
まず、毎回毛先まで染めていた方は2回に1回は根元の伸びた分のリタッチだけにするなどのダメージの回数を減らすことが大切です。アイロン温度は低めに設定し、使用頻度も減らしましょう。
シャンプーの時はぬるま湯がおすすめ。
熱いお湯はキューティクルの開きが大きくなり、髪内部のカラーが外に流出しやすくなってしまいます。
濡れたまま放置するのは厳禁!
濡れている状態ではキューティクルは開いているため、この間に髪が擦れたりするとダメージや色落ちが起きてしまいます。
関連記事:健康な髪には欠かせないキューティクルとは
まとめ
いかがでしたか?この他にも美容師が知っておくべき雑学や豆知識はたくさんあります。いざという時に焦らないように、普段から情報収集したり、サロンの定例会で話題に出して皆で共有しておきましょう!
また、ニュースや流行りの髪型、メイク、美容について幅広く学んでおくと会話の引き出しも増えますよ。