お客様に送信する営業メールを上手に活用すれば、お店の売り上げアップが期待できます。今回はタイトル、構成、文章の書き方、送るタイミングに渡るまで、営業メールの書き方を一から紹介します。
営業メールの書き方
個性を出すのはもちろん大切ですが、まずは基本にかえって書き方を確認しましょう。
タイトル
長すぎても短すぎてもお客様は読む気を起こしません。頭を使わず一瞬で理解できるようにするため、文字数は12〜14文字程度に収め、少しだけ興味を引かせるような言葉を使いましょう。
構成
基本的にはシンプルなものでOKです。
- ???様ありがとうございました
- お客様との会話で出てきた話題を気にかける
- 髪の毛に関するアフターケア
- 「???様に会えることを楽しみにしている」という趣旨の文章
- 担当の美容師名(名字、フルネームどちらでも可)
その他
文章の書き方は相手の性別や年齢に合わせましょう。同年代のお客様には気軽な感じで、恒例のお客様には丁寧な感じの方が好まれます。
送るべきタイミング
お客様の状況に合わせて送るタイミングを考えましょう。
お客様のお誕生日、クリスマス、お正月などの記念日
節目ということでメールを送りやすいですし、「お誕生日プレゼント」「クリスマスプレゼント」「新春サービス」などといった言葉を使って、来店特典を用意しやすいです。
お客様が来店した直後
美容室に行ったことが思い出され、強く記憶され、次回以降も来てもらいやすくなります。保証サービスがあるならそれを紹介し、ないのであればお礼に徹しましょう。
失客したとき
お客様が美容室に行かなくなった理由はさまざまですが、全くの新規客を開拓するよりは簡単です。「そろそろメンテナンスをしませんか」と気づかせるメッセージを入れたり、来てもらいやすい雰囲気を演出しましょう。
メールを送るときの注意点
美容師の中には”その気がある”とお客様に思わせ、指名を増やす人もいますが、「あくまでも営業メール」だと思わせましょう。
お客様にその気がなければ不快な思いを抱かれるだけですし、一気に信用を失います。
具体的に以下の3つを徹底しましょう。
- お店のメールアドレスで送る
- お客様のヘアスタイル作りに役立つ内容をメインにする
- こちらのプライベートの話はしない
お客様とのメールなので、堅苦しさはないほうがいいですが、ですます調を心がけたり、「Re:」を増やしすぎず、引用するときは引用マーク(「<」「<<」)を使用したり、最低限のビジネスマナーと読みやすさは保ちましょう。
営業メールは上手に活用しよう
もちろん美容室内のサービスだけでも十分お客様は満足しますが、営業メールが上手だとさらに満足度が上がり、またお店に来てもらいやすくなります。
最初は難しく考えがちですが、取引先や上司にメールを送るときの丁寧さを少し崩し、お客様目線に徹底的に立てば良い営業メールが生まれるので、まずは1つ作ってみましょう。
それを繰り返すことで徐々に営業メールの効果が上がってきます。