今の日本では、IT技術が発達しロボットや人工知能が様々な仕事の分野に参入しています。
人工知能やロボットが増えて、人間の仕事が減っていくという可能性も示唆されており、美容師の存在意義を改めて考える必要があります。美容師に出来ること、ロボットや人工知能が出来ないことは、何があるでしょうか。
ロボットが仕事をする時代に?
様々な職業の実態やデータに基づいた研究が行われました。その結果、人工知能やロボットが日本の労働者の代わりになる可能性が高いという驚くべき結果が出ました。詳しい値は、日本の労働人口の約49パーセント、半分近くという値が出ています。
これは、非常に便利な世の中にもなりますが、恐ろしいことでもあります。将来、人工知能やロボットに仕事を支配されてしまうのでしょうか?しかし、この人工知能やロボットができない仕事もあります。
人工知能やロボットが代わりになる可能性が低い職業の中に「美容師」が含まれているのです。実際に、髪を切るだけのロボットは開発されました。しかし、日本で実用化されるまでには至っていません。
美容師に出来てロボットに出来ないこと
どうして、ロボットは美容師の代わりにならないでしょうか?それは、美容師にはクリエイティブで新たなものを生み出す創造性と、コミュニケーション能力が必要だからです。
創造性
美容師の大切な業務の一つにカウンセリングがあります。これは、髪を切る前に頭の形・髪質・毛量を見極め、その人に似合う髪型を作ります。
しかし似合う髪型を作ればいいというものではありません。お客様の希望や好み、トレンドなども考えながら、ヘアスタイルを作っていきます。カリスマスタイリストがいるように、この美容師が良いと指名するお客様も多くいます。このように、美容師個人がもつ創造性や才能がとても重要となってくるのです。
接客とコミュニケーション能力
美容師は、お客様と会話をすることで、その人の雰囲気やイメージを捉えていきます。さらに、そのコミュニケーションの中で髪型が決まっていくこともあります。
美容師にとってロボットの力は必要無いのか
美容師の完全なる代わりとしてロボットを使用する可能性はかなり低いと言えます。しかし、ロボットが美容師業界に参入しないと言い切れるわけではありません。
IT化技術は発達し、さらに美容師の人手不足が叫ばれています。もしかすると作業的なタスクとして、美容師がロボットの補助を必要とする時代が将来訪れるのかもしれません。
美容師がロボットとの差別化をはかるためにも、美容師にしか無い強みをより高めていく必要があります。