昨年から人気を集めている「グラデーションカラー」ですが、お客様からグラデーションカラーの施術はどのように行うのかという質問されることも多いと思います。そこで今回は、グラデーションカラーのやり方や、綺麗なグラデーションを作るために重要なポイントなどをご紹介していきます。
グラデーションカラーのやり方
グラデーションカラーのやり方は次のようになります。（毛先をアッシュ8、中間をアッシュ6、根本を地毛の黒）
- ブリーチ
- シャンプー
- カラーオン
- 放置～仕上げ
初めにブリーチを行います。ブリーチをすることで、最近流行りの透明感のあるグラデーションを入れることができます。ブリーチは、毛先にブリーチ剤をしっかりと乗せて、中間はコームでブリーチ剤を伸ばしてぼかすように塗布します。
毛先がアッシュの8よりも2トーンほど明るくなったら、一度シャンプーをします。シャンプーをするときに、なるべくブリーチ剤が伸びないように素早くシャンプーをするように心がけてください。
ブリーチをした髪の毛を乾かしてカラーオンします。このとき、毛先「アッシュ8」、中間に「アッシュ6」を入れてください。中間～根元には、トリートメントなどを付けて、カラーが伸びないようにしておきましょう。
カラーオンしたら、反応が終わるまで約20分放置します。20分経ったら、カラーの入りを確認して、しっかりと染まっていたらシャンプーをして完成です。
「アッシュ8」の場合は、ストレートの状態ではグラデーションがしっかりと入っているかは分かりづらいですが、コテを使い巻いてみると、綺麗にグラデーションが入っているのを確認できます。
綺麗なグラデーションを作るポイント/h2>
グラデーションを綺麗に入れるポイントは、塗布量と放置時間をしっかりと見極めることです。塗布量は特に、ブリーチをするときに重要です。
ブリーチ剤を塗布したときに、毛先の塗布量と中間の塗布量に、明確な差がないとカラーオンした際に、中間～毛先までのアッシュの反応にも差が出ないので、中間～毛先が明るくなりすぎてしまい、ツートーンのようになってしまうので注意してください。
放置時間に関しては、毛先だけではなく、中間もチェックするようにしてください。中間はブリーチ剤をぼかすくらいにしか入れていないので、染まりにくいです。少し焦ってしまい、反応中に流してしまうと、染まってないという結果になってしまうこともあります。
しっかりとカラー剤の反応を見ながら最低20分は放置するようにしましょう。
グラデーションカラーはとても強い武器になります
グラデーションカラーは、ベテラン美容師でも苦戦する施術です。なぜなら、今回ご紹介したような手順を踏んでも、髪質により反応が大きく異なることがあり、反応が異なると、それに合わせて対応をしなければならないからです。
しかし、グラデーションカラーのやり方をしっかりと勉強し、綺麗なグラデーションを入れられるようになれば、美容師にとってとても強い武器になります。みなさんも、ぜひグラデーションカラーを綺麗に入れられるように練習を重ね、カラーの得意な美容師を目指してみてください。