1日中立ちっぱなしで仕事をしている美容師は、脚の疲れを特に感じることでしょう。脚の疲れを軽減するには靴選びが重要です。そこで靴選びのポイントとインソールを使って、脚の疲れを改善する方法についてお伝えします。
かかとのクッションがやわらかくヒールの高さは5㎝未満
まずは、立ち仕事でつらい脚の疲れを軽減するために重要な靴選びのポイントをご紹介します。
立ち仕事でも疲れにくい靴選びのポイント
- ヒールの高さが5㎝未満の靴
- かかとのクッションがやわらかい靴
- 甲の部分がぴったりとフィットしている靴
- 靴底のソール部分がきちんと曲がる靴
- 軽量で通気性のよい靴
女性の場合、ヒールを履いている美容師も少なくありません。しかし、脚の疲れを軽減したいのであれば、男女に関係なくかかとの高さは3㎝が理想です。この高さが、一番体重が安定しやすいのでおススメです。
ヒールの高い靴は、かかとだけでなくつま先にも負担がかかってしまいます。外反母趾の原因にもなりますので、高くても5㎝までとしましょう。また、美容師は立ち仕事といっても、ワゴンの下の方に置いてある道具を取ったり、ときにはお客様と同じ目線になるようつま先立ちでしゃがんだりと、いろいろな姿勢を取ることも少なくありません。
ですので、靴底のソール部分がきちんと曲がり、甲の部分がぴったりとフィットし、足の負担を減らすためにもなるべく軽量タイプの靴を選ぶことも大切です。甲の高さを調整できるという点では紐靴がおススメですが、カットした髪の毛が床へ落ち、靴の紐の部分にたまってしまうという欠点もあります。
手持ちの靴で脚の疲れを改善するインソール
では、今ある靴で脚の疲れを改善できる方法はないのでしょうか?おススメしたいアイテムが「インソール(中敷き)」です。と言っても、インソールなら何でもOKというわけではありません。最近はさまざまなタイプのインソールがありますので、足の状態やどんな問題を解決したいのかによって選ぶ必要があります。
土踏まずに突起がついているタイプ
血行を促進する効果が期待でき、むくみの予防にもなります。
足が前に滑るのを防ぐタイプ
ジェルを使ったタイプで土踏まずにぴったりとフィットするので、特にヒールの高い靴に合います。
つま先が薄くなっているタイプ
つま先部分が1㎜ほど薄くなっているため、インソールを使用しても窮屈に感じにくく、特にパンプスに合います。
ヒールアップタイプ
かかとの部分がカップ状になっていて、ヒールアップしてくれるため、ゆるめのソールもぴったりフィットします。
合わない靴は疲れにくいだけじゃない
立ち仕事は、血液やリンパ液の流れも悪くなり、むくみの原因にもなります。それに加え、合わない靴を履き続けていると、外反母趾や腱鞘炎なども起こしやすくなります。
とはいえ、美容師はファッションも重要です。ヒールの高い靴でオシャレに決めたいのであれば、今回ご紹介したジェルタイプのインソールを使ってみるのもいいでしょう。
いずれにせよ、美容師にとっては靴も大事な仕事道具のひとつです。靴選びのポイントを参考に、あなたにぴったりの疲れにくい靴を見つけましょう。
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