美容スペシャリストな自分になるために
作成:2017.04.26
美容師が造形心理学を学ぶと良い理由
美容師になると求められるスキルはカットやパーマの技術だけとは限りません。美容院が増え続ける現在、いかに顧客の心をつかむかがリピーター獲得のポイントとなります。
美容師の中には、より顧客の心をつかみ取れるよう、心理学を学ばれている方がいるようです。心理学の中でも選ばれているものの一つが造形心理学。造形心理学を学ぶことで、お客様によいイメージを与えることができ、またお客様の求めるものを理解し提供することができます。
美容師はどんなに技術を持っていても造形心理学を体得できていなければ職業として確立されません。造形心理学が美容師にとってなぜ大切なのか、その理由や活用術についてご紹介します。
造形心理学で愛される美容師に
まず、造形心理学を簡単にお伝えすると、目で見たもので判断したりさせたりすることです。
例えば直線は強いイメージ、曲線は柔らかいイメージを、多くの人が連想するでしょう。これは目で見た情報から、無意識に印象を感じ取っているからです。そのため造形心理学を学ぶことで、お客様へ自由自在にイメージを与えることが可能になります。
ファッションや身に着けるカラー、話し方や歩き方などを変える事で、上品で優雅な印象を与えたり、元気で気さくなイメージを与えることができます。
造形心理学を上手に使うことで、お客様に良い印象を持っていただき、愛される美容師を目指していく一つの方法となります。
造形心理学でお客様が求めるものを提供
そして、造形心理学を学ぶとお客様が求めるものをしっかりと把握し、提供することができるようになるので、美容師としての腕を大きく上げることができます。
お客様から「かわいいイメージ」や「夏っぽい感じ」といった雰囲気に関するオーダーを受けた時、それをヘアスタイルで表現するために具体化しなければいけません。
髪の色や長さ、毛先の揺れなど様々な要素が合わさった時、どのような印象になるかを計算し、尚且つそれがお客様の求めているイメージと合うものであるかどうかを判断しなければなりません。そこに造形心理学が働きます。
美容師が造形心理学を学ぶことによって、お客様の持っているイメージを形にすることが容易になり、お客様の要望するスタイルを提案することができるようになります。
最高の美容師を目指して
さて美容師が造形心理学を学ぶ必要性についてご理解いただけましたでしょうか。
美容師として活躍し、お客様に満足して頂く為にはしっかりと造形心理学を学び、身につけていかなければなりません。
技術だけの向上ではなく、センスも問われる美容師だからこそイメージや印象についての知識は豊富であればあるほど良いでしょう。引き出しを多く持つことにも繋がりますので、ぜひ造形心理学を学んでいきましょう。
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