街もカフェも禁煙や分煙が当たり前になっているこの頃ですが、労働時間の長い私たち美容師は、たった数分の休憩時間にタバコで一息つきたいという方も多いのではないでしょうか。
しかし、どうしてもそのタバコの臭いがお客様に伝わってしまう事もしばしばです。そこで今回は、どうしたらお客様を不快にさせないように、喫煙して一息つけるのかご紹介していきます。
喫煙場所
もし休憩所に喫煙できる場所があったとしても、室内は相応しくありません。室内だとどうしても煙が充満して自身の服や髪に臭いが残ってしまいます。外で喫煙所を作ることが一番煙を回避できる方法です。しかし、あまりお店の前でスタッフが喫煙している姿は印象が良くないですので、お店の裏などにスペースを作ることができるとよいでしょう。
喫煙後お客様の前に行く前に
タバコを吸わない方や禁煙中の方からすれば、その臭いはとても独特なものです。敏感にキャッチでき、しかも不快に感じます。喫煙後はいかにタバコの臭いを消すかに限ると思いますが、正直消臭剤やコロンをふっただけでは、タバコの臭いを完全に消すことは不可能です。
どうしてもフィルターのタバコがやめられないという方は、喫煙用のビニール手袋を用意するといいでしょう。実は、手に付いたタバコの臭いは石鹸で洗ってもとれず、なおかつお客様の顔の近くでとても臭いやすいのです。服や髪にも臭いが付きやすいので、レインコートなどで服をカバーできるものを喫煙用に用意し、コートを脱いだ後も念のため服や髪に消臭剤をまくことが賢明です。
思い切って電子タバコにしてみる
最近かなり浸透している電子タバコですが、煙のかわりに蒸気が出るということで、タバコ独特の臭いも確実に軽減されています。タバコとは味が少し違うので、人によっては慣れるまで時間がかかるとか、煙では無いので吸っている感じがしないと言われる方もいます。
しかし慣れてしまえば、喫煙後の消臭剤や、臭いを消すためにゴシゴシと手を洗ったりする手間が省けます。なおかつ、タバコを吸わないお客様が一番喜ぶはずです。
美容師の喫煙は”いかにお客様を不快にさせずに喫煙で一息つくか”
喫煙は体に悪いかもしれませんが、吸うか吸わないかは個人の自由です。ですがお客様に直接触れるお仕事上、吸うならマナーを守ってお客様を不快にさせないように一息つきましょう。
臭いが手や服に付いたまま接客に戻ってしまうと、それだけで大事なお客様を逃がしてしまうことはザラにあります。いくらお店が良くても、素晴らしい技術があったとしても、臭いは我慢できないものです。
しかし、なかなか休憩時間をゆっくりとる事の出来ない美容師という仕事上、タバコでリラックスを得ている方も多いと思いますので、そこはしっかりと臭いを消したり、電子タバコに変えてみたりしてみましょう。喫煙者本人にはわかりづらい、タバコの臭いの不快感。お客様の前にでる前に、非喫煙者のスタッフに臭いのチェックをしてもらっても良いかもしれません。