美容スペシャリストな自分になるために

作成:2017.04.25

美容師

美容師のレッスンノートの書き方で重要なポイント

ペンと手帳
 
アシスタント美容師がプロの美容師になるためには、日頃からレッスンノートを書く必要があります。実際に多くのサロンがアシスタント教育の一環として、サロン独自のレッスンノートなどを用意しています。今回は、そのレッスンノートの書き方で重要なポイントや、売り上げの向上を目的とした顧客管理ノートの取り扱いについて解説します。
 

美容師レッスンノートを書くときの重要ポイント

図を書く
美容師のレッスンノートを書くときに重要なポイントは、主に二つあります。始めにそれぞれのポイントを具体的にみていきましょう。
 

「失敗の結果」・「成功の結果」を具体的に書き込む

最重要ポイントは「失敗の結果」と「成功の結果」を具体的に書き込むことです。美容師という職業は、カラー剤やパーマ剤を調合し、その髪質に合わせた「結果」を重要視しなければなりません。つまり研究者のような一面を持ち合わせています。
 
カラー剤やパーマ剤を調合し、その結果どのような反応を見せたかをレッスンノートに明確に記載しましょう。これは成功したときに限らず、失敗したときの結果も書き込むようにします。失敗の結果を明確に書き込むことで、どのような調合をすると失敗してしまうのかを知ることができ、成功につながる鍵になります。
 

展開図を書き込む

すでにカットの練習に入っているのなら、展開図を書き込むようにしてください。カットのレッスンは、具体的な理論に基づいたものですが、感覚的な分野でもあります。
 
そのため全て文章でノートに書き込むのは困難です。なるべく展開図を書き込み、パネルごとにどのように引き出してカットをするのか、また、カットをするときの注意点などを書き込むと、見返したときに分かりやすいレッスンノートをつくることができます。
 

顧客管理ノートの取り扱いの重要ポイント

アドレス手帳
 
顧客管理ノートについては、このノートをしっかりと書く事でお客様の嗜好を把握でき、購買傾向に合わせて商品を勧めることができるようになるため、売り上げを向上させる結果につながります。
 
顧客管理ノートを取り扱う際の重要なポイントは、お客様の情報を担当者個人ではなく、スタッフ全体に共有し、全員がそのお客様の嗜好を把握することです。
 
そうすることで、より的確にお客様の嗜好に合わせたメニュー・店販品のアプローチをできるため、販売効率が上昇します。
 

レッスンノートと顧客管理ノートをうまく活用しましょう!

このようにノートをうまく活用することで、技術や売り上げを向上させることができ、サロンに大きく貢献できるようになります。アシスタント美容師のみなさんは、ぜひ今回ご紹介したレッスンノートの書き方を押さえて、技術向上を目指してみてください。
 
また、サロン経営者やスタイリストのみなさんも、顧客管理ノートをサロン全体に共有し、サロン全体の売上向上を目指しましょう。

Author:美プロ編集部

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