美容スペシャリストな自分になるために
傷みやすい美容師の爪のケア
カラー剤やパーマ液、毎日のシャンプーで傷みがちな美容師の爪。気づくと爪の先が割れたり二枚爪になっていたりしませんか?ひどくなると仕事中に指先がズキズキ痛んでくることも。お客様のためにも自分のためにも健康でキレイな爪をキープするための方法をご紹介します。
ハンドクリームではなく爪専用のオイルを使いましょう
ハンドクリームにも保湿成分が入っているので爪の保湿にも一定の効果は期待できます。でもそれだけでは不十分。ハンドクリームはあくまでも手の乾燥や荒れに効果がでるように作られているので、爪のトラブル解消には十分ではありません。
爪は主にタンパク質でつくられており、表面から背爪、中爪、腹爪の3層構造になっています。ハンドクリームの保湿成分は表面の背爪をケアすることはできますが、奥まで浸透させるのは難しいのです。三層それぞれに有効成分を浸透させてあげることで初めて爪を内側からケアしてあげることができます。
そのためには、爪専用の保湿オイルを使って傷んだ爪に足りない成分を効率的に爪に届けてあげることが必要です。一般的な爪用オイルは、マニキュアのような形をしており、キャップについた刷毛で爪にオイルを塗布していきます。朝晩と休憩時間ごとに1日3~5回ほど塗ってケアしてあげることで、傷んだ爪を補修し、健康な爪の成長を促進してくれます。
ネイルサロンでもよく行われるように、爪の生え際にしっかり塗り、軽く押さえてマッサージしてあげると血行も促進されるので爪の補修により効果的です。
爪にカラー剤がついてしまったらマメに拭き取ろう
慣れてくるとついつい放置しがちですが、カラー剤や白髪染めを爪につけたままにしておくとますます爪を傷めてしまいます。休憩時間には爪についた染剤を落としてマメにケアしてあげましょう。
水洗いで落ちない場合は、マニュキアの除光液、クレンジングオイルなどを使えば、染剤が落としやすくなります。少し馴染ませたあとにティッシュでふき取り、水洗いをすることで落ちやすくなります。
あまりゴシゴシしなくても大丈夫ですので、爪を傷めないように優しくなじませるようにしましょう。ただし爪に必要な皮脂までオフしてしまうため、洗い流した後は爪専用オイルを塗布して保湿しておきましょう。
マニキュア除光液もクレンジングオイルも持っていないという男性美容師の方には裏技をご紹介。
なんと、歯磨き粉やタバコの灰でも落ちやすくなります。歯磨き粉はティッシュや布にちょっとつけて軽くこすると爪の間に入ってしまった液も落としやすくなるそう。タバコの灰は吸い殻ではなく途中で落とす白い灰を水で湿らせた布などに少しつけて、染液がついた箇所を軽くふき取ってみてください。
こまめなケアとオイルの使用で爪を守ろう
いかがでしたか?美容師にとって指先は大切な商売道具のひとつ。痛みでカットやシャンプーができない、なんてことが起こらないように、普段から爪のケアには気を配りたいものです。すでに爪が傷んでしまっていても、爪専用のオイルを使えば、1ヶ月程度で元通りになるケースもあります。ぜひ試してみてください。
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