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美容師におすすめ!ポートレートでできる工夫術

カメラを構える男性
サロンの宣伝やヘアスタイルの提案の際に見せるポートレート。取り方次第でイメージは大きく変わります。今回は美容師が知っておくべきポートレートの撮り方、コツについてご紹介します。

具体的なイメージを持ちストーリーを作る


 
撮影を始める前に、表現したいイメージを明確にさせておきましょう。ナチュラルなスタイリングを強調したいのか、大人っぽいイメージを提案したいのかで光の量やモデルの表情も変化します。撮影にかかわる美容師全員が同じイメージで取り組めるようにしましょう。

ライトのセッティングはテストを重ねて念入りに


 
光の量や当てる角度は、ポートレートの仕上がりに大きく影響します。特に美容師の行うポートレート撮影は髪の毛の質感を表現する必要があるので、ツヤ感やハイライトを表すために非常に重要なポイントです。
 
照明、ボックスライトをモデルの上下に配置する場合は、上のライトを強めにすることによって、顔がはっきり映るポートレートになります。また、モデルの後ろから光を当てることにより、柔らかな印象のポートレートに仕上がります。間に挟むレフ版の位置によっても、映り込む光の量は変化します。
 
重要なのは、実際の撮影の際にテストを重ねることです。ライトやレフ版の位置を少しずつ変え、ベストな位置を探しましょう。想像するよりも、実際に撮影するほうがイメージをつかみやすいです。
 

モデルは座っての撮影が動きを出しやすい

ライトの位置を確認したら、いよいよモデルを使っての撮影です。正面、斜め、目線を合わせる、外す、など、撮り方でニュアンスはだいぶ変化します。
 
角度の変化は、回転式のイスに座ってもらい、モデル自身に回転してもらうと撮りやすくなります。地面に座っての撮影は、足の曲げ伸ばしや手の位置など、動きの多い写真を撮影することが可能になります。動きが加わると影の出る位置も変わるので、また違った印象のポートレートになります。
 
とにかく量を多く撮るのがコツです。慣れてくれば基本的なカメラの設定数値もつかめてくるはずです。
 

SNSの普及で写真の印象は重要に

サロンや美容師検索も今やスマホやSNSを使用する時代となりました。多くの文字よりも1枚のポートレートで伝えられることは多く、ポートレートの重要性は高まっています。
 
ヘアカタログも、スマートフォンで簡単に閲覧することができます。伝えたいイメージを明確にし、テストを重ねて納得の1枚を発信しましょう。

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