同じ美容師仲間や先輩が独立して自分の店を持ったら、お祝いのギフトを贈ってあげましょう。ギフトは贈る側の気持ちですが、できれば相手が喜んでくれるものを贈りたいものです。どのような物を選べば良いのでしょうか。
店の不足を補ってくれるギフトが喜ばれる
独立したばかりの頃は、まだ十分に物がそろっていません。購入するための資金を贈ってあげると、とても重宝するでしょう。商品券や図書カードなど金券で贈る方法もあります。そのまま渡すのは失礼なので必ず熨斗袋に入れましょう。現金書留で贈る時も同じです。水引は紅白の蝶結びにし、表書きは「御祝」が一般的です。
目上の人に贈るなど、現金や金券では憚られる時は、カタログギフトで相手に好きな物を選んでもらいましょう。 独立したばかりの美容師に贈るなら、インテリアや備品類を選べるカタログギフトが向いています。
店を飾る花や観葉植物を贈るのも喜ばれる
花も独立のお祝いにはぴったりです。特に定番の胡蝶蘭は、見た目が豪華なだけでなく、手入れも簡単です。スタンド花であれば外に飾れて通りがかった人の目を引きます。観葉植物も美容師には人気です。
祝い花は意外と場所を取るので、贈る時は邪魔にならないか確認した方が良いでしょう。開店当日は忙しくて飾る余裕がないので、前日までに贈るのが理想です。確実に受け取ってもらうために、相手がいつ店にいるのか事前に調べておきましょう。
赤い色は火事や赤字を連想させるので、開店のお祝いにはふさわしくありませんが、最近では赤い花を使った専用のフラワーギフトもあります。例えば白い花と組み合わせれば「紅白」になって縁起が良くなります。ただし気にする人もいるので、好みが分からなければ選ばない方が無難です。
インテリアはバックヤードで使えるものを
美容師が独立して開いた店にはたくさんのこだわりが詰まっています。サプライズでインテリアを贈っても店に合っていなければ相手に気を遣わせたり、ストレスを与えたりするかもしれません。
そこで、スタッフルームなどバックヤードで使えるものを贈ると喜ばれるでしょう。コーヒーマシンやアロマディフューザー、マイナスイオン発生機、ソファなど休憩が充実するものがあれば、よりリラックスできます。
独立に協力する気持ちでギフトを選ぼう
美容師の独立をお祝いするギフトで相手に喜んでもらうなら、事前に何が欲しいか確認するのが一番です。ようやく持てた自分の店に飾るのですから、サプライズは却って迷惑になるかもしれません。
最も喜ばれるのは自由に使える現金や金券です。物で贈るなら店を充実させてくれるものが最適です。ギフトが門出の力添えになるよう意識して選びましょう。