ヘアセットやメイク、スキンケアや脱毛など、女性だけでなく男性も変わらず美容に気を使う時代になりました。女性顔負けのメイク術や知識量には驚きを隠せません。お洒落に気を使う男性にとって、毎朝のヘアセットの出来は1日のモチベーションにも影響してくるもの。美容室や理容室でヘアセットをしてもらったように、毎朝、しっかりヘアセット出来ると良いですよね。今回は、男性のヘアセットにおける基本的な技術やスタイリング剤などの道具の使い方を紹介します。自分に合ったヘアスタイルを作れるようにしてみてくださいね!
INDEX
■ドライヤーのかけ方でヘアセットは決まる?
■ドライヤーの正しいかけ方<基本>
■ヘアアイロンの正しい使い方<基本>
■ヘアアイロンで出来る4つの技術
■ヘアワックスの正しい塗り方<基本>
■ヘアワックスの4つのNG使用例
■おしゃれなメンズヘアを紹介!
ドライヤーのかけ方でヘアセットは決まる?
普段髪の毛を乾かす時に、「乾けばいいや!」とドライヤーの温風を乱雑にかけている人も多いのではないでしょうか。中には、ドライヤーで乾かさずに自然乾燥させているという人もいる事でしょう。実は、ドライヤーのかけ方次第でヘアセットがしやすくなるのです。
髪の毛の性質上、乾く瞬間に形が決まります。温風を当てて濡れた髪を乾かしながら、手や指を使って大まかな流れを作ってあげるだけでも形を整えられますよ。そして、髪に当たった熱が冷めた時に固まるようになっているので、熱が含まれているうちに形成し冷ますといった事が必要なのです。
また、自然乾燥した後にヘアセットを行ってもなかなか思い通りの形になりません。それは、乾燥の時点でしっかり髪のクセを伸ばせていないから。ヘアセットが上手に出来るかどうかは、ドライヤーをきちんとかけられているかどうかで決まります。
ドライヤーの正しいかけ方<基本>
では、どのようにドライヤーをかければ良いのかをご紹介していきます。髪を根元から濡らし、タオルドライをしてからドライヤーを使いましょう。
【ドライヤーの正しいかけ方】
- 髪全体にコームを使ってとかす
- 温風で髪の根元や頭皮を乾かす
- 温風で髪全体を約8割程度乾かす
- サイドの髪に真横から温風を当ててボリュームを抑える
- 斜め上から前髪に温風を当てて癖をなくす
- つむじのあるトップの髪を手で持ち上げて温風を当てる
- 毛流れを作りながら冷風を当てて固定する
これで、ドライヤーは完成!乾かす時の注意としては、あまり至近距離でドライヤーを当てないことです。近い距離で熱が加わり続けると髪が傷んでしまうので、30cm程度離して使うようにしましょう。また、トップや前髪はくっきり髪が分かれてしまわないように、左右の方向から細かくドライヤーを振って使うと良いですよ。サイドを抑えつつトップにボリュームを出すのは鉄則です。
ヘアアイロンの正しい使い方<基本>
ヘアアイロンを使う時に男性の場合は特に髪が短いため、顔との距離が近くなるため火傷しないように気を付けましょう。ヘアアイロンの最適な温度設定は160~180℃と言われています。火傷の心配もありますが、高温に温められた鉄板を髪に押しあてる事になるので紙へのダメージも考えておく必要はありますね。では、ここで正しいヘアアイロンの使い方を見ていきましょう。
【ヘアアイロンの正しい使い方】
- 前髪とサイドのクセを伸ばす
- 頭の形に合わせて丸みをつける
- 少量の毛束を取ってスタイルに合わせてカールをつける
- 少量の毛束を取って外ハネも織り交ぜる
どんなヘアスタイルにしたいかによって使い方は変わってきますが、基本的にはこの形です。前髪やサイドの髪はクセがつきやすくなっているので、セットする前に一度まっすぐに伸ばす必要があります。その方が綺麗なカールをつけられますよ。また、カールの種類は内巻きも外巻きも織り交ぜる事で自然な仕上がりになります。ヘアアイロンの種類も、ロッドの細い物から太い物、ストレートアイロンなど様々な種類があるので、髪の長さやスタイルによって変えていきましょう。
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ヘアアイロンで出来る4つの技術
ヘアアイロンを使う事で、美容室帰りのようなヘアセットを楽しむ事ができます。ヘアワックスをつけるだけでは、あまりおしゃれな髪型にはならないので多少カールをつけてあげると良いのではないでしょうか。ヘアアイロンでは、様々なスタイル作りなどに役立ちます。
【ヘアアイロンで出来ること】
- クセ毛を伸ばす(ストレートアイロン)
- 内巻き
- 外ハネ
- ウェーブ
どんなスタイルでも、髪を少量ずつカールさせる事で均等に熱が伝わりやすくしっかりとスタイリングする事ができます。毛束をアイロンで掴んだ後は、2~3秒間キ-プするようにしましょう。手首を返したり丸めたりしながら、少しずつクセをつけます。
ヘアワックスの正しい塗り方<基本>
髪が乾いたらヘアワックスを使ってセットしていきましょう。しかし、ヘアワックスの塗り方によっては髪がベッタリして潰れてしまうなんて事もあります。正しい塗り方を覚えて、理想通りのヘアスタイルを作ってみてくださいね。
【ヘアワックスの正しい塗り方】
- 小豆1粒分のヘアワックスを手のひらで伸ばす
- 後頭部、サイド、トップの順に根本から満遍なくつける
- かすかに残ったヘアワックスで前髪を整える
- 手ぐしで小刻みに動かして形を整える
- 毛先に動きを出して微調整する
ヘアワックスをたっぷりつけたくなる気持ちを抑えて、小豆1粒分を目途に取り出しましょう。また、毛先にたくさんヘアワックスをつけてしまう事で重みが髪の外側にいき、形を作りにくくなります。根元から中央部分につけるように意識しましょう。ドライヤーで乾かした時のように、サイドはボリュームを抑えるようにしてトップのボリュームを出すようにします。仕上げに、ハードスプレーを吹きかけても良いかもしれませんね。
ヘアワックスの4つのNG使用例
ここでは、ヘアワックスの使い方で注意したい使用例を4つご紹介します。日頃、ヘアセットが上手くいっていないという人も、NG行為をしていないか見直しをしておきましょう。
1.ヘアワックスをしっかり伸ばさずにつけている
ヘアワックスを使う際、手のひらでよく伸ばせていないという事があります。部分的にダマになっている状態で髪につけてしまうと、白くヘアワックスがついてしまう事もあります。また、ヘアワックスがついている部分とそうでない部分があり、仕上がりもまだらになります。
2.ヘアワックスを大量につけている
「1日中、ヘアスタイルをキープさせたい!」という想いから、ヘアワックスを大量につけてしまう事もあるでしょう。しかし、それこそがヘアスタイルが長持ちしない理由のひとつ。大量につけてしまえば、重みで髪は下がってくるのです。
3.髪質に合わないヘアワックスをつけている
「流行っているからこれでいいや!」と、目についたヘアワックスを取って使っているという人もいるでしょう。しかし、髪質に合ったヘアワックスを使わないと上手くセットが出来なかったり薄毛に見えてしまったりと後悔する事に。髪が柔らかく毛量が少ない人は、細かい繊維が入っているファイバータイプは油分が多いため合いません。また、髪が硬く毛量が多い人は、伸びが悪くツヤのないマットタイプは油分も少なく合いません。一方、クリームタイプのヘアワックスは、ファイバータイプとマットタイプの中間と言われており、どんな髪質の人でも使いやすいのが特徴です。
4.濡れた髪にヘアワックスをつけている
ボリュームを抑えてウエット感のあるスタイリングをしたい時には別ですが、ふんわりしたヘアセットを目指している場合には、必ず髪をドライヤーで乾かしてからヘアワックスをつけるようにしてください。髪が濡れた状態でヘアアワックスをつけても、半日も持たずに崩れてしまいますよ。
おしゃれなメンズヘアを紹介!
男性のへアスタイルは女性に比べて短い分、美容室へ行く回数は多いかもしれませんね。どんな髪型が良いのかわからず、毎回同じヘアスタイルでお願いする人もいるのではないでしょうか。美容室での仕上がりのまま毎日過ごせれば良いのですが、ヘアセットを自分で行うとなると結構難しいですよね。自分に合ったヘアスタイルを見つけてみてくださいね。ここでは、今流行りのヘアスタイルをご紹介します。
女性にも人気のマッシュスタイル♪
大流行とも言える「マッシュスタイル」。マッシュヘアとも呼ばれ、その名の通りマッシュルームのようなシルエットが特徴です。前髪やサイド、襟足までの長さはあまり変わらず、スタイリングも簡単なのでおしゃれ男子の間で流行っているのです。男性だけでなく、女性も楽しめるスタイルですが、マッシュ男子は女性ウケも良いみたいですよ。
セットも簡単!パーマ×マッシュスタイル
自分でヘアセットをするのがとにかく苦手という人におすすめなのが、「パーマスタイル」。マッシュスタイルにパーマをかける事により、ある程度、毛先がカールしていてスタイリングもしやすいのです。カールとしては、ヘアアイロンで毎朝つけていく方が綺麗に仕上がるのですが、技術が必要なのであらかじめパーマをかけてしまう人も少なくありません。
アップバング×ツーブロックで爽やかさを演出!
男性のヘアスタイルでは、両サイドを刈り上げる「ツーブロック」も人気のスタイルです。両サイドを刈り上げて、前髪を上げる「アップバング」は爽やかな印象を与えられます。顔回りの髪がスッキリしているので、営業職などのビジネスマンにも向いているのではないでしょうか。好印象を与えられるヘアスタイルとも言えるでしょう。
ヘアスタイルは、人の印象も大きく左右する大切な部分です。就職をする時や結婚式などのお祝い事、あらゆる場面で自分の魅力を最大限に引き出せるスタイルを見つけておきたいものですよね。男性のヘアセットに大切なドライヤーのかけ方から見直して、何度も練習を重ねてみてくださいね。