美容師として働く上で、サロンから制服が支給されるということはほとんどありません。多くのサロンが私服勤務でしょう。ただ、いつもお洒落なイメージがある美容師ですが、もちろん仕事である以上NGな服装も。
「毎日、洋服選びに時間がかかる…」という美容師も少なくないのではないでしょうか。NGな服装に気を付けながらスタイリッシュな着こなしをするのは至難の業。それでは、美容師は一体どんな服装がNGで、仕事中にはどんな服を着れば良いのかを見ていきましょう!
INDEX
■これはNG!仕事中は着用を避けるべき服装
■お客様の憧れの的!美容師の理想の服装
■スタッフみんなで服装を揃えるのも一つの手段
■お客様に愛される為には見た目の清潔感も大切!
これはNG!仕事中は着用を避けるべき服装
「美容師さんはいつもお洒落ですね!」とお客様に褒められる事もあるのではないでしょうか。お洒落に気を使っている美容師だからこそ、注意しておきたい事も。あれもこれも…と装飾してしまったりお洒落を追求し過ぎて不適切な洋服を選んでしまったりと、何事にも適度にしておくのが一番ですよ。ここでは、美容師の仕事着としてNGな服装やアイテムをご紹介していきます。
サングラス
お客様との会話も、美容師の仕事の一つ。そのため、表情が読み取りにくくなるサングラスを着用するのは避けましょう。特に、カットに集中している時やブローをしていて声が聞こえにくい時にサングラスをしていると、お客様も美容師とのコミュニケーションが難しくなってしまいます。スムーズにコミュニケーションをとるためには、サングラスをせずにしっかりお客様の目を見て会話しましょう。
そもそも、サングラスとは日差しを避けるもの。「何故、室内でサングラスしているの?」と疑問に思われてしまうかもしれません。プライベートでサングラスをお洒落アイテムとして選ぶようにして、仕事中は着けないようにしましょう。
視力が悪く眼鏡をしている人も、なるべくレンズに色が付いていないものを選ぶようにしてくださいね。なんとなく声かけづらいイメージがあるので、接客業としては向いていないと言えるのではないでしょうか。カラーリングなどで細かな色味の調整や提案をする美容師なので、視界に余計な色が混ざってこないようにしておくと良いですよ。
ショートパンツ
こちらは女性美容師の場合。イスに座ってカットをしたりしゃがんで清掃をしたりすることもあるので、あまり短いパンツやスカートを履くのは避けましょう。サロンに来店されるお客様は年齢層も様々なので、あまりにも奇抜な服装をしていると驚かれてしまいます。
また、カラー剤やパーマ液が飛んで肌に触れ、肌荒れを起こしてしまう可能性もあります。そうならないためにも、ある程度肌を覆っているパンツを選ぶことが大切。
さらに、美容師の仕事は体力も必要です。1日中動き回りオフィスでパソコン業務をしているのとはワケが違います。寒いからと言ってブランケットを巻く事も出来ません。冷房の調節も簡単にいかないこともあるので、肌の露出を少なめにしておくのが無難でしょう。
胸元の大きく開いたトップス
こちらも女性美容師の場合ですが、胸元の大きく開いたトップスは控えるようにしましょう。接客中に胸元がお客様に見えてしまえば大変です!お客様としても、目のやり場に困ってしまうでしょう。お客様がご年配の女性であれば、直接注意してこられる人もいるかもしれませんね。
会話のネタにしてくれるのならまだしも、後日サロンへクレームを入れられてしまえばサロンの評判にも繋がりますし、指名を外される事も考えられます。TPOをわきまえて洋服選びをするようにしましょう。
ダメージジーンズ
膝や腿のあたりにダメージ加工されているジーンズを好む人も多いでしょう。美容室の雰囲気やコンセプトによって、そのようなカジュアルファッションが許されることもありますが、ラフに見えすぎてしまうので注意が必要です。
男性の場合、ダメージジーンズを履いているとすね毛が見えてしまう事も。脱毛サロンに通っていれば別ですが、すね毛を不快に思う人もいるので仕事中は履かないようにしましょう。そういった意味では、短パンも控えた方が良さそうですね。ダメージ加工でパンツが見えてしまっているなんてもってのほかですよ。
ピンヒール
女性の美容師の場合、ピンヒールを履いて仕事をするのはやめましょう。ピンヒールは足元が不安定になるため、カットした髪を踏んで滑ってしまうこともあり危険です。ハサミを持ったまま転倒してしまえば大ケガになりかねません。自分だけでなくお客様や同僚をケガさせてしまう可能性も少なからずあるのです。
また、細かい部分のカットをする時に、足元が不安定だと集中できません。お洒落をすることも大切ですが、技術の面でお客様に指名される美容師になりましょう!高い技術を持ち、お客様の心を読み取れる美容師になれば、地味な服装でも関係ないはずです。
サンダル
夏の暑い日には、ついついサンダルで出勤したくなってしまうものです。しかし、サンダルで素足だとカジュアルすぎて仕事には適していません。通気性が良く履きたくなる気持ちもわかりますが、お客様からどう見えているかという点で考えていきましょう。
また、素足でいることでカットした髪の毛が足元に付着します。そうなれば、集中して業務にあたれません。夏場の靴選びには気を付けましょうね!サロンによっては、靴下を履けばOKとしているところもあるようですよ。
お客様の憧れの的!美容師の理想の服装
お客様の憧れの的!ともなれる美容師の洋服選び。NGファッションアイテムを避けて上手に着こなしましょう。ポイントはカジュアルを取り入れつつも、カジュアル過ぎないこと。1点カジュアルアイテムを取り入れるのなら、その他はフォーマルな物を身に付けると良いのではないでしょうか。
たとえば…
- 「デニム」×「ジャケットor襟付きのシャツ」×「ブーツ or ローファー or スニーカー」
- 「Tシャツ」×「スラックス or チノパン」×「ブーツ or ローファー or スニーカー」
- 「スニーカー」×「ジャケットor襟付きのシャツ」×「スラックス or チノパン」
女性で言えば、肌の露出度さえ気を付けていればある程度お洒落を楽しめるのではないでしょうか。先輩スタッフに相談してみるのも一つの手段ですよ。サロンでの決まりやカラーがある場合には、しっかり守るようにしましょうね。
スタッフみんなで服装を揃えるのも一つの手段
美容師はお洒落な人が多いとは言え、毎日仕事着を考えるのはなかなか手間という人もいるでしょう。その場合は、自分たちで制服を考えてスタッフみんなで揃えるというのも一つの手段ですよ。
たとえば…
- サロン名の入ったTシャツを制作し全員で着用
- ボトムスを黒のスカートやパンツで揃える
- トップスは白のシャツ、ボトムスはジーンズなどで固定
このように完全に制服にしなくても、色を揃えたり何か一つお揃いのアイテムを取り入れれたりするだけで、統一感が一気に増しますよ。ファストファッションストアでスタッフ全員分の服を購入し、それを制服として支給するのも良いでしょう。
お客様に愛される為には見た目の清潔感も大切!
人は見た目が9割と言われるように、やはり外見の清潔感はお客様からの印象を大きく左右します。どれだけサロンがお洒落で技術が高くても、やはり担当してくれる美容師の印象でリピートをするかどうかも変わってくるもの。お客様に「もう一度このサロンに来たい」と思ってもらえるように、改めて自分の服装を見直してみましょう。
お洒落に着こなそう!と意気込むばかりに、サングラスやネックレス、ブレスレットなどを過剰に着けるのは良くありません。アクセサリーは品がある使い方をしてくださいね。そして、清潔感のある身だしなみで仕事をする事は、美容業界のみならず全ての社会人に言える事。接客業である美容師の仕事は、お客様ありきでお給料が貰えるのです。接客態度や言葉遣い、おもてなしを大切にするのはもちろんのこと、清潔感のある洋服を着て毎日業務にあたるようにしましょうね!
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