“夜メイク”とは、夜のデートで活躍するメイク方法のこと。あなたはデートに行くとき、昼も夜も同じメイクをしてしまっていませんか? 「キレイになれれば昼も夜も関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、日が出ている昼間と夜の暗い中では見え方が全く異なるんです。
夜間は光の量が少ないため、昼と同じメイクだと肌荒れが目立ったり老けて見えたりしがち。そこで、メイクをキレイに見せるためにはいくつかのテクニックが必要です。ここではそんな夜メイクのポイントについてご紹介します。
昼と夜、同じメイクだとなぜいけないの?
夜は雰囲気のあるレストランでのデートやドライブデートなど、薄暗い場所に行くことが多いですよね。そこで昼と同じメイクをしていると、輪郭がぼやけたり立体感のない顔になったりして、印象が薄く見えてしまいます。さらに暗い照明のお店では、昼は分からなかった顔のたるみやクマのような影が目立ち、老けた印象になってしまいます。そのため、暗い中でもはっきりと印象に残るメイクや、少ない光量でもイヤな影を作らずに済むようなメイクを心がけることが大切なんです。
夜メイクの特徴
夜メイクでは顔の立体感をしっかり出して、目や唇といったポイントを印象的に見せるための工夫が必要です。ここではベースメイクからポイントメイクまで、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ベースメイク
普通にベースメイクをすると、夜だとただでさえ暗いのに顔に影が落ちて疲れた印象になりがちです。そのため、薄暗い場所でも映えるように昼よりも明るめの色を選ぶ必要があります。また、光を集めたいからといってツヤ感の強いベースメイクにすると、暗い照明の下ではテカっているような印象を与えてしまうため、パール系ではなく少しマットな肌を目指したほうが良いでしょう。
ハイライト
薄暗い中で顔を立体的に見せるための大きな武器がハイライトです。おでこと鼻筋にかけてのTゾーンはもちろんですが、目の下にハイライトを入れることで目元を明るくし、顔全体を印象的に見せることができます。少し手間ではありますが、ハイライトが夜の少ない光を集め、華やかにしてくれますよ。
目元
夜メイクで魅力を際立たせてくれるのが、しっかりとしたアイメイク。夜は目元で印象が決まると言っても過言ではありません。アイシャドウにツヤ感やキラキラ感のあるラメを使用したり、アイラインやマスカラで目の縁を引き締めるのがポイントです。
口元
リップもアイメイクと同様、顔の印象をはっきりさせるため、色味の強いものを選びましょう。また、光を集めてキラキラと輝く唇にするとメイクが一層魅力的になります。ラメの入ったグロスなどを使ってツヤを出すのも、グッと色っぽさが増すのでオススメですよ。
夜メイクの方法5ステップ
1、テカりを抑えるベースメイク!
夜メイクはマットな肌を目指すと魅力的に見え、テカっている印象を避けられますが、ツヤ肌も魅力的。そこで、化粧下地には少しパール感のあるものを使い、マット系のリキッドファンデーションを重ねましょう。また、夜は目の下に影が落ち、クマが目立つので、クマの部分にコンシーラーを使うと効果的です。最後にフェイスパウダーをはたけば完成です。
2、ハイライトで立体感を出す
ハイライトはTゾーンに入れた後、目頭と目尻、小鼻の3点を結んだ三角地帯にも入れましょう。さらに顎にものせれば、暗がりでも立体感を作り出せます。メイクが完成した後の仕上げとして、さっと一はけするだけでも印象が全く違って見えますよ。
ただし、あまり乗せすぎると光の反射によってテカって見えてしまうため、 「少し物足りないかな?」というくらいでOK!
3、チークは暗い印象にならないように
目の下にチークを入れると昼間のようなかわいらしい印象ではなく、暗い印象になってしまうので頬骨に沿わせてのせましょう。色味は赤みの強いものだとけばけばしく見えてしまうので、自然に血色がよく見えるような黄色味のあるコーラルピンクなどがオススメです。
また、夜メイクに使うチークはパウダータイプよりもクリームタイプがおすすめ。パウダーよりも肌への密着力が強いため、時間が経っても崩れることなく綺麗な状態を保つことができますよ。
暗いライトの下なので、太陽の光に当たる昼間よりも、少しだけ濃く色を乗せると丁度良く感じられるはず。
4、華やかなリップメイク
リップの色は濃いめの赤やピンクなどが華やかに見えるのでオススメ。リップペンシルなどで輪郭をしっかりと描いた後、淡い色合いの口紅を全体にのせましょう。その後、はっきりとした色合いの口紅を指にとって唇になじませ、最後にツヤ感のあるリップグロスを塗れば完成です。重ね塗りすることで立体感のあるはっきりとした唇を作ることができますよ。
5、立体的な目元を作るアイメイク
ベースメイクをマットに仕上げている分、アイシャドウはラメやパール感のあるキラキラしたものを使いましょう。アイホールの目頭側は薄いブラウン、外側はベージュなど、内側から外側に向かって薄くなるようにします。内側が濃くなることで薄暗い中でも立体感があるように見えます。さらに白っぽいラメ感のあるシャドウを目尻側にのせると、うるんだような瞳を演出することができますよ。
アイラインは細めの黒いアイライナーを引き、目の縁を引き締めます。また、目尻側を2ミリから8ミリほどオーバー気味に伸ばすことで、目の横幅が広がって色っぽい目元を演出できますよ。加えてまつげはビューラーでしっかり上げた後、1度だけ塗るようにしましょう。何度も重ねて塗ってしまうとダマになり、せっかくのメイクが崩れてしまいます。アイシャドウは華やかに、マスカラは控えめに。引き算メイクを心掛けることがポイント◎
これは避けるべき!やってはいけないNG夜メイク
ここまで魅力的な夜メイクの方法を見てきました。それでは逆に、夜メイクにはあまり適さないメイク方法にはどんなものがあるのでしょうか?NGポイントをおさえて、いつもの夜メイクをレベルアップさせちゃいましょう!
地味色アイシャドウ
ベースメイクは落ち着いたマット仕様にする反面、アイメイクはキラキラと華やかに見せるのが夜メイクのコツ。
カーキや暗めのグレーなど、目元までマットに仕上げてしまっては可愛さが半減してしまいます…。昼間はマットタイプのアイシャドウを使っていたとしても、上からサッとジェルタイプのグリッターを乗せてあげるだけで、たちまち夜メイクに変身させられますよ。
ツヤのないリップ
いつもより暗い照明のレストランやバーに行くと、色味の無いリップでは血色が悪く見えてしまいます。人気色のボルドーやブラウンリップ、マットタイプのリップはNG!
また、明るい昼間にはあまり意識されない唇のダメージにも目が行きがち。夜メイクの場合は特に、ツヤ感のある唇にすることを意識しましょう。唇のかさつきが気になる場合は、唇パックを試してみても良いですね。
塗りすぎマスカラ
アイメイクを華やかにするのが夜メイクのポイントですが、塗り過ぎてダマになってしまうマスカラは絶対にNG・・・!
暗い照明の中だとまつ毛の影が頬に落ちるため、マスカラのダマ感が余計に際立ってしまうのです。いつもは重ね塗りするマスカラも夜メイクの時は1度塗りにおさえて、ボリュームよりも長さを重視しましょう。ボリュームタイプよりもロングタイプのマスカラを使うのがおすすめですよ。
雰囲気のある薄暗い店内や光量の少ない野外でもはっきりとした印象で、魅力的に見える夜メイク。昼のメイクとはかなり違うことがわかりましたね。夜メイクの方法をしっかりと覚えておけば素敵に変身することができますよ。ぜひ試してみてください♪