最近では服装だけではなく、髪型もオシャレに決めている子どもが増えてきています。母親がかわいい髪型をしていたり、テレビで見たアイドルが手の込んだ髪型をしていたりすると、それを真似したがる女の子も少なくありません。
そんなときに便利なのが、お子様の髪の毛をカットをしてくれる子ども専門の美容院です。普通の美容院でじっと座っていられない子も、キッズヘアサロンならカットが無事にできるかもしれませんよ。キッズヘアサロンやお子様カットがどのようなものかチェックしてみましょう。
キッズヘアサロンの特徴
大人のように長時間じっと座っていられない子どものカットは、危険がつきもの。不意に横を向いたり、椅子から降りようとしたりする子どもに、ハサミで傷をつけてしまったら一大事です。そこで、カット中は子どもが集中できるDVDやおもちゃを与え、そのスキに素早くカットを終えることが大切になってきます。キッズヘアサロンには、子どもが飽きずに座っていられるよう、乗り物やキャラクターの椅子が準備されていることがほとんど。また、子どもが楽しい気持ちになれるよう、内装はパステルカラーや明るい色彩でポップな雰囲気で作られています。
なお、まだ一人で座っていられない子どもは、母親に抱っこしてもらいながらカットすることも可能です。最近では、母親と子どもの二人が一緒にかぶれるケープもあるので、子どもも安心してカットを受けてくれるはずですよ。
キッズヘアサロンのメニュー
シャンプー・カット・ブローの3点セットが基本メニューです。お値段は3,500円~4,500円程度で、大人と変わらない料金設定のお店がほとんど。お店によっては親子セットでカットをしてくれたり、兄弟でまとめてカットを頼むと割引になったりするところもあるようです。また、パーマやカラーリング、縮毛矯正といった大人顔負けのサービスを行っているお店もありますが、こちらも料金は大人と変わりません。子どもだからって安くなるわけじゃないんですね。
そして、キッズヘアサロンのメニューの大きな特徴としては、七五三の着付けやヘアメイクを設けてあることです。七五三の着付けやヘアメイクは通常のカットよりも長い時間がかかるので、子どもは確実に飽きてしまいます。せっかくのお祝い事なので、子どもの機嫌が悪くなってしまわないよう、七五三の着付けはキッズヘアサロンに任せてみてはいかがでしょうか。七五三以外のお出かけ用には、シャンプーとヘアセットのみで2,000円前後のメニューを設けてあるお店もあるので、入学式などのイベントではそちらを利用する人も多いようです。
キッズヘアサロンで働くには?
キッズヘアサロンで働くには、何よりも子どもが好きでないと務まりません。子どもはいつもニコニコしているわけではないので、どんな状態になっても笑顔で接客できる人が向いています。美容師免許があれば誰でも働けますが、キッズヘアサロンで働いている人の中には、ベビーシッターの資格を持っている人もいるようです。また、七五三シーズンには着付けをする仕事もあるので、着付けの免許をもっていると役に立つかもしれません。
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有名なキッズヘアサロンをご紹介
CHOKKIN’S
関東近郊を中心に店舗展開しているキッズヘアサロンです。店舗によって違いはありますが、カラフルで子どもが喜びそうな内装になっています。車の形の椅子に座り、目の前に用意されているテレビでお気に入りのDVDを見ることも可能で、シャンプー台には小さな子どもでも安心して横になれるよう、専用のクッションが準備されています。カットが終わったらガチャガチャを回すことができるので、子どもは何度も通いたくなってしまいそうですね。
アンパンマンヘアサロン
アンパンマンヘアサロンは、横浜・仙台・神戸のアンパンマンこどもミュージアムに併設されたショッピングモール内にあります。子どもが大好きなアンパンマンが飛んでいる形の椅子が並んでいるので、それだけでも喜んでくれるはず。カジュアルスタイルからパーティスタイルまで幅広いコーディネートに対応していて、メンバー登録を済ませれば次回からは200円引きで通常カットをしてもらうことができます。2,000円以上の施術でノベルティをもらえるので、子どももきっと大満足!
ZUSSO KIDS
生まれて初めて切った髪で、「胎毛筆」を作ることができるキッズヘアサロンです。「胎毛筆」は観賞用の筆なので、実際に墨をつけて文字を書くことはできませんが、赤ちゃんとのかけがえない思い出がほしいという人にはありがたいサービスですよね。肌が敏感な子どものために、低刺激のシャンプーやヘアケア用品を使用しているのも大きな魅力です。
カットやシャンプーが嫌いで言うことを聞いてくれない子どもでも、キッズヘアサロンならきっと笑顔で施術を終えてくれるはずです。キッズ専門のヘアカタログを作っているお店もあるので、子どもの髪を切るときには参考にしてみてはどうでしょうか?