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作成:2017.06.27

美容師

水泳キャップは1枚じゃダメ? プールや海水のダメージから髪を守るための方法

プールや海水の成分で髪が痛んでしまうのを防ぐ方法をご紹介。水泳前、後それぞれの対策法と、市販のヘアケア製品以外で髪を守る意外な方法も取り上げていきます。夏にプールや海水浴へ行く予定のある方は要チェックですよ。

プールで髪が痛む原因

 


学校やレジャー施設のプールの水には、塩素が含まれる消毒剤が投入されています。塩素には強い殺菌効果があるため不特定多数の人が利用するプールでは必ず使用されているのですが、消毒剤に含まれている成分は髪を傷めてしまう原因に。プールだけでなく海水に含まれている塩分も、髪のダメージになってしまいますよ。
 
塩素が髪に付着すると、髪の水分を奪い、さらに漂白作用で髪が脱色したようになります。「水泳部の頃はいくらトリートメントしても髪質がボロボロだった」といった声もあるように、繰り返しプールに入っているとパサパサで茶色っぽくなり、見るからに傷んだ髪に。ダメージが蓄積しすぎると取り返しのつかないことになってしまうので、プールへ入ることが多い人も少ない人も早めの対策で髪を守りたいですね。

泳ぐ前に出来る対策

まずは、水に入る前になるべく髪に塩素を吸収させないための方法をご紹介します。最も簡単な方法は、水泳キャップをかぶること。水泳キャップにはメッシュタイプとシリコンタイプのものがありますが、どちらか1つだけでなく、メッシュを先に、シリコンをその上から重ねて被ることでより効果があります。
 
「水泳キャップはダサいから嫌」「髪がキャップに収まらない…」という人は、先に真水のシャワーでしっかり髪全体を濡らすだけでも髪が塩素を吸収するのを防ぐことが出来るそうです。真水を含ませておけば、後から塩素が入り込むことを防ぎダメージを抑えられるとか。プールから上がった後にもシャワーを浴びて、塩素をしっかり流しきることも忘れないようにしましょう。
 
キャップや真水のほかには、「オイルを髪に塗ったら塩素ダメージが少なかった!」と、オイルトリートメントで髪をコーティングするという手もあるようです。椿オイルや洗い流さないトリートメントなど塩素から髪を守ってくれそうなケア製品は多数ありますが、プールによっては使用できないところもあるので注意しましょう。

ダメージを軽減するアフターケア

プールから上がったらすぐにシャンプー出来れば理想的ですが、直後にしっかりシャワーしておけばケアは帰ってからでも大丈夫。シャンプーは2回に分けて、1回目は髪の絡まりをほぐすように毛先を中心に、2回目は地肌まで行き渡るように意識して洗いましょう。コンディショナーはたっぷりとつけ、その分すすぎをしっかりと行います。
 
わざわざヘアケア製品を買わなくても、家にあるもので髪をケアする方法もありますよ。まずは500㏄の水にレモンを軽く絞って入れたレモン水を髪になじませる方法。レモン水ならペットボトルに入れて持ち運びもできるため、プールから上がってすぐに使うこともできますね。レモンを使うと塩素や海水でアルカリ性になった髪を酸性に戻してくれるのですが、絞りすぎると酸が強すぎてダメージになってしまうので、あくまで料理に使うくらいの少量で大丈夫。
 
洗面器に張ったお湯に少量のはちみつを入れ、その中に髪をつけることで乾燥した髪にうるおいを取り戻すケアも。髪質に合わせて分量を調節して、しっかりすすぐことも大切ですよ。プールも海も夏の定番、アフターケアをしっかり準備して楽しみたいですね。

Author:美プロ編集部

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