ストレスやダイエットなどによるホルモンバランスの乱れや血行不良によって起きると考えられている女性の脱毛症。髪が減るとヘアスタイルのおしゃれを楽しめなくなり、「理想のヘアスタイルができなくて外出が嫌になる」と憂鬱な気持ちになってしまうことも。そんな中、円形脱毛症の女性がヘッドスカーフを開発。悩める女性たちから喜びの声が上がっています。
色鮮やかなスカーフで女性に笑顔を
脱毛症の女性のためにヘッドスカーフを開発したのは、自身も「多発性円形脱毛症」で髪を失った角田真住。病気を発症してから半年で、髪の量は3分の1程度まで減ってしまったそうです。「髪がなくても美しく、ファッションを楽しむ心弾む気持ちを持ち続けたい」という角田は、頭皮に優しいシルク材のカラフルなスカーフを開発。同じ悩みを抱える女性の役に立ちたいという思いから「Armonia(アルモニア)」を設立し、スカーフの販売を開始しました。アレルギー反応が起きづらく、頭皮に優しいシルクを使ったスカーフには「帽子はかぶり続けるのがつらい。風通しが良さそうなスカーフはいいかも!」「いいなコレ。肉体的にも精神的にもラクになる素晴らしいアイデア!」と絶賛の声が上がっています。
さまざまな髪型を楽しめる
脱毛症の人や抗ガン剤の副作用で髪を失った人向けに販売されているのが、医療用ウィッグ。医療用ウィッグはファッション用ウィッグとは違い、JISの厳しい品質検査をクリアしたウィッグです。お値段は高額になりますが、自分の毛量や髪の失い方によってオーダーすることも可能。カラーや素材を好きなように選んでオシャレを楽しむこともできます。実際に医療用ウィッグを使っている人からは、「編み込みにしたり、低めのお団子にしたり…ウィッグライフは意外と楽しい」「ファッションウィッグはズレやすいけど、医療用ウィッグは安定感がある。上からニットキャップかぶったりして楽しんでます」という声も。
また、会社によっては医療用ウィッグをレンタルできるプランを設けているところもあります。最初から購入するのに不安がある人や、とりあえず使用感を試したいという人は
利用してみるといいかも。
アイテム使いでヘアアレンジ
一部分だけ髪を失ってしまったり、脱毛症の程度が軽い場合はヘアアレンジでカバーすることもできます。ロングヘアなら脱毛している部分を隠すようにアップスタイルにし、ゆるふわなお団子やポニーテールにするのがおススメ。最近流行中のハーフアップお団子にしても素敵ですね。
セミロングやショートスタイルの人は、「分け目を変えて、ねじった髪を大ぶりなビジュー付きヘアピンで留めてカバー」「リボンカチューシャのリボンの部分で隠す。ズレないようにピンで固定!」「可愛いターバンが意外と使える」といった実例を参考にするといいかも。髪を失ってもおしゃれをする心は失わず、さまざまな工夫をしていけるといいですね。
画像出典:ヘッドスカーフ LINOLEA 公式サイト