美容師が仕事をするために必要不可欠な“ハサミ”。カットやヘアスタイルに合わせてハサミの種類を変えることも多いので、何本かを使い分けている人がほとんどですよね。でも、ハサミを変える度に収納場所まで行って取り替えるとなると、ちょっと面倒くさい…。
そんなときに助かるのが、「シザーケース」です。ハサミだけでなく、コームなどの小物類も収納できるので、取りに行く手間も減るし、時間の短縮にもなります。そんなシザーケースは種類が豊富。オシャレに携わる美容師だからこそ、ケースのデザインにもこだわって、お気に入りのシザーケースを選びましょう。
関連記事:美容師に必要なシザーケースや小物類
シザーケースにはどんな種類があるの?
シザーケースは固定する位置や素材などで種類を分けることができるので、ここでは大まかな種類をご説明します。
ベルトタイプとショルダータイプ
まずは、使う時にカラダのどこに固定するかということ。ベルトのように腰に巻きつけるベルトタイプと、ケースを肩から下げるショルダータイプの2つの方法があります。
ベルトタイプの場合は腰に固定できるので安定感がありますが、素材やケースに入れる量によっては、重くて腰に負担がかかると感じる人もいるようです。また、パンツスタイルのようにベルトループがあるなら問題ありませんが、ワンピースやベルトループがないファッションの場合には、シザーケースが不安定に。
ファッションスタイルに関係なくシザーケースを選びたいという人は、ショルダータイプがオススメ。しかし、ショルダータイプの場合はカットやシャンプーの途中に肩から落ちてしまうこともあるようです。
シザーケースによってはベルト部分を取り替えたり、調整したりすることで2つのタイプを使い分けできるものもあります。どちらが自分に合っているのかまだ分からない…という人は、2wayタイプのものから使ってみると良いかもしれません。
素材
おもに、革や合皮、キャンバスなどの布生地などが使われています。ポイントは水に強いかどうか。シャンプーやカラーなどで水に接する機会が多いサロンでは、撥水加工などをしていない素材だと耐久性が落ちてしまうこともあるので、なるべく水に強い素材のものを選んでみましょう。
シザーケースを選ぶとき時のこだわりポイント3つ
ハサミの収納
シザーケースはハサミを個別に収納できるようになっています。ここで注意しておきたいのが、ハサミが取り出しやすいかということです。せっかくシザーケースを持っていても、取り出すのに手間取っていては意味がありません。
しかし収納箇所が大きすぎると、過ってハサミが落ちてしまうことがあるので注意しましょう。
掃除がしやすいかどうか
掃除がしやすいかどうかも大切なポイント。濡れた髪やスタイリング剤がついた髪をカットしたハサミを収納するわけですから、シザーケースの中身も髪の毛や汚れがたまってきます。そのためシザーケース自体もキレイにしておく必要があるのです。
中身を全て取り外すことができてお手入れがしやすいようになっているシザーケースも多いので、長く使う場合にはお手入れがしやすいものを選んでみましょう。
デザイン
美容師という職業柄、自分が持つ物や使う物のデザインはやっぱり気になりますよね。お
客様の目に付きやすいシザーケースは、なおさらこだわりたいもの。色はもちろん、素材やカタチ、デティールなどにも注目してみましょう。
シンプルなデザインと機能性を重視したこだわりブランド
CHAOTIC ORIGIN DUB(カオティックオリジンダブ)
高品質の革を使ったシザーケース。ハサミの収納本数別で大きさやデザインが異なり、2丁用のものから6丁用のシザーケースを選ぶことができます。カラーも豊富で、シザーケースの修理や刻印などのサービスもあります。
シンプルなワークスタイルを実現するとともに、ユーザーの個性を引き立ててくれるデザインを追及しているブランド。カスタムオーダーが可能なので、ケースの形やカラー金具などを自分好みに作れます。修理にも対応してくれるので、長く使えるのも嬉しいところ。1万円台~2万円台の商品が多く、オーダー品も1万円台から作れます。
sacra
使い手のことを最大限に考え、シンプルさと使いやすさを大切にデザインされたシザーケース専門店。ケースを末永く使用できるように、使用する皮や金具にも一つ一つこだわり、日本国内の職人の手で丁寧に作られています。
2万円程の価格設定をされているものが多く、カラーやデザインも多く展開されているブランドです。一つ一つのパーツが取り外せるようになっているので、メンテナンスをしやすいのも嬉しいポイント。
dete
美容師の経験もあるデザイナー兼職人が手作りで作るシザーケース。そのためユーザーの細かな要望も取り入れてもらえることができ、1から作るフルオーダーメイドも可能。オーダーメイドの場合の価格は5万円台~とお高めではありますが、自分の思いどおりのシザーケースを手にすることができます。
やっぱり見た目も大事! 独自スタイルの人にオススメの2ブランド
Agility
シンプルでモダンかつ本当に使いやすい物というコンセプトのもとに、メイドインジャパンにこだわるAgility。一般的な袋型のシザーケースだけでなくクレープ型などのデザインに加えて、素材やカラーなどの展開も豊富。修理などのアフターサービスも万全です。
LOVe(エルオーヴイイー)
“働く女のコのためにとことんカワイイシザーケースを届けたい”という想いから作られるシザーケース。女性のためにショルダータイプを多く扱っており、カラーやデザインの種類も多いのが女子に嬉しいところ。中にはピンクのブタや猫のシザーケースなどのちょっと変わったデザインも取り扱っています。
機能性も高くて、なおかつ自分の好きなデザインのシザーケースを探すのは大変。だからこそ納得のいくものが見つかった時には、仕事でのパフォーマンスも上がること間違いなし。決して安い買い物ではなく、コロコロと買い替えるものでもないからこそ、自分にぴったりなデザインのケースをじっくりと時間を掛けて探してみましょう。